8-10月

主にwell-being研究者さんのニュース & コラムをまとめたものです。
平凡な日常が続いていくゼロ地点は、馴染み深く安心できる場所です。けれどもほんの少しだけ、何かが起きる未来への期待が欲しいそんな心理に応える “channel 0” です

※最終更新2023.11.05.11:40
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●イノベーションを生む土壌(上) 社会課題解決の先頭に立て:日本経済新聞
2023.10.31|@HitotsubashiIIR

イノベーションを生む土壌(上) 社会課題解決の先頭に立て by 軽部大・一橋大学教授

要約:
イノベーションは経済的価値をもたらす新しいアイデアの創造だけでなく、それを具現化して経済的価値を生み出すプロセスであり、この2つがイノベーションの駆動力です。イノベーションはしばしば既存の常識から逸脱し、当初は異端と見なされますが、最終的には受け入れられます。日本の経済成長が遅れている背後には、イノベーションに対するアプローチの不足もあります。スタートアップ企業の創出と支援が注目されていますが、その上場後の収益性や市場の機能も重要です。イノベーションは未解決の社会課題に取り組む姿勢から生まれ、社会課題の解決と技術力向上が相互に関連しています。

●A New Index of Perceived Job Quality in 116 Countries: Associations with Working Hours and Other National Characteristics
2023.10.24|@MohsenJoshanloo

週の労働時間は国の幸福度に対してほとんど影響を与えないか、弱い関係があります。一方、仕事の品質への認識がはるかに重要です。国際的な研究によると、労働時間と国の生活満足度との間に有意な相関が見当たりませんでした。
オープンアクセス: 116か国における仕事の品質に関する新しい指数:労働時間とその他の国の特性との関連性

「働く時間よりも、働く環境や仕事の質が幸福に重要」、ということですね!

⚫︎研究の主な目的:
・仕事における楽しみ、意味、エンゲージメント、および仕事の選択の自由に関する個人の認識を評価、知覚された仕事の質の世界的な指標作成。
・週間労働時間と知覚された仕事の質との相関を探る。16カ国からの121,207人のサンプルがギャラップワールドポールから収集され、新しい指標のノモロジカルネットを確立に他のソースからの変数も組み入れられた。

⚫︎知覚された仕事の質:
・南アメリカと北アメリカで最も高い。
・東アジア、中東、北アフリカで最も低い。
・国の文化的特性とは弱く関連。
・経験したポジティブ感情、心理的社会的な幸福、および楽観性とより強く関連。

「富の水準が高い国ほど、知覚された仕事の質の平均レベルが高い」という証拠は見当たりませんでした。週に働く時間は、国際的なレベルで知覚された仕事の質とはほとんど関連していませんでした。

週の労働時間は、集団主義的で階層的で自由の少ない国、および仕事が休暇よりも重要視されている国では長くなることがわかりました。週の労働時間は国の経済指標とほとんど関連していませんでした。

●岸田首相 所信表明演説 全文(23.10.23)
2023.10.24|@ishikun3

臨時国会が始まりましたが、おそらく日本の駅史上初めて、首相の口から「ウェルビーイング」という文言が!
首相 所信表明

最初につかまなければならない変化の流れは、「経済」です!
「経済、経済、経済」(by 首相)

まとめ:
1. 外交と安全保障の強化: 国際情勢への対応力の向上を図り、自由で開かれた国際秩序を支持する。
2. 経済の再構築: 持続的な賃上げや供給力の強化を実現し、経済の変革を促進する。
3. 社会変革と課題への取り組み: 憲法改正、旧統一教会の問題、デジタル化、少子化対策など、多くの課題に具体的な取り組みを約束。
4. 国内のさまざまな取り組み: 障害者の雇用、認知症ケア、ロボット技術、技術力、AIなど、日本国内のポジティブな動きを強調。
5. 希望と誇りのメッセージ: 日本人の力と誇りを前向きに強調し、ウェルビーイングの向上を含め国民の協力と理解を求める。

●明日は今日より
2023.10.24|@ishikun3

ついに!

持続的な賃上げに加えて、人々のやる気、希望、社会の豊かさといったいわゆる「ウェルビーイング」を拡げれば、この令和の時代において再び、日本国民が「明日は今日より良くなる」と信じることができるようになる。

日本国民が「明日は今日より良くなる」と信じられる時代を実現します。

首相(& 善樹先生)の約束する未来!!!

●われわれは生かされている
2023.10.23|@ishikun3

伝統は、守るもの。
・・・という考えとは別に、
(われわれは)伝統に守って頂いている
という感覚で生かされていきたい。

●都道府県で共創する未来〜ウェルビーイング政策に関する優良事例の共有と連携強化〜 東京財団政策研究所
2023.10.20

📝石川善樹先生 基調講演
客観:誰から見ても明らかなもの
主観:グラデーションがあるもの

   体験…直感的(ネガ⇆ポジ/変動しやすい)
  /
主観—評価… ↕︎  (よい⇆悪い/比較的安定)
  \
   意味…理性的(ある⇆ない/ユーダイモニア)

主観の例:
・体験→楽しい
・評価→75点
・意味→人生観への影響

            人生の目的と一致
         75点<
   楽しかった<   人生観に影響しない
映画<      25点
   眠たかった

📝富山県知事 新田八郎氏 × 宮田裕章先生対談
Q 宮田氏:ウェルビーイングは成長経済にとって根本から問い直すことから生まれました。トレードオフもある。例えば、都市化がウェルビーイングを下げる、ウェルビーイングと経済がぶつかる場面もあるのでは(もちろん相乗効果もある)?例えば、橋をかけたらウェルビーイングが下がる場合もある。逆も然り。

A 新田氏:まだ調整を始めて1年半、深刻なフリクションは起きていないが、今後そんな局面もあろうかと思う。

●「創造性」で切り拓くはたらく人の未来
2023.10.13|@nagayaman

アドバイザーとして協力しているリコーが行った創造性に関する日米サーベイの結果が興味深いです。他所で日本人は社会人以降学ばないという結果が出ていますが、創造性についても似たような結果でした。米と比べ、創造性に関する意識も低ければ、会社も支援しないし、自分も何もしないという結果です。

「創造性」で切り拓くはたらく人の未来「レポート」

日本は常に控えめな回答傾向なので、日米比較が成立するのかという反応がありました。本来こうした傾向を取り除く工夫を加えた方がよいので、結果を真に受けるのは注意した方がよいです。ただ情報取得系の選択肢で何も選択しない人が多すぎなのは分析を工夫しても日米差が顕著に出ると予想します。

●自然の権利
2023.10.13|@narita_yusuke

人間は殺されない権利を持つ。自然は壊されない権利を持つだろうか?ニュージーランドで三番目に長い川(ワンガヌイ川)は、法的に人格や権利を持っていると2017年に認められたらしい。川を汚染した犯人を川自身が訴えることもできる。川や山や森が裁判や選挙に出てくる世界がいつか来るのかもしれない

●「14歳の時に教えて欲しかった起業家という冒険/@shuzonarita
2023.10.12|@takuyakitagawa

日々一緒に過ごさせてもらってて、修造の生き方は本当に面白いと思うし、すごくバランスがとれてる。すごくノウハウが溜まってる生き方なんだな、と思うことも多いので是非みんな参考にするとよさそうです。

私も14歳のころに教えて欲しかった。ただ当時の自分は尖りすぎてて聞かなかった可能性高いのが悲しい笑

成田修造さんが新しい本を出されます📕
著者による本紹介:
タイトルは「14歳の時に教えて欲しかった起業家という冒険」です。 10代の頃に知った「起業家精神」という言葉。 これが自分の人生をすごく変えてくれたと思ってます。

起業するしないではなく、”自分自身で目標を持って、特定の会社に依存せず、自律的に人生を歩むマインド”。これが起業家精神です。この本はそんな起業家精神を軸にした自律的な人生を歩むことの重要性を説く本です…(中略・つづき)」

●ネスレ社サステナビリティ・レポート
2023.10.11|@ishikun3

●出資の理由
2023.10.07|@takuyakitagawa

まさにw

”今回のCOTENがおもしろかったのは、事業をその方向にドライブするみたいなことをしたくないから、「考えるという行為自体を、積極的に止める」、というのをやっている感じを受けたからです。”

深井さんと事業モデルの議論をしてたのですが、散々議論した結果、獲得した境地でした

●2023年3月末保有全銘柄
2023.10.06|@masa_kazama

医療機関向けに、生成AIを活用した機能の提供を始めました。


【 Press Release 】 AI問診等を提供する医療機関向けサービス「ユビーメディカルナビ」にて、生成AI(LLM:大規模言語モデル)を活用した初の機能「問診要約機能」の提供をクリニック向けに開始します。

👉 Ubie、生成AIを活用した初の機能を医療機関向け「ユビーメディカルナビ」で提供開始

●2023年3月末保有全銘柄
2023.10.05|@gpiftweets

GPIFは、2023年3月末時点の保有全銘柄について開示しました。
https://t.co/wVwP7yEcjw
(年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)公式ツイッター)


●🙇‍♂️
2023.10.05| @OxWellResearch

#wellbeing 科学の最前線の取り組み拡大は、もっとも支援的なパートナーなしでは不可能でした。
公益財団法人Wellbeing for Planet Earth および Gallup の最近の共同の国際的影響に関する議論促進に私たちは非常に感謝しています。
(Wellbeing Research Centre)

●【腹落ちしない学びはもったいない】
2023.09.18|@takuyakitagawa

今でこそ量子コンピューターの会社経営をしているが、大学院で授業を受けた時は、まるで腹落ちしてなかった

自然科学は量子力学でできているため、量子力学をシミュレーションできる計算機があれば、物理、化学、生物の進化は1000倍早くなる

それは信じられた

だから大学院で授業をとったのだが(しかも業界で伝説のShor先生が教えてた)
細かい数学の計算になると、問題は解けるのだが、その深い意味を理解してなかった
心のどこかで「いや、これ作るの無理だろ」と思ってた節はある
そういう疑いの心が探究心と理解力を根こそぎとってたのに気づかなかった

学ぶ時に、少しでも「これ意味ないだろ」と思ったら立ち止まって、しっかりと腹落ちするまで、「なぜ大事か」を考え続けるのは絶対やったほうがいい
腹落ちした後の学ぶ楽しさは凄まじいし 何よりも深い物事の関係性を掴むことができる
腹落ちしないまま学んだことは何も残らない

量子コンピューターの理論はそこから15年、凄まじく発展し、情報理論だけでなく、物性物理や宇宙論を巻き込むまでに深い意味を持つようになった

今思い返せば、当時でもすぐ近くにこれを示唆する研究をしていた人たちがいたし、教えてくれようとしていた
今学ぶと激しい興奮を覚えるほど面白い

振り返って、やはり自分の愚かさを思い知る。
同時にこうやって、自分の愚かさを実感できる環境にいられて、謙虚になりながら進化できるのは大変ありがたいことだと思う。
みなさんも是非そういう環境に身を置くのを超絶おすすめする。

●年齢と生活満足度の関係
2023.09.13|@MohsenJoshanloo

年齢と生活満足度のいわゆるU字型関係は、主に西洋諸国に当てはまり、アジア諸国には当てはまりません。

▶︎韓国の研究:「韓国の全国的代表的サンプルにおける生活満足度の主要な予測要因の理解」
▶︎オーストラリアの研究:「オーストラリアにおける生活満足度の予測要因:ギャラップ・ワールドポールからの年次データを活用した研究」

※ “Korea study” と “Australia study” は、それぞれ「韓国の研究」と「オーストラリアの研究」を指しており、詳細情報やリンクが提供されることを示しています。

●こどものペナルティ・アトラスより
2023.09.13|@narita_yusuke

こどもを持った女性の何%が仕事をやめることになるか?測ってみたら日本がG7中最悪だったらしい

日本44%
ドイツ40%
英国33%
イタリア32%
フランス26%
米国25%
カナダ22%

情報源: https://shorturl.at/gKOP0

工学 vs 物理】
2023.09.12|@takuyakitagawa

昔、私は世の中の役に立つことに興味が持てなかった
こうやって文字にすると自分でも不思議すぎるのだが、「今役に立つ→短期の価値創出→儚い」と考えた節がある
極端に他の人ができること、やりたいことを自分がやっても意味ない、と思う傾向もあった

これは間違いだった

これは理論物理や数学を志す人が持ちやすい思想で
その矜持で難解な学問を辛抱強く勉強する利点はあるものの
反面、プログラミングや経済、工学といった領域を軽んじて、少ししか勉強しなかった
(もちろんMatlabで論文書いていたし、CやPythonも当時1年ほどはコーディングしていたが)

この10年、楽天の経営に携わって経済や資本主義を深く学び
AIやデータサイエンスをやることで深いアルゴリズムを理解し 現在量子コンピューターの会社経営をしながら、工学や実験科学を学んでいる
正直どの領域も死ぬほど面白い
なぜ学生の時にその面白さを探らなかったのか、と後悔している

ハーバードは教養課程を大切にする大学なので、歴史から統計まで、幅広く授業は受けた
それでも、思い込みと視野の狭さのためにごっそりと学べる領域が減っていたことに20年経った今、身に染みて感じている
学校は「学び方を学ぶところだ」というが、私は卒業してからも学ぶことが多い

学びとしては
「人生にはより良い学び方はまだまだ眠っている」
「自分の視野は狭いということを肝に銘じる」
「意図的に避けている領域があれば、それはチャンスだと思うべき」

北川拓也氏節にグッときます

●小児医療費無料化の影響が所得水準で異なる
2023.09.10|@TsugawaYusuke

日本のレセプトデータは、所得水準がある程度評価できる貴重なデータですので、小児医療費無料化の影響が所得水準で異なるか評価しました。

子どもの年齢を使った回帰不連続デザインを用いた研究ですが、その結果、小児医療費無料化による医療サービスの消費量の増加は、高所得層の方が、低所得層よりも大きいという結果が得られました。

これはおそらく低所得家庭は仕事の自由度が低く、医療費が無料であっても子どもを病院に連れていることのデメリットが大きいからであると思われます。小児医療費無料化の情報がきちんと全家庭に行き届いていない可能性もあります。

小児医療費無料化は所得格差の拡大に貢献している可能性があるので、低所得家庭がきちんと恩恵を受けられるようなプラスアルファのリーチアウトする施策が必要だと考えます。
日本のレセプトデータは、所得水準がある程度評価できる貴重なデータですので、小児医療費無料化の影響が所得水準で異なるか評価しました。

子どもの年齢を使った回帰不連続デザインを用いた研究ですが、その結果、小児医療費無料化による医療サービスの消費量の増加は、高所得層の方が、低所得層よりも大きいという結果が得られました。

これはおそらく低所得家庭は仕事の自由度が低く、医療費が無料であっても子どもを病院に連れていることのデメリットが大きいからであると思われます。小児医療費無料化の情報がきちんと全家庭に行き届いていない可能性もあります。

小児医療費無料化は所得格差の拡大に貢献している可能性があるので、低所得家庭がきちんと恩恵を受けられるようなプラスアルファのリーチアウトする施策が必要だと考えます。

Effect of no cost sharing for paediatric care on healthcare usage by household income levels: regression discontinuity design

京都大学の福間先生(@FukumaShingo)、東京大学の飯塚先生、横浜市大の加藤先生との共同研究です。(津川 友介

●他己紹介
2023.09.09|@yudemen

雰囲気が良くて事業もうまく行ってる会社は、例外なく「他己紹介がうまい」と石川善樹さんが仰ってた。

他の人を紹介するのに、その人本人の話が始まる前にその人の両親や祖父母や故郷なんかの話で盛り上がったり、波乱万丈の物語があったり、面白い逸話があったり、単にその人がどんな仕事をしていて、どんな役割を担っているかだけではない、その人自身の膨大な情報を持っている。それを本人じゃない人が語れる。そんな会社は例外なく雰囲気が良く、業績も良いところが多い。

それは人を「いる(human being)」として捉えてたり、「存在」から関係を始めてるからじゃないかという話。

ほとんどの場合、組織では人をまず「human doing(する)」として捉えるところから始める。何かの目的や役割を「する」人が集められる。 そこから「human becoming(なる)」ーチームになったり、プロジェクトメンバーになったりー、の関係を結び、最終的に「human being(いる)」に至る。

でも、この「する」から始まる関係は、殆どの場合、その人の能力だとかスキルだとか出来るか出来ないか、みたいな所でしか人を捉えない。だからせいぜい「する」「なる」のレベルまでで、関係が深まらないまま終わってしまうことが多い。代替え可能な何かしら役割を持った人としてしか関係を構築できない。

子供の頃は、学校や子供会なんてそうだけど、まず「いる」から始まることが殆どだ。目的や役割ではなく、たまたま同じ年齢や同じ地域やらで偶然その学校やクラスやコミュニティに集まってて、それは人との関係のあり方を「いる」から始めている。「いる」から始まって、友達に「なる」。そこから何か一緒に「する」。「大人」の場合と全く逆から関係が始まる。

でも「いる」から始まる関係は長く続く。長らく会えてなくても久々に会うと普通に話が弾んだり、何の違和感もなく関係が戻ったりする。これは「いる(being)」ーその人そのもの、かけがえのない「その人」ーから関係から始まってるからじゃないか。石川さんはそんな話をされていた。

人を「human being」として捉える。「いる」ことの価値をきちんと見る。これは組織では凄く難しい。beingとして捉えるためにはまずもって長い時間を一緒に過ごすことが大事だ。そして沢山の雑談が必要になる。仕事の中や、プロジェクトの中だけの話だと、どうしても「する」や「なる」としての人の側面しか知ることができない。

「いる(being)」から人を捉える、人を「human being」として捉える、そういう関係が出来ている組織が儲かるのかと言うと、そこの相関性は正直よく分からないのだけど、ただ、色んな面で「強い」のではないかとは思う。ピンチに陥った時や何か大きな壁にぶつかった時、「いる」を大事にしている組織の方が乗り切れそうな気がする(何の根拠もないけど)。義務や指示命令ではなく、自然と協力が生まれやすいんではないか。

不確実性が高く、環境変化が早く激しい現代においては、人を「resources(する)」として構成している組織よりも、人を「being/いる」から捉えて関係が出来ている組織の方がより柔軟性が高く、環境に適応しやすいのではないか。そんなことをモヤモヤ考えている。(木村祥一郎

uum…宇宙は不思議に満ちています…
そもそも「いる」ができる人とは…(管理人)

●ウェルビーイング測定について
2023.09.09|@ishikun3

ECDから出たばかりのレポート。
ウェルビーイング測定について:現状と次なるフロンティア
OECD Papers on Well-being and Inequalities

「OECD Papers on Well-being and Inequalities」は、幸福、包摂性、持続可能性、平等の測定課題に関するワーキングペーパーシリーズで、これらの問題のドライバー、相互作用方法、および進化方法をより深く理解しようとするものです。これらの論文は、OECDスタッフ、外部の専門家、またはOECDプロジェクトに取り組む外部のコンサルタントによって準備されています。

「Subjective well-being measurement」は、主観的なウェルビーイングの測定に関する論文で、現在の実務と新しい展望に焦点を当てています。OECDは2013年に「Subjective Well-beingの測定に関するガイドライン」を発表してから10年が経過し、国の測定フレームワークや世帯調査において、生活満足度、感情的指標、尊厳的指標を含む傾向が拡大しています。

国の実務では生活満足度の標準的な指標が収束していますが、感情的指標と尊厳的指標はまだ調和されていない状態です。このワーキングペーパーは、OECD加盟国がガイドラインの推奨事項をどのように受け入れているかの調査結果と、学術的なエビデンスベースの進展を組み合わせ、将来の作業に焦点を当てています。今後、OECDは次の3つの重要な分野に優先度を付けるべきです。

(1) 感情的指標に関する推奨事項を再検討し、特に最近の精神的健康の測定に関するOECDの推奨事項を考慮すること。
(2) 尊厳感の測定方法の進展を再評価すること。
(3) 子供の主観的幸福を測定するための新しい拡張モジュールを作成し、特定のドメインの生活評価指標に関する助言を深化させ、先住民の文脈や西ヨーロッパ/北米以外の研究文献に基づく主観的ウェルビーイングのよりグローバルに包括的な指標をさらに発展させること。

{ 持続可能な社会へ

●文化を超えた幸福の概念における4つの基本的な違い
2021.06.30|@PsychoSchmitt

👉 Four Fundamental Distinctions in Conceptions of Wellbeing Across Cultures
📝
⚫︎個人のコントロール感
・アメリカでは幸福感と健康の強力な予測要因。
・日本では人間関係の負担欠如が幸福感の強力な予測要因。

⚫︎幸福や良い人生に関する個人主義的 or 集団主義的な考え方の違い
・前者は世界(自分の人生、人間関係、自然のさまざまな側面)を変え支配しコントロールしようとする試み優先。
・後者は環境への適応、他者や宇宙との調和がより高く評価。

⚫︎欧米人は分析的、アジア人は全体論的(広い文脈)
・アジア人にとって世界は西洋人よりも複雑に感じられ、出来事の理解に単純で決定論的な方法でなく互いに関連して作用する多くの要因を常に考慮する必要。

⚫︎結論
・異文化間の違いの考慮が幸福研究や関連するプログラムや政策にとって不可欠。これを無視すると効果が薄れたり、逆に悪影響を及ぼす可能性が高い。

●「グリーン成長」は実際に起こっているのか?高所得国における達成されたCO2-GDP分離とパリ協定に適合した分離の経験的分析
2023.09.05|@jasonhickel

私たちは皆、これらのグラフを見たことがあります。これらは数ヶ月ごとにソーシャルメディアで多くの人に共有され、「緑の成長が実現している」と主張されます。本当に緑の成長は実現しているのでしょうか?私たちはこの質問について、新しい論文で実証的に評価しています。この論文は本日The Lancet Planetary Healthに掲載されました。

要約:
背景
高所得国は高い一人当たりのCO2排出量を持つため、総合的な経済成長を追求し続ける場合、パリ協定の義務を果たすために十分な速さで脱炭素化できるかについて、科学者たちが懸念を表明しています。

過去10年間、一部の国はCO2排出を減少させながら国内総生産(GDP)を増加させてきました(絶対的な分離)。政治家やメディアはこれを「グリーンな成長」として喝采しました。この経験的な研究では、これらの成果がパリ協定と一致しているか、そしてパリ協定に適合した分離が実現可能かを評価することを目指しました。

方法
高所得国における分離の成果がパリ協定の気候目標と公平性の目標と一致しているかどうかを評価するための新しいアプローチを開発し、実施しました。2013-2019年までに絶対的な分離を達成した11の高所得国を特定。これらの国々の消費に基づくCO2排出量の削減と分離率を、国内の公正なシェアに一致する率で評価しました。これらの率は、地球温暖化を1.5°Cに制限する50%の確率または1.7°Cに制限する(パリの目標の下限[1.5°C]と上限[2°C未満]を表す)ための残存する世界の炭素バジェットに一致しています。

結果
高所得国が絶対的な分離によって達成した排出削減は、パリ協定に適合する率からは遠く及びません。達成された率では、これらの国々は平均して排出を95%削減するのに220年以上かかり、その過程で残りの1.5°Cの公正なシェアの27倍を排出します。経済成長を続けながら1.5°Cの公正なシェアを達成するために、分離率は平均して2025年までに10倍に増加する必要があります。

解釈
高所得国で達成された分離率はパリ協定の気候と公平性の義務を果たすためには不十分であり、正当に「グリーン」と考えることはできません。パリ協定に一貫した「グリーン」を実現するには、高所得国は今後もそれを達成する可能性は非常に低いでしょう。パリ協定に適合した排出削減を達成するためには、高所得国は成長後の需要削減戦略を追求し、経済を十分、公平、人間の幸福に再配置する必要があります。同時に技術革新と効率改善を加速する必要があります。

資金提供
なし。

●機械学習資料
2023.09.06|@nagayaman

家族全員無事アメリカから帰国しました!LIBRへのプチサバティカルとても充実しました。明確な目標をもったプチサバティカルいいですね。まだまだではありますが、能動的推論の理解も深まり、一つ具体的なプロジェクトを進められました。

訪問していたLIBR(Laureate Institute for Brain Research )は、鬱病のメカニズムやその解決方法の研究が進んでいました。研究メンバー間の協働機会が多く、被験者/患者のデータベース(Tulsa 1000)も共有されています。外部研究者によるセミナーも月2回ぐらいあります。

受け入れてくれたRyan Smithのラボは中でも大所帯で、博士課程、ポスドク、RA、研究スタッフ合わせて10名くらいでした。外部資金をもっており、人を対象にした能動的推論を使った研究のアイデアがある方にはとても良い研究環境だと思います。

ちなみに滞在していたオクラホマ州のタルサは小さい子が遊べるgathering place、discovery lab、mohawk park、turkey moutainがよかったです。なお、家賃は東京より安いですが、物価は東京の2-3倍くらいの感覚でした(タルサの物価は全米最低レベル)。

永山先生おかえりなさい!
人気(ひとけ)があるとホッとします
鬱病のメカニズムと解決方法気になります
物価のインパクト!

●機械学習資料
2023.09.06|@masa_kazama

学部3年生向けに「機械学習〜推薦システムを題材に〜」というテーマで講義をしました。 90分×3コマ×2日間の計6コマの集中講義で、Streamlitで映画のレコメンドアプリを実際に作ってみるなどの演習も含めたり、生成AIについても推薦システムの研究を紹介したりしています。
👉 「機械学習〜推薦システムを題材に〜」講義資料(生成AIの話題も含む)

レコメンドアプリ作成の演習のときに、環境構築が大変だったのですが、GitHub Codespacesを使ったら、全てクラウド上で簡単に構築できて、とても便利でした。

生成AI×推薦システムの研究を見ていると「え、こんなこともできるの!?」という研究が出てきていて、すごくいろんな可能性を感じました。

Ubieのkazamaさんのこの資料いまさら拝見したんだけどめちゃくちゃ良かった。 身の回りにある推薦システムの紹介から始まり、推薦システム作成のプロジェクトの進め方、Streamlitを用いたデモアプリ作成、MLOps前半の話までフルコースって感じだった。 永久保存版ですね(@MLBear2

「120枚」 + 「139枚」のスライドショー励まされます!
人の顔が見えるとホッとします(管理人)

●働く時間
2023.08.31|@paulg

ヨーロッパ人がアメリカ人よりも働いている時間が少ないという現象は驚くべきことに最近の現象です。1950年には、西ヨーロッパの5つの主要国の労働者は、アメリカ人よりも多く働いていました。しかし、今ではすべての国で働く時間が短くなっています。

●新しい研究は、心理的な幸福に関する見落とされていた側面を明らかにするために進化の観点を活用
2023.08.30|@MohsenJoshanloo

私についての簡単なインタビュー。進化の観点から、私たちの幸福に最も重要な生活領域について話します。私は新しい研究の結果について話し、例えば、多くの人が悩んでいる重要な領域の一つは性だと述べています。

最近の研究は、進化行動科学に発表されたもので、心理的幸福の多次元性を捉えるために重要な15の異なる生活領域を強調します。これらの領域は、個人の総合的な機能感や満足度に寄与する日常生活のさまざまな側面を表し、従来のモデルを超えた幸福を理解するためのより包括的なフレームワークを提供します。

この新しい研究は、幸福研究の従来の枠組みに挑戦し、個人の生活に対する主観的評価に影響を与えるより幅広い要因を考慮することを奨励しています。

従来、心理的な幸福と生活の質のモデルは、生活満足度、ポジティブ感情、心理的なニーズの充足などの要因を強調してきました。けれども、これらのモデルは人々が異なる領域で自身の日常機能をどのように評価するか微妙なニュアンスを十分に説明しきれない可能性があります。研究者は、進化論に基づく人間の機能のモデルを使用し人々にとって最も重要な生活領域の特定を目指しました。

この研究の著者であるMohsen Joshanloo氏(ケイミョン大学准教授.ウェルビーイングサイエンスセンターの名誉主任研究員)は、「現在の生活の質に関する研究は、しばしば身体的健康や個人的な関係などの広範な生活領域に焦点を当てており、多くの個人にとって重要な特定の領域、例えば性や地位などを無視しています」と説明します。

「例えば、多くの人々は性的欲望を満たすためにかなりの時間と努力を費やすか、外見向上に取り組んでいます。これは、これらの領域が人々の生活において重要であること、生活の質研究においてこれらを考慮する必要を示しています。この研究では、これらの見落とされていた生活領域に光を当てることを目指しました。進化論の観点から、生殖の成功と生存と関連しているために人間にとって本質的に重要な特定の領域を特定しました。この研究の究極の目標は、進化論を用いて幸福と生活の質に関する私たちの理解を拡大し豊かにすることでした。」

Joshanlooは、AungerとCurtis(2013)による基本的な人間の動機づけのカテゴリ化に基づいた、知覚される機能の新たな尺度を開発しました。このモデルでは、15の基本的な人間の動機づけが特定され、それぞれが生活の重要な領域を構成する特定の活動に対応しています。これらの動機づけには、飢餓、欲望、快適さ、衛生/純潔、安全、魅力、愛/ペアボンディング、養育、資源蓄積/貯蔵、熟達/創造、交流、地位、正義、好奇心、遊びが含まれています。

新しい尺度のために、Joshanlooは参加者に各領域での自身の機能を数値スケールで評価するよう求めました。回答オプションは0-10までの範囲で、0は「機能が低い」、10は「優れた機能」を示します。

最初の研究では、Joshanlooは新しい知覚される機能尺度のアイテムが互いにどのように関連しているかを探求しました。これは要因構造として知られ、データ内の潜在的なパターンや次元を特定するのに役立ちます。また、知覚される機能が快楽的な幸福(ポジティブ感情と生活満足度に関連)および精神的な成長と自己実現に関連する幸福(効用幸福)とどのように関連しているかにも興味を持っていました。

第1の研究:オンラインのデータ収集会社を通じて募集された660人のカナダの参加者から成りました。参加者の年齢は18歳-85歳まで幅広く、平均年齢は51歳でした。

第2の研究:国際的なサンプルを使用し第1の研究の結果を複製することを目指しました。このサンプルには、27か国から募集された843人の参加者が含まれ、年齢は18歳-65歳まで幅広く、平均年齢は23歳でした。参加者の約49%が女性でした。

両方の研究からの結果は、新しく開発された知覚される機能尺度が単一の因子構造を示し、この尺度が統一された概念を効果的に測定していることを一貫して示しています。さらに、尺度は高い信頼性を示し、そのアイテムがさまざまな生活領域における個人の機能の知覚を一貫して捉えることを示唆します。

Joshanlooはまた、知覚される高い機能が幸福のさまざまな次元と重要な正の関連性を発見しました。生活のさまざまな領域で高い機能レベルを報告した個人は、一般的な生活満足度が高いと報告する傾向がありました。彼らはまた、個性の機能不全レベルが低い(日常生活で支障をきたしていない)と報告しました。

さらに、知覚される機能はポジティブ感情と正の相関がありました。つまり、異なる生活領域で自身の機能が良いと感じる人は一般的に、より高いレベルのポジティブ感情を経験する傾向がありました。一方、知覚される機能はネガティブ感情と顕著な負の相関がありました。これは、異なる生活領域で自身の機能が良いと感じている人は、ネガティブ感情のレベルが低いことを示唆しています。

Joshanlooは「交流」の領域が幸福の変数と最も高い相関を持っていることを発見し、次に地位、魅力、資源蓄積、正義などの領域が続きます。

彼はさらに興味深い発見を指摘しました:
1. 独自実現や精神的なバランスなどの抽象的で複雑な概念は間違いなく重要であり、人気がありますが、この研究は、性体験、外見、地位などの具体的で狭い側面の顕著な重要性を強調しています。これらの基本的な領域での良い機能は、文化的な文脈で価値ある幸福のより複雑で洗練されたバージョンを達成するための基盤を築くと私は信じています。

2. 1のポイントに続いて、自分の人生でどれだけやっているか評価したい人々にとって、この研究で強調された15の生活領域での自己評価は、堅固な出発点として機能します。これらは私たちが人間種の一員として重要な領域で、多くの人々が気にかける動機づけを提供します。

すべての領域での平均知覚機能スコアは中間点を上回っています。これは、参加者が一般的にこれらの領域でうまく機能していると考えていることを示唆します。ただし、個々を見ると、参加者は欲望、地位、資源蓄積などの領域では自己評価が低いとしました。逆に、安全、衛生、飢餓などの領域で最も高く知覚される機能スコアが報告されました。

Joshanlooは次の興味深い発見にも言及しました:
富の領域の良い機能は、地位や資源蓄積といった領域だけでなく、交流、魅力、愛といった交尾に関連する領域でも良い機能と関連します。したがって、富は交尾ゲームにおいても有用な資産であると言えます。

ただし、この研究もすべての研究と同様いくつかの制約が存在します。第2の研究は国際的なサンプルを含みましたが、ほとんどの参加者はイギリス、オーストラリア、スペイン、ドイツ、アメリカのいずれかが拠点でした。

Joshanlooは「おそらく最も重要な注意点は、世界の多くの地域(中東、アフリカ、南アジアなど)の人々がこの研究で使用されたサンプルで過少代表されていることです」と述べています。この制約に対処するため、将来の研究では異なる文化と背景からのより多様な参加者を含める必要があります。
2023.7.10

●1人あたり農業利用面積の推移
2023.08.28|@MaxCRoser

長い間、世界の平均的な農業用地利用はほとんど変わらないままでした。しかし、ここ数十年で状況は劇的に変化しました。 1人当たりの農業用地利用を減少させることが可能になりました。

●人間の遺伝学の知識が成功した薬の発見
2023.08.28|@ish@erikbryn

ターゲットの発見から薬の承認まで25年もかかるのは、ばかげている。我々はプロセスを改革する必要がある。


人間の遺伝学の知識が成功した薬の発見を牽引していますが、ターゲットの発見から薬の承認までの中央時間は25年でした。新たなレビュー@Nature(@EricTopol

What is Necessary for Society to Continue ISEW(社会が続くためには何が必要か)
2023.08.28|@ishikun3

ハーマン・デイリー(生態経済学者)の3原則:「ウェルビーイングが大事だね」というピラミッド
What is Necessary for Society to Continue ISEW

社会が続くために必要なこと- 持続可能な経済的福祉指数
持続可能な経済的福祉指数(ISEW)は、社会経済成長の水準を示す経済指標の一つです。デイリー教授とジョン・コブ博士によって共同開発されました。

“社会経済成長”と”指標”という用語は理解が難しいかもしれません。ですが、私たちの社会では、これらは経済の変化を数値で表現するために使用されます。

簡単な例をあげます。両親が毎年いくら稼ぐかを合計し、家族が毎年いくら使うかを引けば、家族が豊かになっているか貧しくなっているかがわかります。一般的には、経済指標は国家などのより大きな範囲で計算され、経済の状態を理解するために用いられます。

デイリー教授とジョン・コブ博士がISEWを開発する前に、他の経済指標も存在しました。その中でも世界中で広く使用されてきたのがGDPです。ISEWは他の指標と比較して、どのような利点があるでしょうか?

ISEWは、収入や支出だけでなく、経済が環境に与える否定的な影響など、幅広い要因を含めて経済状態を数量化します。多額のお金を持っているからといって常に幸せとは限りません。私たちの幸福は健康や自然環境など多くの要因に依存します。デイリー教授とジョン・コブ博士は、社会経済の水準を測る際に、より広範な要因を含めることを取り入れました。

ハーマン・デイリーのピラミッド



ハーマン・デイリーのピラミッドは、経済成長が本当に生活の質の向上につながるのかという疑問から生まれました。この理論をピラミッドの形で表現したことからその名前がつけられました。



そのピラミッドは経済の構造を示しています。底層は「自然資本」であり、森林やサンゴ礁など、将来にわたって私たちに利益をもたらし続けるものを指します。また、ピラミッドは、すべての人々が生産するものが自然から得られた資材で作られ、人間の活動から出る廃棄物も自然によって吸収・中和されていることを示します。

けれども、私たちの現行の経済は自然の限界を超え拡大し続けます。デイリー教授はこのことを懸念しています。

「Well-being」は、ピラミッドの頂点に配置されます。なぜなら、経済活動の目的は幸福を追求するためだからです。これは当然のことと思われるかもしれません。ですが、一部の経済学者や一般の人々は、もっと多くの物を生産し、もっと多くのサービスを提供することが経済活動の目標だと誤解することがあります。

ハーマン・デイリーのピラミッドは彼のメッセージを示しており、「適切な経済活動は、限られた自然資源を過度に消費せずに幸福を生み出すことである」と示唆しています。

ハーマン・デイリーの3つの原則
ハーマン・デイリーのピラミッドに加えて、ハーマン・デイリーの3つの原則も重要です。これらは持続可能な社会のための3つの基本的な原則です。

(1) 再生可能資源の持続可能な利用には、消費が資源が再生する速度を上回らないことが必要です。
(2) 再生できない資源の持続可能な利用には、消費速度が再生可能な代替物が導入される速度を上回らないことが必要です。
(3) 汚染と廃棄物の持続可能なペースには、生産が自然システムを吸収、リサイクル、中和する速度を上回らないことが必要です。


自然資源には再生可能資源(木材、魚など)と、再生不可能資源(石炭、石油など)が含まれます。

ルール第1は、再生可能資源の場合でも消費速度が再生速度を上回らないようにし、資源の枯渇を防ぐためには消費速度を制御する必要があることを述べています。

ルール第2は、再生不可能資源を使用し続ける場合、再生不可能資源の消費速度を上回る速度で再生可能な代替物に置き換える必要があることを述べています。再生不可能資源は使用し続けることで減少するため、困難に陥る前に再生可能な代替物を見つける必要があります。

ルール第3は、自然が人間の活動からの廃棄物(二酸化炭素、排水など)を吸収し中和する能力を持っている一方、自然がそれらを吸収する速度を上回る速度で廃棄物を生産してはならないことを述べています。

これらの3つのルールに従うことで、社会が持続可能になる可能性があります。けれども、現在の社会はこれらのルールとは相容れない状態です。

デイリー教授の夢
私たちはこの生態系に生き、他の生き物に依存しています。前述のように、私たちの経済システムは代替不可能な資源を消費し続け、生態系とのバランスを失いながら成長し続けています。持続可能な社会を作るためには、生活の在り方を見直す必要があります。

もっと物を持っていれば幸せですか?あなたの欲望が自然破壊を引き起こし、将来世代に問題をもたらす可能性がある場合、それでも幸せですか?こうした問いかけを自分自身に投げかけることで、行動が変わるかもしれません。

思考のあり方を変えることは容易ではありません。デイリー教授は、世界の現実を受け入れることが、時間はかかるかもしれませんが人々の考えを変えることができると信じています。デイリー教授は、誰もが協力して持続可能な社会を築くことで、皆が幸せな生活を楽しむことができるよう願っています

出典: ブループラネット賞ものがたり/あさひ硝子がらす財団HP

格好良さ
2023.08.25|@narita_yusuke

ダサさはバリアフリー

「カッコイイ」が売りのブランドなら、カッコイイは◎。けれども、マスプロダクトは高感度な人から鈍感な人まで多数の人に受け入れられるデザインが求められます。なので、70%程度の格好よさになるようにする作業が必要、ということですね。

デザインに関して、「ダサい」はハードルが低いです。素人でもできます。ですが、おっ…となるダサさは個人の力量(才能 or 努力)によると筆者は考えます。

そして、世の中にダサいデザインがあふれれば、「カッコイイって良いよね」となるアンテナが高い人々が生まれるのも、また循環でしょうか(管理人@デザイナー)

●【努力を惜しまないわけ】
2023.08.23|@yuji_ikegaya

認知要求や自己制御力の高い人は、安易な道を選んで楽をするより、あえて困難に挑戦する傾向があります。モチベーションの根源は、報酬や見返りではなく、認知負荷なのだそうです(つまり頑張れる状況が好き?)。今朝の『プロスワン』誌より→
認知的努力投資:気質は行動へとなるのか?

概要:
「少ない努力の法則」に反する形で、認知要求と自己制御力の高い個人*は、より難しいタスクを選ぶ傾向があります。これらの特性は、認知的努力投資の核として統合されることがあり、その実際の認知的努力投資との関係はまだ明確ではありません。

認知的努力投資の高い個人は、努力的な認知に対する高い内在的動機付けを持っているため、予想される報酬に基づいて努力を増加させることは少なく、むしろ需要の増加に基づいて増加させる可能性があります。本研究では、主観的負荷、反応時間、正確さ、前頭中央部のシータ波パワー、N2およびP3振幅、瞳孔拡張といった複数の次元で実際の努力投資を測定しました。

148人の参加者を対象に、特性的な認知的努力投資とフランカータスクおよびnバックタスクにおける努力の指標との関係を、需要と報酬の異なる条件で調査しました。また、認知モチベーションと努力的自己制御という2つのサブディメンションについてもこの関係を探索的に検討しました。

両方のタスクで、努力の指標は需要に敏感であり、一部は報酬にも敏感でした。分析の結果、正確さ(nバックタスク)において認知的努力投資の主効果が、反応時間(nバックおよびフランカータスク)とP3振幅(nバックタスク)において報酬との相互作用効果、前頭中央部のシータ波パワー(フランカータスク)において需要の影響が示されました。

まとめると、私たちの結果は、認知的努力投資の高い個人は努力をより効率的に行う可能性があるという考えを一部支持しています。さらに、これらの個人は報酬に関係なく努力を行うという考えも一部支持されています。

これにより、個人と状況の相互作用がどのような条件下で発生するか、つまり状況が人間の目標指向行動に対する努力投資を性格以上に決定する条件やその逆の条件を理解する手助けとなる可能性があります。

*認知要求が高い個人の一般的傾向:

1. 知識への欲求: 高い認知ニーズを持つ人々は、知識を求める欲求が強く、新しい情報やアイデアに興味を持ちます。彼らは常に学習し、理解しようとする傾向があります。
2. 複雑な思考: 複雑な問題を考え、解決しようとすることを好みます。彼らは単純な答えでは満足せず、問題の奥深い理解を追求します。
3. 分析力: 高い認知ニーズを持つ人々は情報を分析し、論理的な考えを発展させる能力に長けています。彼らは情報を深く掘り下げ、論拠に基づいた判断を行います。
4. 探求心: 新しいアイデアや経験を求める探求心が強いです。彼らは既知の領域を超えて探索し、未知のことにチャレンジすることを好みます。
5. 問題解決能力: 複雑な問題に対して創造的な解決策を見つける能力があります。彼らは複雑な課題に取り組むことで充実感を得ることがあります。
6. 認知的努力: 高い認知ニーズを持つ人々は、難しい課題や問題にも積極的に取り組む傾向があります。彼らは努力を厭わず、知識やスキルの向上に意欲的です。
7. 深い思考: 表面的な情報だけでなく、深い意味や理解を追求します。彼らは議論を深め、根本的な原理や理論に興味を持ちます。

高い認知ニーズを持つ人々は、知識獲得や問題解決、情報処理において高い動機づけを持ち、複雑な課題に対してもエネルギッシュに取り組むことが特徴です。ただし、個人によって具体的傾向は異なるため、一概に当てはめることは難しいかもしれません。

●BigQueryと大規模言語モデル(LLM)統合で始める検索意図分析
2023.08.21|@masa_kazama

BQにデータがあれば、SQLを書くだけでLLMを利用できるのは、いろんな可能性を感じます。BQ×LLMすごく便利です。

●ハッカソン サンプルコード
2023.08.21|@masa_kazama

ハッカソンのサンプルコードがとても充実していて、すごく参考になりました。PEFT、DeepSpeed、HuggingFace Transformers の Trainer周りなど。

夏休みの宿題として、7月に開催したABCIの大規模言語モデルハッカソンを企画サイド観点で振り返りました。 コロナで停滞していたけど、ABCIに関わらずコミュニティ活動盛り上げていきたい感がある。(@ohtaman
#ABCILLM
ABCIの大規模言語モデル分散学習ハッカソンを振り返る

●日本八景
2023.08.18|@ishikun3

昭和二年、当時の日本総人口の1.5倍に相当する、9000万通を超える投票があった、「日本八景」をえらぶ総選挙。 その背景にあったストーリーとは!?

「日本八景」の選定― 1920 年代の日本におけるメディア・イベントと観光

概要:
1920年代の日本八景選定プロセスに関する研究では、メディアイベントと観光の関連性を探求しています📰🗻

大阪毎日新聞社と東京日日新聞社の企画意図、鉄道省の活動、読者投票プロセスの詳細に明らかにしました。また、投票期間や審査委員の発表、選定基準、候補地選出、最終選定などの過程も追跡し、全体像を明らかにしています。この企画は3ヶ月にわたる成功したメディア・イベントで、時局にも影響を与えました。

東京日日新聞社と大阪毎日新聞社が主催した日本八景の企画目的は、広告宣伝としてブランド浸透と購読者増加を意図していました。19世紀末の大阪新聞販売競争が影響し、読者参加を取り入れた事業を展開してきました。

鉄道一万哩競走(1924年)は鉄道省支援の全国規模企画で、リレー競技と予想投票を含みました。読者投票と連載記事でイベントの臨場感醸成、観光促進も図られ、日本八景と類似しています。

鉄道省は広報活動で日本八景の紹介を活用し、観光振興を図り、その後の広報は旅行情報へシフトしました。同時代の評価は賛否両論で、企画者賛成意見や一部団体の他は批判的な声がありました。

●日本八景
2023.08.16|@ishikun3

日本八景。
まだまだ、行ったことないところばかり!!
日本八景(昭和2年)の選定内容

①室戸岬 : Cape Muroto
②十和田湖 : Lake Towada
③温泉岳 : Mount Unzen
④木曽川 : Kiso River
⑤上高地渓谷 : Kamikochi Valley
⑥華厳滝 : Nachi Falls
⑦別府温泉 : Beppu Onsen
⑧狩勝峠 : Karikachi Pass

●Human beings are generally pretty adaptable
2023.08.08@OxWellResearch

Human beings are generally pretty adaptable.
They adapt to hardship and they habituate to good experiences.
In other words, the initial impact of a change on wellbeing eventually wears off, either partially or totally.

人間は一般的にかなり適応力があります。
彼らは困難に適応し、 良い経験に慣れます。
言い換えれば、変化の初期のウェルビーイングへの影響は最終的に部分的には薄れるし、 全て薄れることもあります。

📕 Wellbeing. Science and Policy, the field-defining #wellbeing textbook, is now available via Open Access
👉 https://cambridge.org/wellbeing

●Negative Experience Index Stable in 2022
2023.08.11|@jedeneve

職場の #wellbeingに 関する世界最大の研究から得られた予備的な調査結果に興味がありますか? こちらは私の@WOHASUでの基調講演の動画です 😊
Video👉 Professor Jan-Emmanuel De Neve: Insights from the World’s Largest Study on Workplace Wellbeing

ジャン先生の素晴らしすぎる講演です!
ジャン先生、貴重な講演をシェアいただき本当にありがとうございます
日本語訳のご紹介です
👉 【職場のウェルビーイング】世界最大の研究から得た洞察

●#理研プレス #科学道
2023.08.07|@RIKEN_JP

プレスリリース|培養神経回路において自由エネルギー原理を実証
👉 培養神経回路において自由エネルギー原理を実証
理化学研究所(理研)

理化学研究所 脳神経科学研究センター 脳型知能理論研究ユニットらの国際共同研究グループは、近年注目される脳理論「自由エネルギー原理」により培養神経回路の自己組織化を予測できることを明らかにし、自由エネルギー原理に予測的妥当性があることを実証しました。

本研究成果は、神経回路の自己組織化原理の解明、ならびに生物の脳の自己組織化を予測するデジタル脳開発に向けた重要なステップであると言えます。将来的には、薬品が知覚に影響を及ぼすメカニズムの理解や、自律的に学習するニューロモルフィックデバイスの創出に貢献すると期待できます(本文より抜粋)

●Negative Experience Index Stable in 2022
2023.08.06|@hayashiyus

非平衡自由エネルギー F の発散に基づいて ①ニューロン状態の時間発展(その特別な場合としてHodgkin-Huxley方程式) ②パラメータの更新式(その特別な場合としてHebb則) がそれぞれ定義されるニューラルネットワーク・モデル
Yusuke Hayashi 林祐輔

●Negative Experience Index Stable in 2022
2023.08.06|@jedeneve

私にとって、ウェルビーイングに関する最も影響力のある世界的なトレンドは、ネガティブな感情が着実に増加していることです。現在、世界の3分の1が怒り、心配、ストレスなどのネガティブな感情を「毎日」経験しています。驚くべきことに、このトレンドは成長期や低失業率の時期に始まりました。

●ゼネラリスト養成
2023.08.04|@mamoruk

高校の進路担当、企業の人事担当の方々向けに取材いただいた一橋 SDS 学部紹介が公開されました。研究の話もということで少し研究も紹介しました。→一橋大学~ソーシャル・データサイエンス学部が目指すのは、社会科学とデータサイエンス双方を使いこなすゼネラリストの養成
👉 一橋大学~ソーシャル・データサイエンス学部が目指すのは、社会科学とデータサイエンス双方を使いこなすゼネラリストの養成
Mamoru Komachi

●専門家は大事
2023.08.04|@narita_yusuke

専門家は大事。だけどもっと大事なのは、大事な問題の多くには専門家といえるような専門家が存在しないこと

●LIBR研究所へ(オクラホマ州タルサ)
2023.08.02|@nagayaman

LIBR初日は、被験者として実証実験のプリテストに参加しました。また、Ryanのポスドクの高橋さん@toru1789takaとも出会えました。子供もデイケア初日でしたが、楽しかった?ようです。

●【好きすぎるVitalik Buterin】
2023.08.01|@takuyakitagawa

私がWeb3に深い思いを持つようになり、敬愛するようになったのはVitalik Buterinさんのおかげ

イーサアムを発明、開発し
分散型取引所(仮想通貨の為替交換)を草案し
公共財の補助金問題に野心的な実験をしかけた天才
その偉人っぷりをICCで紹介しました

記事はこちら。是非読んでみてください
新しい通貨の仕組み「イーサリアム」を発明した「ヴィタリック・ブテリン」
世界の偉人伝 (シーズン5)

北川 拓也さんが紹介する、19歳でイーサリアムを開発した、ヴィタリック・ブテリン。「お金に興味がない」けれど、仮想通貨を発明するに至ったブテリンの思想を形にした仕組みを、北川さんがわかりやすく解説してくれます!
(ICC サミット FUKUOKA 2023)

ヴィタリック(29歳)は、イーサリアムという仮想通貨の発明家/創業者です。
現在、仮想通貨はビットコインが圧倒的に大きいサイズで、時価総額は100兆円くらい。イーサリアムはその2分の1くらいで、50兆円。20兆、50兆円規模の時価総額を持つ会社を立ち上げた発明家です。

・17歳の時にBitcoinを知り、Bitcoin Magazineに記事投稿。当時5 bitcoin(当時で500円、今は1000万ほど)で書く
・19歳の時にBitcoinの限界を感じ、Ethereumを発明開発
・分散化を信じているヴィタリックは発行時に1%も満たないETHしか受け取らなかった(今は500億以上の資産)

当時、みんなで集まってプレイするマッシブオンラインゲームをしていたが、彼がすごく気に入っていた武器を、運営が「強すぎる」と独断と偏見で消しヴィタリックは逆上。イーサリアムを作ってやる!と。

ヴィタリックは何がすごいのか?
ビットコインは分散化された国際仮想通貨。通貨でしかなくドル発行だけで何もできない。為替市場を作ってトレーディングできるようにする必要があると考え、通貨の上にプログラミングができるプラットフォームを丸ごと乗せた。記録したものの上にプログラミング言語を乗せられるようにし、通貨のやり取りを自動的にできる仕組みを作った。言語開発と通貨開発を同時にやり切った。

プラス、そのインフラをメンテナンスするコストをイーサリアムで払わせる仕組みにしたことで、ある意味イーサリアムの需要を作り出し、プログラミング言語が必要とされればされるほどイーサリアムの価格が上がるような仕組みを作り出した。

ビットコインよりも極めて強い通貨を作ったということ。個人間で為替市場が成り立つ仕組みを提案。そういう形で、今は時価総額5兆円くらいのプロダクトを作った。

もう一例として、クアドラティックファンディング(資金提供を、過去の成果や実績に基づいて行うアプローチ。成功したプロジェクトにはより多くの資金を提供し、成果が少ないものには少ない資金を提供する方法)。

公共性の高いものは一部の人に権力が集まりすぎると非常に変なものができる構造がある。ディスカウントする形で権力を持たせると、ちょうど良い形でファンディングできる。実直に実装した人は100億円近い資金提供をして、ブロックチェーン業界では最も大きなプロダクトの一つになっている。

ヴィタリックのやること成すこと全て一大産業に。ブロックチェーン業界における良いアイデアが欲しければ、超簡単。ヴィタリックのブログを読んでいれば、山のように出てくる。
Vitalik Buterin’s website(必読)

まだ若いので、我々は同世代に生きている面白さがあるので、ぜひ追っていただきたい(一部抜粋)

特に興味深いのが、ヴィタリック氏の革命のきっかけが「逆上」だったことです(ハンサムで、とても穏やかな方に見えます)。10代で自分の可能性を見積もり、革命を起こせた天才ヴィタリック氏。

現代美術家の村上隆さんは「怒りが僕を動かしている」と言いました。
社会心理学者ニルス・ヴァン・デ・ヴァンさんによると、良性の怒り(妬み羨み)は悪性のものよりも、その後の作業を根気強く行い、続けることができ、成績も良かったそう。

「怒り」は短期的な問題解決。継続に有効な感情は「ハッピー」か「エンジョイメント」。感情コントロールをマスターすれば、病めるときも健やかなときも、人生を「コスパよく」楽しめるはず…と科学者は言います。天才はネガティブ感情を冷静に眺め、何かを得ようとするきっかけにできる人ではないかと思います(管理人)

●10年以上やってることを
2023.08.01|@dennotai @takuyakitagawa

昔、とある提案を当時のTwitter本社に持って行って、創業者のジャック・ドーシーと交渉をしました。

寡黙な彼の最初の一言は「お前ら、ヤフーの社歴何年?」でした。

私も、同席した宮澤弦もたまたまた社歴十数年と長かったのでそう答えたら、

「なるほどね。じゃあ、信用する」

みたいな感じで、その後、打ち解けて話せました。

つまりは彼が作ったTwitter社はそういう社風だったんでしょうね。

持ち主も社名もXとなったいまは、変容していく事でしょう。。

だからと言って、Xが良くない、という意味ではなく、「万物は流転するよね〜」という回顧として、このタイミングで書き記しておきます。
(川邊健太郎)

論点ずれますが、人生のかけた時間は何重にも重くのしかかる。

40になったあとは、20年振り返って10年以上やってることを大切にしていきてほしい。そうすれば人類良くなる気がする

●【子どもの頃の幸せ
2023.08.01|@takuyakitagawa

遠い記憶の中で、子どもの頃に笑ってばかりいて、すごく清々しい幸せを感じた瞬間があったのを覚えている

自分の子供が笑いのツボに入り、けたけたわちゃちゃと半永久的に笑ってるのをみて

その記憶は「子供は何も知らなく、心配事もないから幸せだった」という単純なものではなく

その瞬間を純粋に生き、しっかりと笑ってられるから訪れるwell-beingなんだなと、そう思った

何歳になってもそうやって生きる努力はできる。そうやって生きて、大変な中でも幸せを振りまいてる人がいる

全ては主観の問題だろう

我々は自分の主観に振り回されて、不必要に不幸な人生を生きてないか盛大に反省すべきだ