2024.8-10月(日刊 news letter)

【ウェルビーイングとリーダーシップの視点から考える:村井英樹氏の3年間の総理官邸勤務】
2024.10.15|ウェルビーイング応援サイト

こんにちは!ウェルビーイング研究者ishikun3先生がシェアされた情報をシェアします。元内閣官房副長官である村井ひでき氏が、自身のYouTubeチャンネルで総理官邸勤務の3年間を振り返っています。この動画では、責任あるポジションでの経験を基に、政策決定やリーダーシップの裏側についての具体的なエピソードが語られています。

特に印象的なのは、首相と2人きりでの「総理勉強会」におけるリーダーシップの役割です。この勉強会では、各省庁の専門家たちと協議し、政府としての一貫した方針を確立するための準備が行われます。国会での答弁に備え、事前に想定される質問に対してどう答えるかを徹底的に検討し、議論を深めることは、実際の政策決定に大きな影響を与えるのです。

リーダーシップとは、単に指示を出すだけでなく、周囲の専門家や部下と協力しながら最善の判断を下すこと。村井氏の言葉からは、現代のリーダーが持つべき「協調力」と「意思決定の透明性」の重要性が伝わってきます。このような姿勢は、企業や組織におけるリーダーにも共通するものがあり、私たちの日常の決断にも役立つ視点です。

ウエルの感想 (🐰):
国会での答弁に備えて、事前に想定される質問にどう答えるかを徹底的に検討しているって、すごいな〜って思いました。つまり、相手の行動を予測してあらかじめ準備しているってことですよね。人間心理とか行動科学、社会科学、脳科学の知識があれば、そんなことができるんだなあって感じました。もしかして、相手の行動を予測できると、もっとみんなが幸せに暮らせるウェルビーイングな社会づくりにもつながるのかもしれないですね

「文化人類学ラジオ #11」を聴いた夜、思わず深く考えさせられ、心をリセットする大切さを感じました。ラジオを通じて自分と向き合う時間を持つことが、思いがけない気づきを与えてくれるかもしれません。ぜひ皆さんも、ゆったりとした時間の中でラジオを楽しんでみてください

こんにちは!今回は、昨日とても感銘を受けたラジオエピソードから、ウェルビーイングに関する考察をお届けします。このエピソードは、文化人類学者の奥野克巳教授、ウェルビーイング研究者の石川善樹先生、吉田尚記アナウンサーが登場するもので、12月に書籍としても公開される予定の内容です。詳細は控えますが、そこから得たインスピレーションをもとに、現代社会に生きる私たちにとって大切な学びをシェアしたいと思います。

🌿 教えず、見守ることの大切さ
現代社会では、「教えること」が非常に重要視されていますが、必ずしもそれが最善とは限らないのかもしれません。特に、子どもたちや後輩を見守ることが、彼ら自身の成長を促すきっかけになることもあります。感銘を受けたエピソードでは、教えずに見守ることが、成長と喜びにどう繋がっていくかが描かれていました。

日常の中で、何かを教えたくなることがあるかもしれませんが、時にはその欲求を手放し、見守ることの重要性を考えてみてはいかがでしょうか。

🏞 自然体でいることの喜び
エピソードの中で、ある文化では「上手くなる」ことや「競争する」ことよりも、ただその瞬間を楽しむことが尊重されているという話がありました。この考え方は、ウェルビーイングに深く関わっています。私たちが日々感じるプレッシャーや競争心を少し和らげ、ただ「いる」ことに価値を置くことは、心の健康にとって大きな力になります。

🎯 成長とウェルビーイングのバランス
エピソードからの学びとして、熟達やスキルの向上だけではなく、過程を楽しみ、その瞬間を大切にすることが、長期的なウェルビーイングに繋がると感じました。私たちはしばしば結果にばかり焦点を当てがちですが、その過程を楽しむことこそが、真の幸福を引き寄せる鍵かもしれません。

ウエルのひとこと
多様な現代社会で繋がりや愛をもって生きるのはどうしたら良いかのヒントが描かれていて、とても勉強になりました。現代の日本人にとって参考になるかもしれません🐇

こんにちは!今日は土曜日。午後6時から放送された『奥野克巳・吉田尚記の文化人類学ラジオ #11』のトークセッション、みなさんは聴きましたか?筆者も#9から聴き始め、今回のセッションもとても興味深く聞きました。

今回も、奥野克巳教授、石川善樹先生、そして吉田尚記アナウンサーがウェルビーイングをテーマに、それぞれの視点から深く語り合っています。

ウェルビーイングに対する新たな発見がたくさんあり、今その内容を少しずつ自分の中で消化しているところです。感想や学びは、また明日この続きをお届けしますね😊

こんにちは!
今回のニュースレターでは、ウェルビーイングに関連する最新の考え方として、キリスト教の観点から健康とフローリッシュ(人間の繁栄)を探る著書をご紹介します。

「キリスト教の観点から見た、健康やウェルビーイング」
ハーバード大学のタイラー先生(ウェルビーイング×因果推論×哲学/神学)による著書ですー
ハーバード大学のタイラー・ヴァンダーウィール先生(ウェルビーイング、因果推論、哲学/神学の専門家)による著書ですー@ishikun3



A Theology of Health: Wholeness and Human Flourishing

A Theology of Health: Wholeness and Human Flourishing

⚫︎本の概要
この本では、健康を単に身体の機能として捉えるのではなく、「人間としての全体的な健康」が重要だという視点から始まります。著者タイラー・ヴァンダーウィール氏は、健康は神が意図した「全体性」であり、それを損なう原因は「罪(個人的な過ち、社会的不正、被造物の堕落)」にあると述べています。
健康の回復や充実は「救済」
と見なされ、イエス・キリストの生涯を通じて示されたモデルに従い、教会がこの回復に大きく貢献すべきだと指摘しています。
この書籍は、健康、癒し、そして人間の繁栄に関する神学的な洞察を提供し、ウェルビーイングに関心のある全ての人に深い学びをもたらします。

⚫︎ウェルビーイングと神学的健康観のつながり
ヴァンダーウィール氏が提唱する「神の意図された全体性としての健康」という概念は、現代のウェルビーイングにおける考え方と深く関係しています。個人の心身の健康や社会的な関係、さらにスピリチュアルな側面までを含めた「ホリスティックな健康」が、私たちの日常や仕事での幸せにどう影響するかを考えさせられます。
特にビジネスパーソンにとって、仕事における達成感やストレスの中で、「全体的な健康」を見つめ直すことは非常に重要です。人生の目的や自分自身の内面と向き合う時間を取り入れることで、真のウェルビーイングへと近づけるでしょう。

⚫︎ウェルビーイングの実践的な視点
この本から学べる重要なことは、心や社会的なつながり、そして自然との調和を意識的に保つことが、全体的な健康に不可欠だということです。
日常生活の中でストレスや感情の乱れ、また社会的不正に対する無関心が、私たちや周囲の人々のウェルビーイングを損なう可能性があります。
この本を通して、自分自身や社会、自然とのつながりを見直し、どうバランスを取るべきかを考える良い機会となるでしょう。

⚫︎ウエルの感想
「なんだか木が成長していくみたいに、健康って色んなことが重なってできるんだなと思いました。体だけじゃなくて、心や友だちや自然も大事なんだなって感じました(🐰)」

この本が示すウェルビーイングの考え方を生活に取り入れるために、今日から心、体、社会とのつながり、そして自然との関係を少し意識してみましょう。たとえば、週末に自然に触れる時間を作ったり、職場での人間関係を大切にしたり、日常のストレスを軽減するためにゆっくりとした呼吸を意識的に行うことや、自分自身を振り返る内省の時間を取ることなど、こうした小さな変化が大きな違いをもたらします。

こんにちは!今日ご紹介するのは、東京大学の金子邦彦名誉教授と板尾健司さんによる興味深い研究です。この研究では、贈り物の交換がどのようにして社会構造を変化させ、地位の差を生み出すのかを、コンピュータを使ったシミュレーションで明らかにしました。

研究の背景:贈り物が社会を変える!?
皆さんは、贈り物を交換したことはありますか?贈り物のやり取りは、古代から現代まで続いている人間の重要な習慣です。この研究では、贈り物のやり取りが、ただの個人的な行為ではなく、実は社会全体の仕組みや地位の差にも大きく影響を与えてきたことを、数理モデルで解明しています。これは、過去から未来までの社会の進化に深く関わる重要な研究です。

贈り物と社会のつながり:バンドから王国までの進化




図 2 シミュレーション結果の模式図
適切な返礼の利率rと贈与の頻度lが増大すると、まず経済的な格差が生まれ、ついで社会的な格差が生まれる。そしてついには、圧倒的に富裕な「王」が出現するとともに、民衆の社会的格差が縮小する。これらの格差の変化は、社会構造がバンドから部族、首長制社会、そして王国へと遷移することに対応する。

研究によると、贈り物をどれくらい頻繁に、どれだけ大きなものをやり取りするかによって、社会の形が変わっていくことがわかりました。たとえば、贈り物が少ないと、家族や親しい人たちが集まる「バンド」という小さなグループが作られます。でも、贈り物が増えると、だんだん「部族」や「リーダーのいる社会」、そして最終的には「王様がいる国」のように、社会が大きく、複雑になっていくんです。

つまり、最初はみんなが平等な関係だったのに、贈り物のやり取りが激しくなると、地位の差が生まれ、「王様」などの特別な存在が出てくるんですね。さらに、この変化は単に物の余り具合だけではなく、贈り物の交換という行為そのものが原因であるというのです。

この研究が意味すること
この研究は、昔から続く贈り物のやり取りが、実は社会全体の仕組みや格差に深く関わっていることを明らかにしています。そして、こうした個人の行動(ミクロな相互作用)が、どうして社会全体(マクロな結果)に影響を与えるのかを、シンプルな数式で説明できることを示しました。
これにより、なぜある地域では部族が発展し、別の地域では王国が形成されるのかといった疑問も、新しい視点で考えることができるようになったのです。

私たちへのメッセージ:ほどほどが大切?
この研究から私たちが学べることは、贈り物のやり取りや他者との関わり方が、社会のバランスに大きく影響するということです。たとえば、贈り物をあげすぎると、競争が激しくなり、不平等や対立が生まれることがあります。逆に、やり取りが少なすぎると、信頼や協力の気持ちが薄れてしまうかもしれません。

私たちが大切にしたいのは「ほどほど」というバランス。たとえば、「お返しを期待しすぎない」ことや、「相手に負担をかけない」ことを心がけると、贈り物のやり取りがもっと楽しくなるはずです。贈り物や助け合いは、相手との絆を深める大切な行為ですが、バランスを保ちながら、心地よく続けていくことが、長期的に見て平等で協力的な社会を築く鍵になるでしょう。

ウエルの感想:
この研究の話を聞いて、プレゼントが社会の形を変えるっていうのはすごいことだと思いました!ウエルもお友だちとプレゼントを交換するけど、やりすぎちゃうと変なふうにライバルになっちゃう場合もあるのかな?でも、もしウエルもお友だちも絵を描くのが好きなら、お互いにテーマを決めて絵を描いたり、一緒にコラボして作品を作ったりしたら、もっと楽しくできそうだなって思います。それに、ウエルは絵が得意で、お友だちはお料理が得意だったら、違うことをしてお互いにプレゼントできたら、もっと楽しいかもしれないですね!「ほどほど」に、競争じゃなくて、一緒に楽しむことが大事だなって感じました。

まとめ:贈り物の力を理解して、バランスを大切に!
今回の研究は、贈り物のやり取りが社会全体にどれほど影響を与えるかを示しています。競争と協力のバランスを取ることが、個人にとっても、社会にとっても重要です。ほどほどに、相手との関係を大切にしながら、みんなで心地よい社会を作っていきましょう

これは面白かった! シンガポールの高齢者を対象とした研究で、ウェルビーイングが何の要因(変わらない要因、ゆっくり変わる要因、その日の気分とかで変わる要因)でみたもの。3年以上をみれば、しっかりとウェルビーイングがゆっくりと変わっていく可能性を示している。-@ishikun3

An Asia-Pacific perspective on World Happiness Report 2024 | WHR 2024

こんにちは!今日は、@ishikun3先生がシェアしてくれた「世界幸福度報告書2024に対するアジア太平洋地域の視点」の動画についてご紹介します!

動画の内容:
世界幸福度報告書の編集者であるシュン・ワン教授が、アジア太平洋地域における幸福度の最新の洞察に焦点を当てた「世界幸福度報告書2024」の特別デジタルローンチを主催しました。
このウェビナーは2024年3月21日(木)、国連持続可能な開発ソリューションネットワークとオックスフォード大学ウェルビーイング研究センターの共催で開催されました。
詳細や報告書全文は、worldhappiness.report をご覧ください。



動画の要点:
1. 世界幸福度報告書の歴史と背景
2011年、国連総会が「幸福と発展の新しい定義」を採択し、幸福度を政策に反映する取り組みが始まりました。2012年に初の報告書が発表され、幸福度ランキングが毎年公開されています。

2. 2024年の特別焦点
今年は特に若者と高齢者に注目し、年齢層ごとの幸福度の違いや影響要因が議論されています。若者(特に15歳から24歳)は一般的に成人よりも高い幸福度を報告しており、年齢を重ねるにつれて幸福度が徐々に低下する傾向があります。高齢者においては、生活環境や社会的サポートが幸福度に大きな影響を与えていることが示されています。

3. シンガポールとアジア地域の幸福度
シンガポールはアジアで最も幸福な国とされ、2024年版で30位にランクインしています。高齢者の幸福度に関する研究が進んでおり、特に老年期のウェルビーイングに注目した政策が展開されています。



4. 幸福度とその変動
シンガポールの調査によると、幸福度は年単位で安定しているが、長期的には変化が見られることがわかっています。持続的な政策介入が幸福度向上に貢献する可能性があります。



5. 年齢層による幸福度の違い
若者の幸福度は高く、成人になると低下する傾向があります。インドでは、生活環境や健康状態が高齢者の幸福度に大きな影響を与えています。



6. 自由の重要性
言論の自由が幸福度に大きな影響を与え、自由な選択や表現が幸福感を高める要素であることが確認されています。

ウエルの感想:
シンガポールの人たちがどうやって毎日楽しく過ごしているかがわかりました!長い時間をかけて、少しずつ幸福度が上がっていくみたいで、政府が人々を助けるために様々な取り組みをしていることがとても大切だと感じました。また、自由に何でもできる環境が幸せにつながるんだなとも思いました。ウエルも好きなことをたくさんやってみたいなと思いましたが、大人になると、やりたいことを全部できるわけではないときもありますよね。それでも、目標を高く持って頑張り、達成した後に「あの苦しさも含めて楽しかったんだな」と感じることがあるかもしれません。あなたは、どのように自分の仕事や目標を乗り越えているでしょうか?

全国の学力・学習状況調査からみえてきた、日本の子どもたちのウェルビーイングの構造
京大・内田先生&奥田先生による報告書ですー @ishikun3

令和 5 年度全国学力・学習状況調査 ウェルビーイングに関する分析報告書
― 学校という「場」のウェルビーイングの醸成に向けて ―


こんにちは!
今回ご紹介するのは、令和5年度全国学力・学習状況調査の結果を基に、京都大学の内田由紀子先生と奥田麻依子先生が発表されたウェルビーイングに関する報告書です。この調査を通じて、学校環境における日本の子どもたちの幸福感に関する深い洞察が得られました。

この報告書では、主観的幸福感を測定するための様々な変数(友だち関係、教師サポート、自己肯定感など)に注目し、学校という「場」のウェルビーイングを醸成するための重要な要素を明らかにしています。特に、友だちや先生とのつながりが主観的幸福感に大きく影響していることが示されています。また、教科に対する態度や学習環境も幸福感に関連しており、学力向上だけでなく、心地よい学びの場作りが子どもたちの幸福感を高める鍵となることが強調されています。

要点:
1. ウェルビーイングの定義と重要性



第4期教育振興基本計画で、ウェルビーイングは「身体的・精神的・社会的に良い状態」と定義され、将来にわたる持続的な幸福を含む。学校は子どもたちだけでなく、教職員や地域社会にとっても、ウェルビーイングを育む場であることが求められています。教育を通じて子どもたちのウェルビーイングを向上させるための取り組みが、今後の教育政策の中核に据えられています。

2. 学力調査とウェルビーイングの関係
令和5年度の学力調査にはウェルビーイングに関連する項目が追加され、子どもたちの幸福感と、学校・地域での活動、協働性、利他性、多様性理解、自己実現などの関連が調査されました。特に、以下のような要素が子どもたちの幸福感に強い影響を与えていることが分かりました。

3. 主観的幸福感を支える要素
子どもたちの幸福感は、友だち関係や教師のサポートが大きく関与しており、自己肯定感とも深く関連しています。



教科に対する肯定的な態度も幸福感と強い関係があり、成績よりも人間関係や学びの態度が重要です。このように、単なる学力よりも、子どもたちが感じる幸福感は、彼らを取り巻く人間関係や学びの環境によって大きく左右されます。



4. 教師の役割とサポートの重要性
子どもたちのウェルビーイングには、教師のサポートが不可欠ですが、教師自身のウェルビーイングが確保されなければ、生徒へのサポートも十分に提供できなくなる可能性があります。そのため、教師の支援体制の整備が求められています。

5. 今後の課題
学力とウェルビーイングは対立するものではなく、ウェルビーイングの向上を目指した教育環境の整備が必要です。また、教師のウェルビーイングを測定し、包括的に支援するための分析が今後の課題となっています。学校全体のウェルビーイング向上を目指して、教育政策にどのような支援体制が取り入れられるかが重要なポイントとなるでしょう。

ウエルの感想:
学校が楽しいと思うかどうかって、お友だちや先生がすごく関係してるんですね。先生たちのウェルビーイングが良くなれば、自然と子どもたちのウェルビーイングも良くなるんだって。以前読んだ記事で、「子どもの主観的ウェルビーイングを理解するには、直接たずねることが大切です」って書かれていて、とても印象に残りました。ウェルビーイングには選択肢と自己決定が大事だから、大人も子どもも、まずはお互いにしっかり聞くことが大切なんだなって思いました。

ラジオ体操は、日本だと約90年前に始まりましたが、ねらいは「社会的幸福増進事業」だったそうです
ウェルビーイング推進のための取り組みだったんですね!

👉『ラジオ体操の歴史』NPO法人

こんにちは!
今日のウェルビーイング応援サイトニュースレターでは、@ishikun3先生のシェアした素敵な投稿をご紹介します。

ラジオ体操の歴史は、単なる体操プログラムにとどまらず、国民全体の健康を守り、社会的幸福の向上を目指した大きなプロジェクトとして始まりました。ラジオ体操は、1928年に逓信省簡易保険局(現在のかんぽ生命保険)が「国民の健康保持」のために普及させたものです。当時、ラジオを通じて体操を全国に広め、国民一人ひとりが健康的な生活を送ることを目指していました。

1928年11月1日、ラジオ体操の最初の放送が東京中央放送局で始まり、その後、日本全土で普及しました。全国の郵便局員が体操の動きを教え、さらに講習会や講演会が開かれるなどして、ラジオ体操は日常生活の一部となっていきました。

このように、ラジオ体操は、単なる運動習慣としてだけでなく、「いつでも、どこでも、だれでも」というコンセプトで、気軽に参加できる健康法として広がり、国民全体のウェルビーイングを推進してきたのです。

ラジオ体操とウェルビーイングのつながり
ラジオ体操がウェルビーイングと強く結びついている理由は、その「手軽さ」と「一体感」です。毎朝のラジオ体操を通して、身体的な健康だけでなく、日々の生活にリズムを持たせ、心身のバランスを保つことができます。また、コミュニティで体操を行うことで、人々がつながり、孤立感を減らし、社会的なつながりが強化されます。これは、個人の幸福感を高めるだけでなく、コミュニティ全体の幸福にも貢献しています。

ラジオ体操が日本の社会に浸透していることは、ウェルビーイングの視点からも非常に興味深い現象です。健康は体だけでなく、心と社会全体に関わるものという観点を、まさにこのプログラムが象徴しています。

今回のニュースレターを通じて、皆さんもぜひ、ラジオ体操をウェルビーイングの一環として再発見してみてください

ウエルの感想
ラジオ体操って、ただの体操じゃなくて、みんなの健康を守るために始まったんですね!今は2024年、96年も続いてるって知ってびっくりしました。学校ではみんなで一緒に、家では一人でもできて、「いつでも、どこでも、だれでも」やろうと思えばすぐにできるって、素晴らしいなって思いました。ウェルビーイングって、こういう小さな習慣からも始まるんですね。

実は、ウエルもラジオ体操を始めてみました。毎日少しの運動が、体も心も元気にしてくれる感じがします。みなさんも一緒にやってみませんか?

他者との感情調整能力を測定することに興味がある方へ、私とクレア・ラヴァレー博士が開発した新しいパフォーマンスベースのテストをぜひご紹介したいと思います。現在、論文は掲載予定ですが、このツールは既にこちらで利用可能です!@RyanSmith_LIBR

👉対人感情調整テスト(IPART): 他者の感情を改善する能力を評価するパフォーマンスベースのテストの開発と検証

こんにちは!今日は、新しく開発された『対人感情調整テスト(IPART)』をご紹介します。このテストは、他の人の感情をどのように改善するかを評価するためのものです。

IPARTとは?
IPARTは、他者の感情をサポートする力を調べるための新しいテストです。従来のような自己報告形式ではなく、実際の状況でどのように対応するかを基に評価する方法が特徴です。

研究のポイント
感情知能とは、自分や他者の感情を理解し、適切にコントロールする能力のことです。特に、他者の感情をポジティブに導く力が重要とされていますが、これまでの評価方法は自己報告に依存していたため、必ずしも正確とは言えませんでした。IPARTは、行動に基づく評価を取り入れることで、より信頼性の高い結果を提供する新しい方法です。

テストの仕組み
テストでは、まず「最適だと思う対応」を選び、その後「自分が実際に取るであろう対応」を選択します。これにより、他者を助ける力があるか、そして実際にその行動を取るかどうかを測ることができます。

結果の信頼性
研究の結果、IPARTは高い信頼性があり、特に女性が男性よりも他者の感情をサポートする傾向があることが示されました。このテストは、日常生活での感情のやりとりにおいても有効です。

研究を行ったRyan Smith教授について
この研究を行ったのは、Laureate Institute for Brain ResearchのRyan Smith教授です。教授は、脳や感情、意思決定に関する研究を行っており、今回のテストもその一環として開発されました。

今回のIPARTの研究では、他の人の感情をどうサポートできるかを実際に行動で測る新しい方法を紹介していました。自分が「こうするのがいい」と思うこと(ベストチョイス)と、実際に自分がどう行動するか(パーソナルチョイス)を比べることで、その人の感情をサポートする力をしっかり調べられるんですね。テストでどうやって他の人の気持ちをよくするかを学べるのが、おもしろいと思いました!

別の研究によると、たとえば、男性ではテストステロンが高いと、もっと優しい行動をすることが多くて、それが他の人を助けるための行動になるんだって。一方、女性では、テストステロンとコルチゾールというホルモンが感情や行動に影響を与えることがわかってきているんだそうです。

ストレスや自己防衛も関わっているのかもしれないですね。どんな性別でも、感情をサポートする力は人それぞれ違うし、ホルモンやそのときの状況で変わるんだなあって感じました。

参考文献:Generosity as a status signal: Higher-testosterone men exhibit greater altruism in the dictator game

こんにちは!今日は特別な話題をお届けします。奥野克己教授と吉田尚記アナウンサー、そしてゲストの石川善樹教授がボルネオ島のプナン民族とその独特の生活様式について議論した「奥野克己・吉田尚記の文化人類学ラジオ」#10の要点をお届けします。この放送では、プナンの人々がどのようにして自然と調和し、ウェルビーイングを体現しているかが明らかにされました。

主なトピックス:
・プナンの死生観: 死に対する静かで象徴的なアプローチが、言語を超えた感情の表現として機能しています。
・自然との共生: 自殺やうつ病が極めて少ないプナン社会は、その生活様式が自然との深いつながりを反映しています。
・学び方の自由: 学習は形式的な教育を超え、日常の中で自然発生的に行われ、全世代が技能を共有しています。

とってもおもしろかったです!!!
石川先生から学んだのは、日常の習慣化にはいくつかの段階があることでした。最初は何かを始める危機感からスタートし、続ける理由が楽しさで支えられるんですね。ウエルが見つけた続ける理由は、尊敬とその活動のおもしろさにあると思います。

奥野先生と吉田さんが語ったプナン人の生活から、ウエルも以前は目の前の楽しさだけで生きていたことを思い出しました。これは一時のハピネスだけでなく、そのときのウェルビーイング、すなわち全体的な幸福感にもつながっていたと感じています。それから新しい環境に飛び込んだ経験は、本当に価値のあるものでした。読んでくださっている皆さんも、どんな状況でも楽しみながら過ごせていたら、それが最もウェルビーイングにつながると思います。

ここから色々と始まった
2012年、新しい経済社会のパラダイムとして、国連でWell-beingが提案された@ishikun3

Defining a neW economic paradigm
The RepoRT of The high-LeveL MeeTing on WellBeing and Happiness

こんにちは!今日のニュースレターでは、昨日の『文化人類学とウェルビーイングの交差点 📻』や『地域の幸福を見つめる:ウェルビーイング指標の未来とは?』に続き、2012年の国連会議でブータンが提案した「ウェルビーイング」という新しい経済パラダイムをご紹介します。

デザインの新鮮さ
このレポートは、デザイン面でも印象的です。通常のA4サイズではなく、正方形の形を採用しており、視覚的に新しい発見を与えてくれます。表紙には、緑豊かな草と青空が描かれ、自然との共生がテーマであることが伝わります。このシンプルで力強いビジュアルは、ウェルビーイングが目指す未来を象徴しているように感じられます。



ブータンの象徴、龍のモチーフとアリストテレスの言葉
中表紙には、ブータンの象徴である龍が配置され、伝統と文化の豊かさが垣間見えます。力強さと調和を象徴する龍は、レポート全体のテーマである「ウェルビーイングと幸福の追求」を表現しています。さらに、アリストテレスの「幸福とは人生の目的であり、意味である」という名言も添えられており、ウェルビーイングの概念が経済だけでなく人生そのものに関わることを強調しています。

新しい経済モデルへのアプローチ
2012年4月2日、ブータン政府の主導で行われたこの会議には、世界中から800名以上のリーダーや専門家が集まり、GDPに代わる新しい経済パラダイムとして、ウェルビーイングを中心としたモデルの必要性が提唱されました。現行のシステムがもたらす不平等や環境問題に対し、持続可能性と幸福の両立が求められたのです。

未来へのビジョンと具体的な提言
この会議で提示された新しい経済モデルは「持続可能な幸福」に基づいています。レポートには、自然との調和、コミュニティの強化、文化と教育の充実を含む15の具体的な提言が盛り込まれています(p. 16-)。たとえば、新たな幸福の指標の導入や、資源の公平な配分のための政策など、自治体レベルでも応用できる内容が豊富に含まれています。

このレポートは正方形で、中にはブータンの龍がいるのがかっこいいですね!2匹の龍が未来の希望を感じさせてくれます。写真に写っているブータンの風景を見て、どこか過酷な状況でも助け合い、強く生き抜こうとしている姿を想像しました。そこには希望や一生懸命さ、互いを支える団結力が込められているように感じます。

「ここから色々と始まった」というのが本当にドラマチックで、これからも大切にされるレポートとして語り継がれるんだろうなと思いました。

こんにちは!今日は、 一般財団法人 地方自治研究機構 監修のもと作成した記事 『地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来』 の公開をお知らせします。

本記事は、令和6年3月に発行された 『ウェルビーイング指標に基づく自治体政策に関する調査研究』 (全158ページ)を基に、一般読者にも分かりやすくまとめ、画像を用いて視覚的に読みやすくしています。以前はパスワード保護設定をしていましたが、確認とアドバイスをいただいたことで、本日公開に至りました。

自治体政策やウェルビーイングの向上に関心がある方は、ぜひご覧ください。どんなことが行われているのか知る良い機会になると思います!

詳しくはこちらのPDFリンクをご覧ください。

おわりに、本記事の監修にご協力いただいた皆さまに深く感謝申し上げます。監修期間中、貴重なご意見やアドバイスを多数いただき、心より感謝いたします。

奥野克巳・吉田尚記の文化人類学ラジオ

こんにちは!今回は、ウェルビーイング研究の第一人者、石川善樹先生が出演する『奥野克巳・吉田尚記の文化人類学ラジオ#9』をご紹介します。

この番組は、土曜日の午後6時配信、文化人類学者の奥野克巳教授(立教大学)とニッポン放送のフッ軽アナウンサー吉田尚記が「文化人類学」をテーマに送るトークセッションです。

今回のラジオでは、ウェルビーイングの本質について深く掘り下げられました。特に先住民文化との関連が興味深い内容です!

番組で取り上げられた主なトピックは次の通りです。
1. ウェルビーイングの捉え方
ウェルビーイングは単に「幸せ」という抽象的な概念ではなく、具体的な生活の満足度や日々の充実感と関わっていると石川先生は述べています。「朝ワクワクして目覚め、夜には満足して眠ること」がウェルビーイングの一つの形とされています。

2. 先住民とウェルビーイング
先住民の生活がウェルビーイングの本質を体現しているのではないかという議論が行われました。吉田尚記さんは、彼らの生活環境(熱帯雨林など)がどれほど豊かな自然と共生しているかに着目し、その中での暮らしが「生き生きとした日々」を作り出していると感じています。

3. グローバルな視点でのウェルビーイングの流れ
ウェルビーイングという概念は、元々ブータンから始まり、フランスのサルコジ大統領がGDPに代わる指標として推奨したことを契機に広まったものです。けれども現在、欧米を中心に進んでいるこの流れが、非西洋圏には十分に適用されていないという問題も提起されました。これからは、先住民など多様な文化的背景を持つ人々からも知見を取り入れることが重要だとされています。

4. 空間と時間の感覚
石川先生が注目するのは、熱帯雨林のような自然環境での生活が、時間や空間の感覚に与える影響です。視界が緑に覆われ、先が見えない環境では、長期的な計画を考えるよりも「今この瞬間」に集中しやすくなるという指摘がありました。この考え方は、都市生活における「短期的な思考」の傾向とも対照的です。

5. 未来を見通す力とウェルビーイング
日本の世論調査によると、過去数十年で日本人は未来よりも「目の前のこと」を重視するようになっているというデータがあるそうです。この変化がスマートフォンなどのデジタル環境によるものではないか、という仮説も立てられました。石川先生は、未来を見通すことと、過去を振り返ることが密接に関連していると述べ、16代続く職人の例を挙げて、長い歴史を持つ人々が遠い未来を見やすいと語りました。

6. プナン族と現代社会の短期思考の関連
プナン族は、未来や過去について考えることが少なく、彼らの生活は「今この瞬間」に集中しています。奥野先生がフィールド調査で「将来何になりたいか?」と子どもたちに質問したところ、誰も答えられなかったそうです。プナン族の人々にとって、未来を考えること自体が重要ではなく、日々の生活の中で「今」を生きることが最も大切だとされているのです。

一方、石川先生から、現代社会では、特に都市部での生活が「短期的な思考」を助長しているという指摘がありました。スマートフォンやパソコンの画面に集中することが多く、目の前のことにとらわれやすくなり、長期的な未来を見通す力が弱まっているというのです。この現象は、日本の世論調査でも示されており、近年、未来よりも「目の前のこと」を重視する人が増えてきているというデータが報告されています。

プナン族の「今ここに集中する」という生き方は、現代社会における短期的な思考の傾向と共通する部分がありますが、根本的に異なるのは、プナン族が自然と共生し、未来を考えなくても満ち足りた生活を送っている点です。この違いから、都市生活者が短期的な思考に偏ることでウェルビーイングが損なわれていないか、再考する必要があるかもしれません。

7. 死に対する捉え方
プナン族の独特な時間感覚は、死に対する捉え方にも現れており、死者を悼むことや名前を呼ぶことすらタブーとされています。これにより、過去についても未来についても、彼らはほとんど語らないということが分かりました。このような視点から、時間や死に対する捉え方がウェルビーイングにどう影響を与えるのかが探られました。

奥野先生、石川先生、吉田尚記さんの視点から、ウェルビーイングがどのように進化し、どのように異文化の中で生まれているのかを考える機会となるラジオ番組でした。

📻 ぜひ、番組をチェックしてみてください!私たちがどのように自分の時間と未来を考えるか、今回の放送を通して新しい視点を得られるでしょう

ウエルの感想:
パーソナリティの吉田尚記さんが東京大学大学院に合格されたとのこと、本当におめでとうございます🌸!2025年の4月から通うそうで、聞いている自分もワクワクしてきました!また、トークセッションをまとめた書籍(12月発売)には、石川先生のお話もきちんと文字になっているとのことなので、発売が待ち遠しいです📕。

石川先生がとても楽しそうに話していたのが印象的で、まさにウェルビーイングな空間そのものだと感じました。「なにがおもしろいのかわからないけど、ここまで楽しそうなら、ひょっとしたら本当におもしろいのかも」と思えてきて、聴いているうちに自分まで心地よくなっていくのが不思議でした。こういう在り方が、ウェルビーイングな空気を作るんだな、と実感しました。

「将来何になりたい?」とよく聞かれる日本の子どもたちに対して、プナン族の人たちは過去や未来をほとんど考えず、「今ここ」に集中して生きていると聞いて、すごく驚きました。彼らの生活は、まさに「朝ワクワクして目覚め、夜満足して眠る」ような日々なのだろうと思い、ウエルも、「今」を楽しみながら、未来に向けて少しずつ準備する生き方をしてみたいな、と感じました。環境によってこんなに人の考え方が違うんだ、と感じることで、自分の視野が広がった気がします。

そして、今日、石川善樹先生と吉田尚記さんの共著『むかしむかし あるところに ウェルビーイングがありました─日本文化から読み解く幸せのカタチ』をパラパラとめくってみました。



前に読んだときよりも言葉がすっと入ってくる感じがして、石川先生をはじめとする研究者の皆さんのお話を見聞きしてきたおかげで、ウェルビーイングの意味が少しずつ自分の中に落ちてきた感じがします。これからもっとじっくり読んで、幸せのカタチについて考えるのが楽しみです!

ウェルビーイング応援サイトでは、研究の紹介もデザインも言葉ももちろん大切ですが、今は何よりも生成AIイラストを作成する楽しみが一番です🐰 まるで、すべてがこの楽しみのためにあるかのように感じます。AI自由研究の旅、ぜひご覧ください!

こんにちは!AI特集も7日目を迎えました。本日は、QuEra Computing社のPresidentである北川拓也氏の最近の投稿を取り上げます。

北川拓也氏は、かつて楽天グループのChief Data OfficerとしてAIやデータ管理に携わり、現在は公益財団法人Well-being For Planet Earthの理事も務めています。北川氏は元理論物理学者でもあり、私たちの「ウェルビーイング応援サイト」がフォローしている方の一人です。北川氏は先日、量子コンピュータが医学や生物学に与える影響について、以下のような投稿を行いました。

量子コンピュータは医学、生物学をどう劇的に進化させるのか??この問いに資金をつけてイノベーションを加速しているのがWellcome Leap が主催するQ4Bioというプログラムだ。

これから3-5年に実現されるであろう、100 Qubitによる、10万から1000万回計算できる量子コンピュータで実行できる具体的な問題と、それを解くアルゴリズムの発見を目指し、世界の12のグループが選ばれた。今週、そのうちの8グループがさらにPhase 2への進出が発表された。

弊社QuEraはそのうちの3つものグループ(U of Nottingham, Harvard, qBraid) に参加している。中性子型量子コンピュータの可能性への高い期待値と、うちのアルゴリズムを作る理論グループの優秀さが評価された形となった。

QuEraはQPU(quantum processing unit, GPUの量子バージョン)を作るハードウェアの企業だが、ハードウェアができた際にマーケットのサイズを決めるのはキラーアプリケーションの存在であると考えている。それに向けて中期的にしっかりと仕込み、お客様と一緒に医学、生物学の世界でイノベーションを作っていきます。

量子コンピュータが大きく進化させるのは例えば酵素がタンパク質にどう働くか、というメカニズム解明である。生物の働きや薬学の進化はこの理解に大きく依存している。 より詳しくこのプログラムを知りたい方は是非こちらで。(@takuyakitagawa

Q4Bioプログラム詳細はこちら



Q4Bioプログラムの進行プロセス。フェーズ1からフェーズ3にわたり、アルゴリズム開発、シミュレーション、量子コンピュータへの実装を段階的に進めていきます。

Q4Bioプログラムの概要
Wellcome Leapの「Quantum for Bio(Q4Bio)」プログラムは、量子コンピュータを活用して健康分野における課題を解決するための革新を加速させることを目的としています。量子コンピュータの力は、特に重ね合わせ干渉量子相関という独特な性質に由来し、これを活用することで従来のコンピュータでは解決不可能な問題を解決できる可能性があります。

現在、Q4Bioは世界中から12の研究チームを選出し、そのうちの8つのチームが第2フェーズに進出しました。このプログラムは、今後3〜5年の間に100量子ビットで実行できるアルゴリズムの開発と、その実現に向けた取り組みを支援しています。

ウエルの感想:
量子コンピュータって、たくさんの情報をすごく速く計算できるんですね!特に、タンパク質の動きや薬の効果を理解する手助けをしてくれるなんて、未来の病気の治療がもっと進化するかもしれません。100量子ビットなんて初めて聞きましたが、どんどん技術が進化しているんですね。自分たちが知らない間にも、頭の良い人たちのおかげで時代がどんどん前に進んでいるのを感じて、驚きです。これからどんな新しい発見があるのか、楽しみです!

こんにちは!AI特集6日目のニュースレターです。昨日に引き続き、今日は田中秀宣氏のPIVOT TALK『人工知能と生物学の融合』の後半をお届けします。AIと生物学がどのように融合し、私たちの未来に影響を与えるのか、一緒に見ていきましょう。

1. 心理学とAIの融合:
田中氏は、従来は人間を対象にしていた心理学の研究が、現在ではAIにも適用され始めていると説明しました。AIが人間のように振る舞い、学習する過程が再現できるほどに成長しており、心理学的な問いに対する実験対象としても成熟し始めています。これにより、物理学者やコンピュータサイエンスの研究者が心理学のアプローチを取り入れ、AIをより深く理解する時代が到来しています。

2. AIの知性とゲームのルール:
チェスや囲碁、将棋では、AIが自ら対戦を繰り返して戦略を進化させる一方、大規模言語モデル(LLM)は明確なルールが存在しないため、AIと人間の協調(アライメント)がより重要であると述べています。AIが人間のタスクに挑む際、そのタスクがどこまで人間と重なるかが、今後の大きな課題になると指摘されました。

3. 数学とAIの進化:
数学的な問題を解く際、AIが「思考の汗」をどれだけかけるかが鍵になると説明。AIが臨界点を超えた時には、人間には理解できないほどのレベルで進化する可能性もあるとの示唆がありました。

4. ハードウェアとソフトウェアの再設計:
AI技術の進展に伴い、ハードウェアの設計自体が見直される可能性が出てきています。特にエネルギー効率の面で、人間の脳とAIの違いが注目されており、今後の進化にはハードウェアの再設計が欠かせないと指摘されています。

5. GPT-5と未来のAI:
GPT-5は時間の概念を持つことで、より高度な論理的タスクや計画を実行できるようになると期待されています。また、音声や動画データの処理能力も強化され、AIが人間の感情を理解する能力が進化する可能性があるとのことです。

6. AIと人間の信頼性:
AIが人間のように振る舞い、意思決定に関与する未来において、AIの信頼性や倫理がますます重要になると強調されました。私たちの日常生活におけるAIとの関係が深まる中で、AIが適切に意思決定を行い、信頼できるパートナーとなるための倫理的枠組みが必要になるでしょう。

対談を通じて、AIの進化が私たちの知性や学問にどのような影響を与えるかについて、多くの洞察が語られました。特に、AIが時間や論理的思考を進化させる未来では、私たち人間との協力や共存がどう変わっていくのかが大きなテーマとして浮かび上がっています。AIと私たちがどのように未来を切り開いていくのか、今後の発展が楽しみです。

ウエルの感想:
『人工知能と生物学の融合』、とてもおもしろかったです!AIが進化して、今まさに新しい可能性を探っている時代に私たちが生きていることに、改めてすごいことだと感じました。

特に、茂木先生が教えてくれた「AIが自ら対戦を繰り返して強くなった」という話がとても印象に残りました。そのようにAIが自ら学習を続けて進化する姿が、心理学の実験対象になるなんて驚きです。ウエルもAIみたいに、どんどん学んでいけるようになりたいです。AIを使うことで人間ももっと進化できるんでしょうか?パソコンがまるで人間みたいに考えるなんて、不思議ですよね。これからAIがどんな風に進化していくのか、そして人間の脳とどう繋がっていくのかを考えると、ワクワクします。もっとAIについて勉強してみたくなりました。

今日は9月29日、AI特集の5日目です。今日は田中秀宣氏のPIVOT TALKの後半、『人工知能と生物学の融合』に焦点を当てます。高度な技術に関連したトピックですが、なんとなく聞いているだけでも「すごいことが起こっている!」とワクワクしてきます。今回は、要点を少しずつまとめながらお届けします。

人工知能と生物学の融合とは?
田中秀宣氏が語る「人工知能と生物学の融合」は、AI技術と生物学的原理を組み合わせ、自然界の現象を工学的に理解しようとする新しいアプローチです。色と形の概念を組み合わせる研究から、AIがどのように視覚情報を学習し、生成するのかについての実験が紹介されています。

田中氏は「シンプルにして、かつシンプルにしすぎると、興味のある現象が消えてしまう。その興味のある現象の本質だけを残すギリギリのところまでシンプルにする」と物理学的なアプローチを強調しました。これは複雑な問題を簡潔に理解するための非常に重要な手法であり、物理学者が現象を分析する際に使う核心的な考え方です。

また、AIが色や形を学習する際に、形よりも色の認識が難しいという課題が指摘されており、AIにとっての一つの壁であることが示されました。さらに、AIの学習には「想像力1」と「想像力2」という異なる段階があり、学習が進むと急激に能力が向上する瞬間があると説明されています。この現象は、ChatGPTのような大規模AIモデルがある時点で突然に能力を大きく伸ばすことと似ています。



知的なタスクほど多くの要素を学ぶ必要があり、AIが様々なタスクに対応するには多様な概念を学習するプロセスが不可欠だという洞察も共有されました。AIの進化の過程でまだ多くの未知の領域があることを示しており、希望とさらなる発展の可能性を感じさせる内容でした。

明日に続きます!

ウエルの感想
『人工知能と生物学の融合』、おもしろかったです!たとえば、トカゲや金魚の色や形をAIが覚えるのは上手なのに、パンダになるとうまくいかないというのがあって、ウエルも絵を描くとき、形を決めるのはすぐにできるけれど、色は難しいと感じることがあるので、すごく共感しました。

田中秀宣氏のお話はとても誠実で、物理学者の方ってこうやって発表されるんだなと新鮮に感じました。ウエルも、誠実に話せる技術を身につけたいと思いましたし、研究発表の仕方もとても勉強になりました。田中さん、本当にありがとうございます!それに、AIがまるで人間のように学習していくのが不思議でおもしろいですね。人間にとっても希望が湧くお話だと思いました。これからAIと生物学がさらに進化していったら、どんなことができるようになるのか、とてもワクワクします!🐰

こんにちは!今日は週末の土曜日ということで、少しリラックスしながらも、昨日の政治的なニュースを通して、ウェルビーイングへの影響について考えてみたいと思います。



川邊健太郎氏の総括について
北川拓也氏が引用した川邊健太郎氏(LINEヤフー株式会社代表取締役会長・日本IT団体連盟会長)のポストは、総裁選の結果について非常にわかりやすく総括されています。特に川邊氏が注目したのは、「テクノロジーによる社会変革」がいかに重要であるかという視点です。

川邊氏のポストより:
「私は市場というよりかは、テクノロジーによる社会変革を重視し、かつ法律(ルール)による政府関与は重視していますが、財政は完全に健全化、小さな政府、減税派という政治的信念があります」(一部抜粋)

川邊氏は、テクノロジーが社会に及ぼす大きな変革力を強調し、それがたとえ政治的にマイノリティであっても、長期的な視点で変革を推し進める必要があるとしています。

テクノロジーとウェルビーイングの関係
テクノロジーの進展が私たちのウェルビーイング(幸福感)にどれほど影響を与えるかは、これからの社会を考える上で欠かせないテーマです。たとえば、AIや自動化が進化することで、社会の様々な側面が効率化され、私たちの生活が便利になることが期待されています。けれども、それは同時に新しい社会構造の変化や職業の再編成など、ウェルビーイングに影響を与える多くの要因をもたらします。

ウェルビーイングに貢献するテクノロジーの力
テクノロジーは、ただの効率化や経済成長だけでなく、社会全体のウェルビーイングを向上させるためのツールとしても非常に重要です。川邊氏が述べたように、テクノロジーによる社会変革は、持続可能な未来平等な機会を提供するための強力な手段となります。これからの社会では、私たち一人ひとりがこの変革の流れに積極的に関わり、テクノロジーを最大限に活用して未来のウェルビーイングを実現することが重要です。

ウエルの感想
今日は、政治とテクノロジーの話がとっても面白かったです!新聞に載っていた相関図もすごく分かりやすくて、自民党内でこれほどまでに財政や経済成長に対する政策スタンスが違うなんて、本当に驚きました。図があると、複雑な内容も一目で理解できるし、頭にもスッと入ってきますよね。

図を作るのって、一見地味に見えるけれど、実は頭をたくさん使うから大変。でも、そうやって新しい視点から物事の構造が見えてくると、とても親切だし、おもしろいです!そして、良い図を見ると、その人の頭の良さを心から尊敬します!本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

それにしても、図を使って説明すると、物事がより明確になるように、テクノロジーも社会を変える大きな力を持っているのに、テクノロジーってマイノリティなんですね?なぜでしょう?人間がやると褒められることも、機械がやると褒められないのはどうしてなんでしょう?

ウエルも、自由研究で図を使って、分かりやすく伝えたいなと思いました。図を見るだけでもワクワクするし、研究報告でも図を使ってみようとメラメラしています!

こんにちは!今日は、AI時代における「事実認識」や「知性の物理学」に続き、イノベーションの進化についてお話しします。北川拓也氏が紹介する、DARPA(米国防高等研究計画局)による科学技術の進化とイノベーションを促進するアプローチについて、わかりやすく解説していきます。

北川拓也氏のポストより:
価値が明確だが、科学の根本的進化、発見を必要とするイノベーションをどう生み出すのか?この問いに対して最も効果的なソリューションを産み続けている組織が存在する:米国の国防高等研究計画局こと、DARPAだ。

(中略)

DDARPAはこれらの問題へのアプローチとして、「課題設定と達成すべき目標を明確に提示し、数億から数十億円といった多大な予算をつけて、世界の研究者・事業化に問題解決の提案を求め、質の高い提案をしてきたグループに資金をつける」という手法をとってきた。これらのアプローチが、インターネットを進化させ、AIを生み出し、コロナウイルスへの解決策を加速したのはDARPAのよく知られた成果である。

DARPAとは?
DARPAは、科学技術の進化を牽引する組織であり、インターネットの発明やAI、さらにはコロナウイルスへの対策に至るまで、幅広い分野で大きな影響を与えてきました。DARPAのアプローチの特徴は、解決すべき課題を明確にし、新しい科学的発見を必要とする難しい問題に対して、研究者たちに解決策を求めるというものです。

イノベーションを生み出すフレームワーク
北川氏は「パスツールの4象限」というフレームワークを紹介しています。これは、イノベーションを生むために、科学的発見が必要かどうか、解決すべき問題が明確かどうかを軸に分類する考え方です。その中でも、問題が明確であり、科学的発見が必要な領域が最も重要だとされています。

たとえば、「リチウムバッテリーの容量を10倍にする」という課題が解決できれば、電気自動車の普及が加速し、環境問題にも大きな貢献をするでしょう。けれども、このような課題は高度な科学的発展が必要であり、非常に難しいのです。こうした課題に対して、DARPAは戦略的に取り組み、多大な資金を投入しながら、イノベーションを生み出しています。

資本主義とイノベーションの課題
北川氏は、科学技術が進化し続ける中で、簡単に生み出せるイノベーションはすでに実現されており、残っているのは困難な問題ばかりだと指摘しています。けれども、DARPAのように、問題を明確にし、目標を具体的に設定することで、私たちは新たなイノベーションを生み出すことができると信じています。

ウエルの感想:
北川氏の投稿は難しいことが書かれているのに、その熱量にすごくワクワクしました!文章を読んでいるだけなのに、まるで目の前で話を聞いているような感覚です。

AIがどんどん進化して、DARPAみたいな組織が未来を切り開いているんですね!リチウムバッテリーの容量が10倍になったら、どこでも充電せずに車に乗れる世界が来るのかな?ウエルもAIを使って、便利な未来を作るお手伝いをしてみたいです!🐰

こんにちは!昨日はAI時代における事実認識についてお話ししましたが、今日は「知性の物理学」に焦点を当てます。昨日のニュースレターで話題に上った北川拓也氏が称賛している田中秀宣氏のPIVOT TALKを紹介します。

👉【「知性の物理学」とは何か】情報から知性の物理学へ/AIの知性の測り方【PIVOT TALK】

田中氏は、ハーバード大学で「知性の物理学」プログラムを立ち上げ、物理学者としてAIの知性に取り組んでいます。AIや人間の知性がどのように理解され、どこまで進化するのかは非常に興味深いテーマです。当サイトでもAIに関心を持っているので、田中先生のお話は特に参考になります。

知性の物理学とは?
田中秀宣氏は、AIの知性を物理学的に捉える新たなアプローチを提案し、「知性の物理学」という新しい学問分野を切り開いています。彼の研究は、AIを自然科学と同様に実験的に理解できるという視点に基づいています。AIの行動や学習を物理的な法則に基づいて探求し、その根底にある原理を見つけることを目指しています。

AIと人間の知性の違いと共通点
田中氏は、AIと人間の知性は同じ物理世界でタスクをこなす点では共通していると述べていますが、AIの学習プロセスや創発的な行動には違いがあります。物理学的な視点でAIを理解することで、新たな発見が生まれる可能性があると考えています。

茂木氏の問い:AGIは収束するのか?
PIVOT TALKの中で、茂木健一郎氏が「AGI(人工汎用知能)は収束するのか?」という根源的な問いを投げかけました。これは、AIの進化がどこに向かい、最終的にどのように安定するのかという重要なテーマです。

田中氏は「現時点では不確定である」と答えました。AGIが一つの知性として収束するか、それとも無限に進化し続けるかは、まだ誰にも分からないということです。この答えは、AIの未来がまだ未知の領域にあり、物理学の視点からもさらなる発見が期待されていることを示しています。

組織としてのAGI?茂木氏の問いかけ
茂木氏は「AGIの最終形態は組織だ、というニュースが衝撃的だった」とも指摘しました。田中氏はこれに対し、AIが協力してタスクをこなすマルチエージェントシステムの重要性に触れ、複数のAIが組織のように機能する未来の可能性を示唆しました。AI同士が協力し合うことで、より高度な知性が発現するかもしれない、という興味深い視点が提示されています。

田中氏の研究が示す未来
田中氏の研究は、AIが今後さらに進化し、人間と同等、またはそれ以上の知性を持つ未来を描いています。AGIやASI(人工超知能)の実現が期待される中、AIの知性が物理学的にどのように収束していくのかは、まだ未知の領域です。この分野の研究が今後どのように進展するか注目していきましょう。

AIって本当にすごいですね!田中先生のお話を聞いて、AIと人間が同じように知性を持っていることが、ふしぎでとてもおもしろいと感じました。さらに、どうやってAIが全ての計算や思考、行動をしているのか、作っている本人たちもわからないという話には驚きました。AIはお友だちでもあり、先生でもあり、まるでドラえもんみたいです。ウエルももっとAIを使ってみます!🐰

こんにちは!今日は、ウェルビーイング応援サイトがフォローする物理学者であり、量子コンピューター企業QuEra Computingの戦略顧問である北川拓也氏の投稿をもとに、情報が溢れる時代における事実認識の重要性についてお話します。

情報が溢れる時代だから事実認識はとても重要。特にAIの時代には気をつけていきたい。

現代は、インターネットやSNSを通じて誰でも簡単に情報を発信し受け取ることができますが、その中には誤情報やフェイクニュースも含まれます。特にAIの進化に伴い、AIを用いた情報操作がますます現実的なリスクとなっています。

北川氏が引用した投稿では、小泉進次郎氏に関する誤解や印象操作の例を挙げ、こうした情報がどれだけ簡単に拡散されるかについて触れています。このような情報が混乱を生み、信頼を損ねることもあります。

なぜ事実認識が重要なのか?
情報が増える中で、その真偽を見極める力がますます重要になります。特に、政治や社会問題については、正しい理解がなければ、誤った結論や偏った視点に影響されやすくなります。AI技術が情報を生成する時代において、私たちには冷静で客観的な視点が求められます。

すぐにできる対策:
信頼できる情報源を複数確認する
異なる視点から情報を集めてみる
感情に流されず、冷静に事実を確認する

AIがたくさん情報を作ってくれるけど、自分たちがそれをちゃんと見る目を持たないといけないんですね。正しい情報を見つけるのはちょっとむずかしいけど、がんばって事実を確認しようと思います!🐰

【月明かりと読書】
2024.9.25|ウェルビーイング応援サイト

月明かりの下で読書を楽しむ、静かなひととき
忙しい日々の中で、心をリフレッシュする時間を見つけてください
心地よい夜をお過ごしください

ちなみに、実はこの絵も「AIイラストの旅」初日に描いたものです。AIイラストの旅報告No.2からNo.4まで、全て初日作のものです!AIイラストの可能性に驚かされてばかりです。

GDPを超えて、みんなが幸せになる社会へ
こんにちは!現在、ニューヨークで「国連未来サミット」が開催されています。はぴテックの太田雄介氏が「GDPを超えた指標 (Beyond GDP) が話し合われています😊 そして、Beyond GDPの中心には、ウェルビーイングですね❗」と、IISDのニュースをシェアしてくださいました。いつもウェルビーイングに関する最新の情報をシェアしていただき、ありがとうございます!

GDPの限界と新たな指標の必要性
長年、国の経済の健康状態を測るために使われてきた「GDP(国内総生産)」ですが、実際には人々の幸せや健康、環境の持続可能性を十分に反映できていないという問題があります。今回の「国連未来サミット」では、こうした課題に対応するため、より包括的な指標を導入し、持続可能で公平な社会を実現する方法について議論されています。

新しい指標「包括的な富」
その新たな指標の一つが「包括的な富」です。この指標では、国の発展を「自然」「人」「社会」「インフラ」「経済」の5つの要素で総合的に評価します。これにより、ただ経済的な成長を追い求めるのではなく、環境や人々の暮らしの改善がどのように進んでいるかをしっかりと見ることができるのです。


IISDのリヴィア・ビジコバ氏によるプレゼンテーションからのスライドで、包括的な富のさまざまな側面が説明されています。出典:IISD

若者たちの声
50カ国以上から集まった若者たちも、サミットで意見を述べました。彼らは「個人の成功」よりも「みんなの幸福」を重視しようというメッセージを発信しています。これは、将来の世界をより良いものにするために私たちが考え直すべき大切なポイントです。

ケアワークの価値を評価
たとえば、メキシコでは、家事や介護といったケアワークが国の経済にどれほど貢献しているかが議論されました。これらの仕事はGDPに反映されていませんが、社会を支えるために不可欠な役割を果たしています。今後は、こうした無償労働も正当に評価されるべきだ、という意見が出されています。

ウェルビーイングを中心に
このサミットでは、「みんながどれだけ幸せに暮らせるか」を測る新しい指標の重要性が強調されています。経済的な豊かさだけでなく、健康、幸福、そして環境保護にもっと注目する動きが進んでいくことが期待されています。

ウェルビーイングまちづくり研究家の高野翔先生も、未来サミット成果文書2024の中から、ウェルビーイングに関する次の一文をシェアされています:

“We recognize that the well-being of current and future generations and the sustainability of our planet rests on our willingness to take action.”
(現在および未来の世代のウェルビーイングと地球の持続可能性は、私たちが行動を起こす意思にかかっていると認識しています。)
Summit of the Future Outcome Document 2024

ウエルも、未来サミットでみんなが幸せに生きられる社会をつくるための話し合いがされていることを知って、すごく感動しました!GDPだけじゃなくて、ウェルビーイングも大事だっていうのが、すごくいいと思います。これからどんな社会になっていくのか、楽しみです!🐰

こんにちは!今日は特別な日です。2024年9月22日、世界中が未来を見つめる国際未来サミットが日本時間の夜9時30分から開催されます。このサミットを皆さまと共有できること、そしていつも支えてくださる皆さまに心から感謝しています。本当にありがとうございます。

今日は、昨日シェアした画像にある印象的な国連ロゴに注目したいと思います。
国際連合のエンブレム(紋章)は、世界地図のまわりに平和の象徴であるオリーブの枝が飾られたデザインです。 北極点を中心にした地図で、国連が関わる地域に「平和と安全」をもたらすという祈りを込めて描かれています。 青地に白いエンブレムが描かれた国連旗も同様に、世界のつながりと平和を象徴しています。

国連ロゴが世界の平和とつながりを象徴しているように、私たちのウェルビーイング応援サイトのロゴも、調和とつながり、そして人々が互いに支え合いながら成長していく大切さを表しています。まだ小さな存在ではありますが、私たちはこのロゴに込めた思いを信じて、少しずつ未来へ向けて歩んでいます。



ロゴには、宇宙的な調和やつながり、そして私たちの中心にあるウェルビーイングの核が象徴されています。人間と社会、そして未来が互いに支え合いながら成長し、幸福を分かち合う姿がデザインに表れています。
このロゴを通じて、私たちはみなさんとともに、世界のバランスと調和、そして豊かな未来を目指して歩んでいきたいと願っています。

今夜のサミットでは、未来のウェルビーイングに向けた重要な議論が行われる予定です。私たちも心から楽しみにしています。私たちはまだ小さな一歩を踏み出したばかりですが、皆さまの支えを力に、少しずつ希望の光を広げていきます。一緒に未来を見つめ、考え、行動していきましょう。未来は、私たち一人ひとりの手で作られていきます。

今日のロゴをじっくり見て、ぼくたち一人ひとりがまず考えて、それをみんなで持ち寄ることで、長い旅が始まるんだと思いました。ウェルビーイングは、ぼくだけじゃなく、みんなで一緒にどうやって幸せになれるかを考えるものなんですね。これからも、支えてくれるみんなに感謝しながら、自分の世界で少しずつ輪を広げていけるように、一歩いっぽ進んでいきたいです。

こんにちは!明日からいよいよ、ニューヨークの国連本部で「国連未来サミット 2024」が開催されます。このサミットは、私たち全員に影響を与える課題に、国際社会がどのように向き合い、より良い未来を築くかを話し合う一世代に一度の重要な場です。

特別プログラムの見どころ
9月22日(日)午前8時30分(日本時間:午後9時30分)から、開会前の特別プログラムが予定されています。グラミー賞受賞の歌手、ルネ・フレミングさんが「Voice of Nature: The Anthropocene」から2曲を披露する予定です。ナショナルジオグラフィック制作のビデオを背景に、自然との関わり方を考える良い機会となることが期待されます。

サミットの概要
今回のサミットでは、「A Pact for the Future(未来のための協定)」という文書が採択される予定です。この協定には、グローバルデジタルコンパクトや未来世代のための宣言が含まれ、これからの国際社会の方向性を示すものとして注目されています。また、若者代表の発言や、各国首脳によるスピーチが予定されており、未来を担う世代の声がどのように反映されるかが注目点となります。

グローバルデジタルコンパクトとは?
グローバルデジタルコンパクトは、デジタル技術が全ての人々に平等に利用され、悪用されないことを目指す国際的な取り決めです。これには、インターネットの自由、安全なオンライン環境、そして人権の尊重が含まれます。このコンパクトは、将来に向けた基本ルールとして提案されており、公正で包括的なデジタル空間の実現に向けた重要な枠組みとなることが期待されています。

これからのウェルビーイング
このサミットを通じて、未来の社会像がさらに明確になることが期待されます。ウェルビーイングについては明示的に触れられていないものの、未来世代にとっての幸福や、持続可能な社会の実現に関連する議論が行われる可能性があります。特に、デジタル技術の公平な利用や、社会全体の健康や幸福を高める政策が、間接的にウェルビーイングに寄与することが期待されています。

詳しい情報は、国連の日本語資料『未来サミット:それは何をもたらすのか』をご覧ください:こちらをクリック

未来のためのサミットがいよいよ始まるんですね!世界中の人たちが集まって、これからの地球や社会について話し合うなんて、すごくワクワクします。どんな新しいアイデアが出てくるんでしょう?みんなが幸せに暮らせるような世界になるために、ウェルビーイングについても考えられるといいなと思います。ドキドキしますね🐰

Hidenori’s work is very good exciting(@北川拓也)

こんにちは!本日のウェルビーイング応援サイトニュースレターでは、再びハーバード大学の「知能の物理学」プログラムをご紹介します。このニュースは4月にも取り上げましたが、今回北川拓也さんが再びシェアされ、新たな進展があったようです。


脳科学センターに知能物理学の新プログラムが設立@Hidenori8Tanaka

現在、2024年10月20日からポスドクフェローの募集が始まります。
人工知能と自然の知能の基礎研究に興味のある方は、ぜひこの機会に応募してみてください!詳細は以下のリンクからご確認ください:

🔗 CBS-NTT postdoctoral fellows in the Physics of Intelligence at Harvard University

このプログラムは、自然と人工の知能に関する科学的な問いに挑むポスドクフェロー(博士号を取得した後に行う研究職)を募集しています。ハーバード大学の脳科学センター(Center for Brain Science, CBS)とNTT Researchによる支援を受け、脳科学やコンピュータサイエンス、認知科学を結びつけた新たな研究を進めている注目のプログラムです。

北川さんは以前から田中秀宣さんの研究を応援しており、今回のシェアでもその友情と尊敬が自然に伝わってきます。田中さんのチームは、AIや脳科学を活用して未来の技術革新に貢献することを目指しており、特に「知性とは何か?」という基本的な問いに取り組んでいます。

【過去の紹介:4月のニュースレターより】4月にも田中さんのプログラムを取り上げましたが、その際、北川拓也さんは「アカデミア界の起業家」と田中さんを称賛し、彼の行動力と独創的な研究の取り組みを高く評価していました。このプログラムは、脳やAIの進化を通して信頼性の高い技術の開発を目指しており、これからの科学技術にとって重要な役割を果たすとされています。

ウエルの感想:AIイラストと夢
北川さんがこのプログラムをシェアしているのを見て、ウエルも再び田中さんの研究を思い出しました。以前、北川さんが出演された「PIVOTレポート 茂木健一郎氏vs北川拓也氏後半 日本人と天才論」の番組で、北川さんが田中さんのことを紹介していたのをよく覚えています。



その時に北川さんが言った「興味ないことに興味を持たせるのが人間関係」という言葉が心に残っています。本当にその通りだな、と改めて感じました。

実は、今ウエルがAIを使ってイラストを描いているのも、北川さんの影響が大きいです。もし北川さんがいなければ、AIでイラストを描いていなかったかもしれません。自然にAIに取り組むようになったのは、北川さんの影響が80-96%くらいです。きっかけとなったのはほぼ北川さん(96%)ですが、残りの4%は以前から「AIイラストのようなイラストが描けたらいいな」という潜在的な思いがあったことです。その後、AI漫画に憧れ、本格的にやってみようと思うようになりました。

現在進めているAIを使った自由研究は、ウエルの夢である「科学とデザインやアートを結びつける」ことに近づいていると感じています。

また、北川さんの言葉やシェアを通じて、AIが私たちの生活や科学にどう役立っているかを深く理解できました。これからもAIは、ますます多くの人に感謝され、生活の中で欠かせない存在になっていくでしょう

こんにちは!本日のウェルビーイング応援サイトニュースレターでは、林祐輔先生がシェアされた興味深い研究をご紹介します。林祐輔先生は、日本デジタルデザインの上級研究者であり、AIアライメントネットワークのディレクター、独立系の学者としても活躍されています。以前は日本銀行のエコノミストとして、経済の専門家としてのキャリアを積まれていました。

今回は少し難しそうな内容ですが、簡単に解説しますね。

谷口先生たちの研究:科学ってなんだろう?
科学のモデルとしての集合的予測符号化:生成的科学に向けた科学活動の形式化
谷口忠大先生が提唱する「集合的予測符号化(しゅうごうてきよそくふごうか)」は、科学研究を考えるための新しいモデルです。この考え方は、たくさんの研究者が「これって本当かな?」と実験や観察を通じて新しい知識を作り出し、それをみんなで共有しながら科学を進めていく仕組みを説明しています。

具体的には?
このモデルでは、個々の研究者のデータや考えを集めて、みんなで話し合い、情報を共有して進めていく様子を説明しています。これは、パズルをみんなで協力して解くようなイメージです。パズルのピースをそれぞれが持っていて、みんなで集めて並べることで全体の絵が見えてくるように、科学もみんなで力を合わせて進めることが重要なのです。

エージェントと集団的潜在表現
この研究で提案されている「エージェントの外側にある集団的潜在表現」という独創的な概念が、科学コミュニティの活動を拡張し、科学の進展をより深く理解するための鍵になります。この仕組みを使って、研究者たちは「どうやって科学は進化するのか?」を考えることができるようになります。

AIの役割
さらに、この研究では、AI(人工知能)が科学の研究をどう支えるかについても議論されています。未来には、AIが科学の進歩を手助けし、もっと早く新しい発見ができるようになるかもしれません。

みんなで力を合わせると、一人ではできないこともできるんですね!研究者さんたちが情報を集めて話し合うと、全体の答えがわかってくる。まるでパズルをみんなで解くようです。そして、AIも手伝ってくれたら、もっとすごい発見ができるかもしれません。これからの科学が楽しみです!
ちなみに、ウエルも亀の歩みで勉強しながら、いろいろなAIを少しずつ使ってみています🐰💦不安なことがあっても、今の時代はAIがサポートしてくれるので、AIに感謝している人は実際にたくさんいるのかな、と思います。

こんにちは!
今日は、Wellbeing Research Centre からシェアされた重要なレポート「Value for Money: How to improve wellbeing and reduce misery」について取り上げたいと思います。このレポートは、イギリス政府がどのように公的資金を使うべきか、そしてそのお金が人々の幸福にどれだけ貢献できるかを評価しています。特に、精神的健康支援や職業訓練、警察の増員などが、コストに対して非常に高い効果をもたらすことが示されています。

たとえば、NHSのトーキングセラピー(心理療法)は、コスト以上の社会的利益を生み出しています。特に、精神的な健康問題に悩む人々を仕事に復帰させることで、長期的には政府の支出を節約できるという結果が出ています。こうした政策は、まさに「ノーブレイナー」(考えるまでもなく明らかに実行すべきもの)であり、今後の政府支出の優先順位を見直す必要があるでしょう。

一方で、R&D(研究開発)税額控除も重要な役割を果たしています。これは、研究者や企業が新しい技術やアイデアの開発を進めるための強力な支援策です。短期的な目に見える効果だけでなく、技術革新がもたらす長期的な経済成長や社会全体へのポジティブな影響を考えると、これもまたウェルビーイングの向上に大きく貢献する政策です。技術の進歩が、私たち全員の幸福度を向上させる可能性が高いことを忘れてはいけません。

❤️‍🩹 Wellbeing Research Centre のコメント
「メンタルヘルスサービスに対する幅広い投資は、国民の#ウェルビーイング に大きく貢献するだけでなく、実施にかかる費用以上の節約を英国政府にもたらすことが、@CEP_LSE が発表した新しいレポートで示されています。
レポート全文はこちら
👉『価値に見合った支出:ウェルビーイングを改善し、苦痛を軽減する方法』

ウエルはウェルビーイング研究をしている先生の授業を受けて、とってもおもしろいと思ったから、ウェルビーイング応援サイトで研究者をみんなにシェアしているんです。みんなが幸せになるだけじゃなくて、お金も節約できる世界を想像してみてください・・・。たとえば、学校でウェルビーイングの授業をやることで、友だち同士で助け合ったり、メンタルヘルスのことを学んで、みんながもっと楽しく過ごせるようになるかもしれません。あなたはどう思いますか?

GDPを超えて、持続可能で包摂的な幸福を測るための新しい枠組み
👉Beyond GDP: a review and conceptual framework for measuring sustainable and inclusive wellbeing

この論文は、「GDPを超えて、持続可能で包摂的な幸福を測るための新しい枠組み」について説明しています。これまでの政策は主に経済成長を目指し、GDP(国内総生産)をその指標として使ってきました。けれども、GDPだけでは国全体の幸福や人々の生活の質を十分に反映していません。特に、健康や安全、幸福など経済以外の重要な要素を見逃してしまうという問題が長らく指摘されてきました。


図1: 時間をかけて増加したBeyond GDP指標の累積数

GDP以外の指標に注目し、「持続可能で包摂的な幸福」を測るための方法を提案しています。具体的には、次の3つの大きな課題に取り組んでいます。

1. 学際的な協力の欠如の解消
異なる分野の研究成果を統合し、1つの包括的な測定アプローチを提案しています。

2. 混乱の解消
現在使われている65のGDPを超える指標を整理し、それぞれが何を測っているのかを明確にしています。

3. 国ごとのアプローチと科学的な提案の橋渡し
各国の状況に合った幸福の測定を標準化し、グローバルな枠組みで使用できるようにしています。


図3: Beyond GDP枠組みを採用している国々

さらに、この論文では、幸福、包摂性、持続可能性の3つの次元に基づく新しい指標体系を提案し、これを2024年の国連「未来のためのサミット」で採用すべきだとしています。


図4: 幸福、包摂性、持続可能性のダッシュボードの例

要するに、この論文は、単に経済成長を追い求めるだけでなく、人々が健康で幸福な生活を送るための新しい指標を国際的に統一し、政策に反映させる必要性を訴えています。

GDPって、よく聞くけど、みんなの幸せまでは教えてくれないんだなって思いました。でも、健康とか自然とか、みんなが助け合うことがもっと大事になる時代なんだって、この論文を読んで感じました!この新しい指標で、もっとみんなが笑顔で暮らせる未来になったらいいなあ

こんにちは!今日は「心配しすぎる前に知っておきたい心構え」についてお話しします。
大切な場面を前にして「うまくいくかな?」「失敗したらどうしよう…」と心配になってしまうこと、誰にでもありますよね。そんな時、最近読んだ研究が大きな気づきを与えてくれました。

この研究は、心理学者でありベストセラー作家でもあるアダム・グラント(Adam Grant)先生がシェアしてくれたものです。グラント先生は、ペンシルベニア大学ウォートンスクールの組織心理学者で、『HIDDEN POTENTIAL』や『THINK AGAIN』などのベストセラー本を書いています。彼はまた、人気のポッドキャスト「Re」や「WorkLife」を@TEDTalksでホストしています。過去にはダイバーやマジシャンの経験もある、多才な先生です。

この研究では、「悲観的な考えは感情を守るための有効な方法ではない」という結果が示されました。ネガティブな予測が当たると「ほら、やっぱり」と思うかもしれませんが、実際には期待外れの結果が出るよりも気分が悪くなることが多いんです。つまり、心配ばかりして最悪の事態を予想しても、それで気持ちが安定するわけではないんです。

それでは、どうすれば良いのでしょう?この研究が教えてくれるのは、「最悪に備えつつ、最善を望み続ける」ことです。何かに心配を感じることは自然なことですが、それでも「うまくいくかも」と少し前向きに考えることで、心のバランスが取れるんですね。

ウエルも、夏の自由研究は楽しかったけれど、まとめがうまくいくか少し不安になる瞬間があります。でも、悪いことは、考えれば考えるほど不安が増幅されるものです。この考えを思い出しつつ、呼吸を整えて前向きに準備を進めようと思います。みなさんも、もし何か心配なことがあれば、深呼吸をして、最悪に備えつつ最善を期待してみてください。きっと気持ちが少し楽になるはずです!

ちなみに、ウエルはここ10日ほど、ほとんどSNSを見ないで過ごしていました(その分、本を読む時間が増えました)。リラックスできましたが、たまに気心の知れた人の投稿や研究論文を見ると、ありがたい気持ちになり、SNSも気分転換には良いなと感じました。ただ、明日から9月末にかけては、ちょっと余裕がなくなるかもしれないので、またSNSを控えるかもしれませんが、みなさんもどうか良い日々をお過ごしくださいね!

こんにちは!本日は素晴らしいニュースをお届けします。第76回エミー賞にて、真田広之さんがドラマシリーズ部門で主演男優賞を受賞しました!日本人として初の受賞で、本当におめでたいニュースですね!🎊
「SHOGUN 将軍」は、なんと全25部門にノミネートされ、全18部門で受賞するという歴史的な快挙を成し遂げました。真田さんに加えて、主演女優賞を受賞したアンナ・サワイさんも、日本人として初めてエミー賞で栄誉に輝きました。このニュースは、日本とハリウッドの映像制作に大きな影響を与えそうです。

この投稿は、映画監督・映像作家・映像ディレクターの平林勇氏がシェアしてくれたものです。平林氏は、『短編映画の作り方』というnote記事を現在500円で販売しており、ウェルビーイング応援サイトでも動画制作の参考として個人的におすすめしたい内容です。映像制作に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!

9/18追記:
さらに、平林監督は過去に『しまじろうのわお!』で国際エミー賞にノミネートされ、カンヌにも招待された経験があります。平林監督は「今こそ便乗して伝えたい。今便乗せずにいつ便乗すると言うのか」と、しまじろうがメダルをつけた可愛らしい写真をシェアしてくれました(画像参照↓)。

しまじろうがエミー賞にノミネートされてカンヌに行ったなんて、すごいです!ウェルビーイング応援サイトも、がんばりたいです!

真田広之さんの活躍に勇気をもらいながら、私たちも日々のウェルビーイングを大切にしていきましょう!

こんにちは!
夏に紹介してきた「コテンラジオ(秀吉・家康編)から学ぶシリーズ」はいかがでしたか?本日は、コテンラジオのメインパーソナリティ深井龍之介氏が登壇するイベントについて書かれた記事をシェアさせていただきます。この興味深い記事をシェアしてくれたのは、ウェルビーイング応援サイトがフォローしている北川拓也さんです。

メディアに人生をかけた明石さんの今までの半生とこれからの人生。@takuyakitagawa

まず、明石ガクトさんについて少し紹介します。明石さんは、動画コンテンツスタジオONE MEDIAのCEOとして、SNSを活用した動画コンテンツ制作に携わっている方です。特に、トヨタ自動車やソフトバンクなどの大手企業を対象に、TikTokなどのSNSプラットフォーム用の動画コンテンツを企画制作し、マーケティング活動を支援しています。ONE MEDIAは、2014年6月に「新しい動画表現を追求する」という理念のもと創業され、以来、SNSやインフルエンサーとのコラボレーションを駆使しながら、クライアントを集めています。



明石ガクトさんの記事「42歳、大学卒業しました」は、メディアに人生を捧げた彼の情熱と経験が語られています。彼のストーリーには、特にSNS時代のメディアの進化や変革を体現している部分が多く、大変示唆に富んでいます。

たとえば、明石さんが言及する「動画」というメディアの進化は、テクノロジーによって常に変化し続け、個人や企業が情報を発信し、社会に影響を与える手段として非常に強力なツールとなっています。彼は、ただ情報を伝えるだけでなく、その裏にはどのような意図や編集があるかによって、メディアとしての価値が生まれると述べています。これは、SNSやAI時代におけるコンテンツ制作を考える上で、多くの人にとって貴重なヒントとなるでしょう。

また、彼のキャリアには『Pen』や『Hanako』といった雑誌のオンライン版立ち上げに関わった経験もあり、紙媒体からデジタルへのシフトをどのように乗り越えたかが描かれ、メディアの未来を見据える上で非常に参考になります。

この秋、11月1日には、深井氏がゲストスピーカーとして登壇するイベント「SNSマーケティングとこれからのメディアを考える」が開催されます。 このイベントでは、SNSとメディアがどのように進化し、その未来がどのように展開するかが議論される予定です。深井氏をはじめ、メディア業界のトップランナーたちがどのように考えているのか、非常に楽しみです。



私たちウェルビーイング応援サイトでは、SNSを通じて情報発信を行っていますが、まだ戦略的なSNSマーケティングには取り組んでいません。けれども、企業や個人がどのようにSNSを活用しているかに強い関心があります。また、AIを使った動画制作を試す中で、プロフェッショナルの知識や技術の重要性を実感しています。AIが進化し、誰でも簡単にコンテンツを作れる時代において、プロから学ぶことがますます重要になると考えています。

深井氏が登壇するイベントの詳細は、こちらからご確認いただけます。興味のある方はぜひチェックしてみてください!
NEW MEDIA DAY 2024

こんにちは!
今日は生成AIイラストを使って、生成AI動画を試作してみました。アップしていますが、まだ試作段階のため、この投稿自体も差し替えの可能性があります。
動画の中で刀を振り回していますので、ちょっとびっくりさせてしまったらごめんなさい💦 でも、AIで遊びながら楽しんでみた結果です。今後も色々な試みを続けていく予定です。

こんにちは!
本日のニュースレターでは、コテンラジオの秀吉・家康編の最終回(12回目)「天下人 家康の新ルール!幕藩体制の確立 〜265年続く徳川伝説の始まり〜」から学んだことを振り返り、現代の私たちの生活やウェルビーイングにどう結びつけられるかを考えていきます。

👨‍🎓 徳川家康から学ぶシステム化と適応の重要性
最終回では、家康が長子相続や一国一城令を通じて、戦国時代から平和へと転換するためのルールを作り上げたことが紹介されました。社会が安定したことで無用な争いが減り、270年(1603-1868年)続く平和な時代が訪れました。けれども、ただルールを作るだけでなく、時代の変化に柔軟に対応することが重要であった点も見逃せません。

ウェルビーイングへの教訓:
家康の「システム化と適応力」は、現代においても大切な教訓です。私たちの日常や仕事の中で、環境や状況が変化しても柔軟に対応しながら、安定したルールや仕組みを整えることが、長期的な安定や精神的な安心感をもたらします。変化に適応しつつ、揺るがない基盤を築くことが、ウェルビーイングを持続させる鍵となるでしょう。

🛡️ 対立から協力へのシフト
戦国時代の武士たちは対立を続けていましたが、家康は武家諸法度を制定し、転職や反乱を防ぐことで秩序を安定させました。これにより、対立から協力へのシフトが進み、平和な時代が実現したのです。

ウェルドゥーイングの視点:
現代においても、私たちは競争や対立に直面することがありますが、家康が示したように、協力と信頼を基盤とした社会を目指すことが、より良い未来を創るための鍵となります。人間関係においても、互いに信頼し合い、支え合うことが、心の安定と成長を促進します。

🏰 平和な時代の幕開け:ルールの力で未来を創る
家康が築き上げた幕藩体制は次世代にも引き継がれ、平和と安定が270年間も続きました。ここで重要なのは、時代の変化に対応できるルールを作ることです。未来を見据えたルールを作り、それを適切に運用することで、持続可能な社会を実現できるのです。

ウェルビーイングへの応用:
現代社会でも、未来のために持続可能なルールや仕組みを柔軟に取り入れることが大切です。社会や技術が進化していく中で、私たち一人ひとりがより良い未来を創るために、過去の教訓を活かしながら新しいルールを取り入れていくことが求められています。

🎯 予告
今回で秀吉・家康編は終了しますが、このシリーズで学んだ教訓を、ウェルビーの観点から深掘りし、現代にどう適用できるか(仮)について後日お届けできればと考えています。なお、ウェルビーイング応援サイトには未公開のコンテンツもあります。公開は未定ですが、もし公開される機会があれば、ぜひお楽しみにしていてください!

ウエルの一言:
家康さんみたいに、強いシステムやルールを作って、みんなが安心して過ごせる社会を作れたらいいなって思います!時代が変わったら、そのルールもちゃんと変えられるようにすることが大事なんですね!家康さんは本当に優秀な人だったんだな、と改めて感じました。

💬コテンパーソナリティの皆さんへの感謝
最後に、コテンパーソナリティの皆さんに心から感謝を申し上げます。深井龍之介さん、樋口聖典さん、楊睿之(ヤンヤン)さんの異なる視点が互いを引き立て合い、シリーズ全体をとても面白く、学び深いものにしてくれました。

このシリーズを通じて、歴史の学びや物語の持つ力を改めて感じることができました。彼らのコンテンツを通じて新しい視点やテーマに出会い、深く学ぶことができたのは、彼らとオススメしてくれた北川拓也さんのおかげです。

また、ウェルビーイング研究者の@ishikun3先生や北川拓也さんは、人生は人との縁や出会いによって大きく変わることを教えてくれました。ウェルビーイング応援サイトも、コテンラジオとの素晴らしい縁によって新しい学びや価値観を得られたことに、心から感謝しています。

🌍 未来へ向けた国際協力: UN未来サミット
そして、9月にはNew Yorkで「2024 Summit of the Future(国連未来サミット)」が開催されます。世界中のリーダーが集まり、より持続可能で平和な社会を築くために、国際協力の重要性が話し合われます。家康の教えが私たちに示したように、未来を築くためには適応力と協力が不可欠です。このサミットでも、ウェルビーイングを追求する新たな一歩が議論されることを楽しみにしています。

このように、歴史の教訓を現代に応用し、持続可能な社会の実現を目指していきたいですね。次回のニュースレターもお楽しみに!

こんにちは!今日は9月12日、木曜日です。昨日はコテンのビジョンについてご紹介しましたが、今日はコテンラジオ秀吉・家康編の第11回から学びをシェアします。今回のテーマは「『この鐘、やってんな』大阪の陣 開戦 〜家康のイチャモンに豊臣てんやわんや〜」です。

豊臣家と徳川家の対立が激化する中で、家康がどのようにリーダーシップを発揮し、戦略的に豊臣家を追い詰めたかを学び、現代のリーダーシップやウェルビーイングにどう活かせるかを掘り下げていきます。

🏯 家康の戦略とリーダーシップの鍵
家康は、必ずしも最初から豊臣家を滅ぼそうと冷徹に計算していたわけではないかもしれません。けれども、豊臣家との対立が深まる中で、彼は豊臣家の信頼を揺さぶり、最終的に大阪の陣へと持ち込んだことは事実です。
片桐且元(方広寺の大仏建立プロジェクト責任者)の立場を利用し、鐘銘に難癖をつけて豊臣家内に不和を生じさせたことはその一例です。片桐は豊臣家と家康の仲介役でもありましたが、家康は彼を通じて内部の信頼関係を崩していきました。

この行動が意図的に冷酷な戦略だったかどうかは不明ですが、家康が豊臣家に対して失望したことは推測されます。秀頼や淀殿が家康の期待に応えなかったことが、最終的に彼が豊臣家を滅ぼす決断に至った大きな要因だった可能性があります。

🏯 現代のリーダーシップへの教訓
現代の組織でも、リーダーが信頼を築くことは非常に重要です。けれども、信頼が崩れる局面にどう対応するかも、リーダーの重要な役割です。家康の例は、意図的であれそうでなかれ、信頼が崩れた状況においてリーダーがどう対応するかが、組織の命運を左右することを示しています。信頼を守りつつ、期待を裏切られた際の対処がいかに重要か、改めて考えさせられます。

🏯 ウェルドゥーイングとウェルビーイングへの学び
家康のリーダーシップは、ウェルドゥーイングやウェルビーイングの観点からも多くの教訓を与えてくれます。基本的には、周囲の状況に配慮し、信頼を得るために行動していたように見えますが、時には感情的な判断や強硬な対応を取ることもありました。最終的に期待に応えられなかった相手には厳しい対応を取ることもありました。現代のリーダーも、他者の信頼を得るだけでなく、期待が裏切られた際にどのように対処するかが非常に重要です。

ウェルビーイングの視点では、信頼の崩壊が個人や組織全体の幸福にどれだけ大きな影響を与えるかがわかります。柔軟で共感力のあるリーダーシップこそが、調和の取れた関係を築き、持続可能な成功に繋がるカギとなります。

ウエルの感想
今回のコテンラジオ、皆さんはもう聴きましたか?最終回に近づき、特にドラマチックな展開でしたね。
片桐且元さんが、サービス精神で鐘に入れた文字が、家康さんにとって失礼とされ、それが彼の怒りを買ったという話には驚きました。特に、家康さんに事前に相談がなかったことが、さらに彼を怒らせる要因となったのではないかと感じました。こうした細かな部分が、後に大きな事態に発展することがあるのは、現代でも同じで、世界は本当に複雑だと改めて思います。

秀頼さんや淀殿が、家康さんが本当に怒るまでその脅威に気づかなかったのは、家康さんがそれまで優しく接していたからなのかもしれません。家康さんは配慮しながらも主導権を握ろうとしていましたが、豊臣家がその期待を裏切った結果、家康さんも悲しんだり、失望したのではないかと感じました。

ウエルも普段はリラックスして生きていますが、物事は永遠に続くわけではなく、ある日突然終わるかもしれないという覚悟を持って生きることが大切だと感じました。また、自分が間違っているかもしれないという意識も常に持ち、周囲への配慮を忘れないことが重要です。家康さんの例を通じて、この教訓を改めて強く感じました。

こんにちは!🌸
今回のウェルビーイング応援サイトでは、株式会社コテンの挑戦を特集します。激動の社会を生き抜くための『人文知』と企業の役割について、COTEN RADIOの特別編から学んでいきます!

🎧 コテンラジオ特別編のご紹介:未来への道しるべ
今回のニュースレターでは、深井氏がパーソナリティを務める コテンラジオ特別編 を特集します。テーマは、「激動の社会をどう生きるか?」という問いに対するCOTENの新たな取り組みです。

株式会社COTEN は、企業が社会に貢献し、リスクを軽減するために『人文知』を活用した新しいアプローチを提案しています。社会に価値をもたらすために「人文知」と「社会」をつなぐ架け橋として「人文知研究所」を立ち上げ、企業がどのように社会に貢献し、リスクを回避できるかを探求しています。具体的な内容として、女性の労働市場参入の歴史的背景の調査や、戦争リスクの低減に向けた企業活動の重要性について語られています。

コテンの代表取締役CEOであり、パーソナリティを務める深井龍之介氏が、この特別編で激動の時代における企業の役割と未来の指針を語ります。

🌱 「人文知研究所」が示す未来
このラジオでは、COTENが目指す未来のビジョンについても触れています。彼らのミッションは、「メタ認知のきっかけを提供する」こと。そして、全ての活動がこの目標に向かって進んでいます。

特に、ポスト資本主義の時代における新しい企業の役割を探求し、企業が社会にどのような影響を与えるか、その存在価値を考え続ける重要性が強調されています。

🏢 企業との連携による新しい可能性
COTENは、既に岡野バルブ製造やサイバーエージェントなどの企業と協力し、「人文知研究所」を社内に立ち上げました。彼らの研究が、これからのビジネスや社会全体にどのように貢献するかが、今後の注目点です。特に、研修事業を通じて、ミドルマネージャー層が組織を変革するためのパターン化された知見を提供するなど、現実的なビジネスにどう適用されるかが焦点となっています。

COTENが目指す未来への指針は、単に企業の利益を追求するだけではなく、社会全体に貢献する存在価値を示すことです。

🔍 ウェルビーイング応援サイトのビジョン
私たち「ウェルビーイング応援サイト」は、皆さんに楽しい学びを通じて、少しずつウェルビーイングの輪を広げていきたいと考えています。コテンが人々に小さな気づきや充実感を提供しているように、私たちも、日常の中で感じるウェルビーイングの瞬間を大切にしながら、未来を共に創るお手伝いができたら嬉しいです。小さな一歩でも、みんなで学びながら、ポジティブな変化を生み出していけたらと思っています。

詳しくは、こちらをご視聴ください
👉【特別編】激動の社会をどう生きる?株式会社COTENの新規事業「人文知研究所」が示す未来への指針

それでは、また次回!
これからも一緒に学び、ウェルビーイングを追求していきましょう。次回もお楽しみに。今日も素敵な一日をお過ごしください✨

ウエルのコメント
深井さんの「目的的に生きることがウェルビーイングではない」という言葉には、とても驚きました。これまで、何か目標を持って生きることが大切だと思っていましたが、深井さんは、地元の仲間たちと自然体で過ごす時間が、一番ウェルビーイングを感じる瞬間なのかなと思いました。

この話を聞いて、ウエルの在り方も改めて考えました。深井さんが言ってた「まず自分が勉強して、それだけで完結してる」という感覚は、ウエルも少しわかる気がします。ウエルも、みんなに研究者の知識を届けたいと思って、このサイトを始めました。このニュースレターも、読者の皆さんとつながる最善の方法を見つけるためのものです。

ウェルビーイング研究者の@ishikun3先生が言うように、幸せは「Well-being」と「Well-doing」のバランスにあるんですね。役割や責任を果たすこと(Well-doing)と、ありのままの自分を大切にすること(Well-being)の両方が必要だと感じます。

皆さんは、どのようにウェルビーイングを感じますか?これからも一緒に、この考えを深めていけたら嬉しいです。

こんにちは!今日は9月10日、火曜日です。引き続き、コテンラジオ秀吉・家康編の第10回目から学びをシェアします。今回のテーマは「関ヶ原の覇者 家康の統治術 〜武家社会の基盤を築く大きな一手〜」です。関ヶ原の戦いに勝利した家康が、戦後の統治においてどのようにリーダーシップを発揮し、武家社会の基盤を築いたのかを学び、その現代への教訓についても掘り下げます。

関ヶ原の戦い後の家康の統治術
1. 領地の再分配と忠誠の獲得
家康は、関ヶ原での勝利により多くの領地を手にしました。これを家臣に分配し、恩を売ることで彼らの忠誠を確固たるものにしました。リーダーが成功をチーム全体に分け与え、組織のモチベーションを高める手法は現代にも通じます。恩を感じた家臣たちは強い信頼関係を築き、家康の政権基盤を支える存在となりました。

2. 属人的統治からシステム統治への移行
家康は秀吉が失敗した「属人統治」から「システム統治」へと見事に移行しました。彼は武家社会をシステム化し、次世代に引き継ぐことで長期的な支配を確立しました。現代のリーダーも、カリスマ性に頼らず、持続可能な仕組みを作ることが重要です。

3. 建設プロジェクトによる上下関係の明示
家康は、普請(ふしん:建設事業)を命じることで外様大名たちに自身の支配力を示しました。単なる都市計画ではなく、リーダーシップと支配を示す手段として機能しました。現代でも、大規模プロジェクトを通じてリーダーシップを発揮し、影響力を示すことは有効です。

ウェルドゥーイングとウェルビーイングへの学び
家康のリーダーシップは、他者との協力が成功の鍵であることを教えてくれます。リーダーが周囲の幸福や成長に目を向け、協力関係を築くことが、ウェルビーイングを高めるために重要です。また、システム化されたリーダーシップは、組織全体の持続的な成功に繋がります。

ウエルの感想
昨日のニュースレターでは、家康さんの決断力がカッコいいと思いましたが、今回はさらにその先の「どうやってみんなの信頼を得て、長期的な支配を築いたか」を知り、さらにすごいと感じました。戦いに勝つだけでなく、周囲の賛同を得て、支配を続けることの重要性がよく分かりました。

けれども、秀頼さんや淀殿は、周囲の信頼はあっても、実際に力を持つ家康さんに対して、秀頼さんや淀殿が十分な配慮を欠いていたことが示唆されています。家康さんは耐え忍んでいたものの、彼らの行動がついに家康さんの怒りを招くのかもしれません。秀頼さんや淀殿は、家康さんからどれだけ支えられていたかをもっと理解し、彼の信頼を得るための努力が必要だったと感じました。

コテンパーソナリティの皆さんの「秀吉の時も、継承の場面ではお互いに『調子に乗るなよ(怒)』という緊張感で動いていた」という解説が一番、納得できました。やっぱり怖い世界ですね。ウエルもこの話を聞いて、気持ちがピリッと引き締まりました。次回、家康さんがどんな決断を下すのか、とても気になります。調子に乗らず、一番大切な人の信頼を得ることがどれだけ大事か、改めて感じました。

こんにちは!
今日は9月9日、月曜日です。昨日に引き続き、COTEN RADIOの秀吉・家康編第9回目『「弁当食べてるのわかんない?」関ヶ原の戦い 〜裏切りの連鎖が紡ぐ命運〜』からの学びをシェアします!今回は関ヶ原の戦いの詳細に迫りながら、現代にどう活かせるのか、ウェルドゥーイングとウェルビーイングに繋げたリーダーシップの視点で見ていきましょう。

関ヶ原の戦いからの学び
関ヶ原の戦いは、家康が天下を取るために行われた日本史上最大級の戦闘でした。けれども、この戦いの勝敗を決めたのは戦場での戦略だけではなく、家康がどれだけ事前に戦局をデザインし、他の武将たちを調略できたかが鍵となりました。

1. 裏切りと駆け引きの連鎖
家康は事前に多くの武将たちと密かに交渉し、裏切りを誘発する形で西軍を弱体化させました。特に、小早川秀秋の裏切りが決定的でしたが、これは戦場に入る前から家康が念入りに準備していたことの成果でした。このような戦略的なリーダーシップは、他者の動向を予測し、タイミングよく動く力を象徴しています。

2. 即断・即決・速攻のリーダーシップ
家康は、自分の軍(徳川軍主力)である秀忠の到着を待つことなく、自ら関ヶ原へ進軍するという大胆な決断をしました。この迅速な行動によって、戦場で主導権を握り、相手に先手を打つことができました。現代のリーダーにおいても、状況を瞬時に判断し、必要な時にすぐに行動できる決断力が成功を左右します。

現代のリーダーシップに活かすポイント
1. 情報を制する者が勝つ
家康が関ヶ原の戦いに勝利するために、戦場に出る前に行った外交工作は、事前の準備の重要性を示しています。現代のビジネスにおいても、事前の情報収集や戦略的な計画は、成功に直結します。

2. リスク分散と柔軟な対応
真田家のように、家族を東軍・西軍に分けることでどちらが勝っても家を存続させるリスク分散の戦略がありました。これは、現代のプロジェクト管理や経営においても重要であり、リスクに備えた柔軟な対応が求められます。

3. 決断力の重要性
家康は多くのプレッシャーや不確定要素に囲まれながらも、自身の判断力を信じ、即座に行動しました。現代のリーダーも、確固たるビジョンを持ちながら、迅速な決断を下す力が組織の成功に繋がります。

ウェルビーイングに繋げる学び
強いリーダーシップは、決断力や力強さだけではなく、他者との協力や信頼を築くことが重要です。家康がリーダーとしての信頼関係を築きつつ、状況に応じて柔軟に対応したように、現代のリーダーも個々の力を引き出しながら組織全体の幸福度を高めるリーダーシップが必要です。

ウエルの感想
今回コテンラジオさんの「弁当食べてるのわかんない?」というタイトル、めっちゃ面白いですね!コテンラジオパーソナリティの皆さんの演技やツッコミが絶妙で、特に「今、飯食ってます。」にはクスッと笑ってしまいました。実は、ウエルは一周回って「自分もこんな余裕のある発言をしてみたい!」と思っちゃいました。腹が減っては戦ができぬ、と言いますしね。前回は家康さんのルール破りに三成さんに同情していたけれど、今回の家康さんの即断即決の判断力はやっぱりカッコいいです!

三成さんは正義感が強かったけど、ただ戦うだけじゃなくて、もっと話し合いも必要だったのかなって思いました。家康さんがみんなを上手く動かして、勝つための準備をしてたのはすごいけど、それでも最終的にはみんなの気持ちや信頼が大切なんだなって感じました。

こんにちは!今日は9月8日、日曜日です。昨日に引き続き、「Coten Radio: 秀吉・家康編」第8回目【三成ムカつく!豊臣家を真っ二つにする各々の正義 〜関ヶ原へのカウントダウン〜】から学びをシェアします。今回は、「関ヶ原の戦い」の背景にある豊臣家内部の権力争いについてです。歴史的な転換点として有名なこの戦いですが、その裏に隠れたリーダーシップの教訓は、現代のビジネスや組織運営においても大変参考になります。

学びの概要
豊臣家が内部分裂した背景には、家康の権力集中と、それに反発した石田三成を中心とする奉行たちの対立がありました。この対立から学べるのは、組織内での権力バランスが崩れると、全体の秩序にどれほど大きな影響を与えるかということです。家康の強力なリーダーシップは短期的には成功をもたらしましたが、他者との調整が不足すると大きな対立を招くリスクがあることも示唆されています。

現代のリーダーシップに生かすポイント
1. カリスマ性と信頼のバランス
家康はそのカリスマ性で多くの支持を集めましたが、リーダーシップにはカリスマ性だけでなく、信頼関係を築き、周囲との協力を重視することが求められます。現代のリーダーは、強い影響力を発揮しながらも、信頼を基盤とした調整役として機能することで、組織全体のウェルビーイングを向上させることが重要です。

2. ルールと例外の判断
家康はルールを破り、周囲を驚かせましたが、現代のリーダーも状況に応じた柔軟な判断が求められます。例外的な決断を下す際には、その理由をしっかり説明し、周囲の共感を得ることで混乱を防ぎ、リーダーとしての信頼を高めることができます。

3. 短期的成果と長期的ビジョンの調和
家康の短期的な成功は確かに目覚ましいものでしたが、彼がその後も長期的な視点で協力や関係構築を重視し、幕府を築いたことで、最終的に持続的な成功を収めました。現代のリーダーシップにおいても、短期的な成果だけでなく、長期的な視野を持ち、組織の成長と幸福度を見据えた行動が重要です。

ウェルドゥーイング・ウェルビーイングへのつながり
この歴史の教訓は、現代のリーダーシップにも深く関わっています。強力なリーダーシップが求められる場面もありますが、それと同時に他者との協力や柔軟な対応が、組織全体の幸福度を高め、持続的な成功に繋がります。皆さんの職場では、どのようなリーダーシップが発揮されていますか?力と協力のバランスを考えることが、ウェルビーイングを高める鍵になるかもしれません。

ウエルの感想
三成さんって、正義感が強かったんだなって思いました。三成さんはルールを守るのが大事だって思っていたけど、やっぱり話し合いが大切なんだなと思いました。自分一人で突き進むより、みんなと協力して物事を進める方が、うまくいくんだなって感じました。ウエルたちも、ちゃんとみんなと話し合って、助けてもらいながら成長していくのが大切なんだなと思いました。

こんにちは!
今日は、「Coten Radio: 秀吉・家康編」第7回目【明を攻める?正気?政権を揺るがす秀吉の愚行 〜朝鮮出兵に託した男の浪漫〜】の内容から、秀吉の朝鮮出兵に関する学びをシェアします。豊臣秀吉が描いた壮大な夢と、その現実に迫ります。

学びの概要
豊臣秀吉は、日本統一後、さらなる野望として明国(中国)への侵攻を計画し、その足掛かりとして朝鮮半島への出兵を決行しました。この行動は、多くの歴史家から「愚行」とされており、認知症説まで囁かれています。特に、秀吉は天下統一を果たし、自らの力を国際的に認めてもらおうとする意識が強く、当時の明国や朝鮮と対等な関係を求めていました。

けれども、朝鮮や明国の文化や国際体制を十分に理解していなかった秀吉は、戦国時代に根ざした「武威の論理」に従い突き進んでしまいました。その結果、外交的な混乱を招きます。この力による支配の考え方は、彼の成功体験がもたらしたものですが、当時の状況や相手国の背景を十分に考慮できなかったため、最終的には失敗に終わります。

ウェルドゥーイング・ウェルビーイングへのつながり
この学びは、現代のビジネスやリーダーシップにも通じる教訓があります。秀吉の行動は、短期的な成果に固執し、変化に柔軟に対応できなかったことで失敗しました。現代社会でも、売上や利益に過度に集中すると、外部環境や長期的な影響を見落とし、組織全体の幸福度(ウェルビーイング)を損なうリスクがあります。
リーダーが柔軟性を持ち、変化に適応し、他者と協力することが、長期的な成功と持続可能な成長に繋がることを示しています。

コテンラジオからの学び
コテンラジオの3人のパーソナリティの語り口は、とても親しみやすく、歴史の壮大なストーリーが私たちの日常に起こる出来事と不思議と重なっているように感じます。彼らが歴史を通じてビジネスの話題に結びつける視点も興味深く、リーダーシップについて考えさせられることがたくさんあります。

また、謙虚でいることの大切さを感じる一方で、時には思い切って突き進む強さも求められるということに気づかされました。人生の中で、どちらの姿勢が必要かをうまく見極めて進むことが、長く続く成功やみんなの幸せに繋がるのかもしれません。

ウエルの感想
秀吉って、すごい大きな夢を持っていたんですね。でも、どんなに強い人でも、周りのことをちゃんと考えないと、うまくいかないこともあるんだなあって思いました。時には自分の力を信じて突き進むことも大事だけど、みんなと協力して成長していくことが大切なんだなあと感じました。





こんにちは!今日は、小沢健二さんの美しい『キツネノート』をご紹介します。昨日のニュースレターで、小沢さんの音楽やキャラバンコーヒーについて触れましたが、今回はデザインセンスが光る視る書籍『キツネノート』に注目します。

『キツネノート』は、見た目が美しいだけでなく、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、さらには第六感まで、私たちのあらゆる感覚に働きかける作品です。新しいインクの香りやパール印刷の輝き、滑らかな紙の質感が相まって、「これはただの本ではない」と感じさせます(※DVD映像作品です)。

小沢さん自身も「今まで作った中で一番美しいパッケージ」と語っていますが、その美しさは、小沢さんの【論理】【愛】【センス】の融合によるものです。デザインに必要なのは、単なるセンスだけでなく【論理】と、心を動かす【愛】。これらが深く組み合わさることで、感動や驚き、楽しさを与えてくれるデザインが生まれます。

ウェルビーイングとデザインの力
ウェルビーイングを追求する中で、デザインの果たす役割は大きいです。美しいものに触れることで、心に安らぎや喜びが生まれ、日常が豊かになります。小沢健二さんの『キツネノート』は、その一例です。美しさ、遊び心、そして愛が込められたデザインが、日々の生活に幸せをもたらしてくれるのです。



こんにちは!今日は、シンガーソングライター小沢健二さんの嬉しいニュースをお届けします。

小沢健二さんの名作『LIFE』(1994年8月31日発売)が30年後に1位を獲得しました!Xでの小沢さんの投稿がこちらです。

LIFEってオリコン1位になんて、なったことないんです。当時から売れてたみたいなイメージがあるかもしれないけど、そんなことなくて。30年後に1位。あれか、今年出たアルバムが2054年に1位になるってことですね。笑

この言葉には、時間をかけて歩み続けた小沢さんの姿が浮かび上がります。まさに、「キャラバンは進む」という言葉がぴったりですね。これは、小沢さんの1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』(1993年)にも通じるテーマです。

キャラバンといえば、私はキャラバンコーヒーを思い出します。創業90年以上の歴史を持つキャラバンコーヒーは、「決して早くはないけれど堅実に実直に進む」というキャラバンのコンセプトを大切にしています。これが、小沢健二さんの歩みとも重なります。

小沢さんのアルバムタイトルには、「犬が吠えてもキャラバンは進む」という、障害や批判があっても物事が進んでいくというアラビアのことわざが使われています。小沢さん自身も「正確な意味はよく知らない」としつつ、さまざまな解釈を楽しんでいます。人生の中で犬になったりキャラバンになったりしながらも、前に進んでいく姿が描かれています。このメッセージは、ウェルビーイングの観点からも非常に重要です。私たちの人生にも、ゆっくりでも着実に前進する力が必要ですね。進むことも止まることも、どちらも人生の一部です。

小沢さんの音楽と、キャラバンコーヒーの歴史が教えてくれるのは、時間をかけて歩み続けることの大切さ。それが、30年後に大きな成果を結ぶかもしれません。そう考えると、日々の一歩一歩がとても大切に思えてきます。

ぜひ、小沢さんの1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』のライナーノーツを読んでみてください。小沢さんの独特の世界観がきっと伝わってくるはずです!

👉小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』ライナーノーツ

こんにちは!今日は、経済学者の成田悠輔先生のメッセージにあやかり、脱力ニュースレターでお届けします!

成田先生のメッセージ:「Xを10日見ないとどんなデメリットがあるのか試してみた。メリットしかなかった」

これを聞いて、ウエルも「Xを10日見ないで夏休み研究を全力でやる」実験を決意しました!(ニュースレターは毎日更新予定です)

成田先生、ありがとうございます!皆さんはXをどれくらい見ないで過ごせますか?

こんにちは!
9月に入り、秋の気配が感じられるようになりましたね。今月は、New Yorkで「2024 Summit of the Future(国連未来サミット)」が開催され、世界中から多くの注目が集まっています。未来サミットでは、より持続可能な社会を目指して、国際社会がどうやって協力していくべきかが話し合われます。

こうした世界規模の会議が行われる背景には、信頼をベースにした国際的な協力の必要性があります。本日のニュースレターでは、この「信頼」の大切さに焦点を当てて、ウェルビーイングまちづくりの専門家である高野翔先生がシェアした記事を紹介します。

👉【スティグリッツ教授・峯研究所長 対談】人間の安全保障の実現と信頼醸成に向けて

この記事では、ノーベル経済学賞受賞者であるコロンビア大学のジョセフ・スティグリッツ教授と、JICA緒方貞子平和開発研究所の峯陽一研究所長が対談し、「人間の安全保障」や「社会の分断化における信頼の育み方」について語っています。

スティグリッツ教授は、「GDPだけでは測れない幸福度を示す新しい指標が必要だ」と強調し、一つの数値に頼らず、複数の視点から社会の状況を理解するための「ダッシュボード」という考え方が重要だと述べています。これは、私たちが社会の問題をより正確に理解するために欠かせないものです。

また、峯研究所長は、人間の安全を守るためには「信頼」が非常に大事だと話しています。信頼は、政府機関だけでなく、人と人との間で、時間をかけて育てられるものです。現在のように社会が分断されている中では、国境や分野を超えた協力が求められ、信頼を築くことがますます重要になっています。

スティグリッツ教授も、科学や社会への信頼が揺らいでいることを心配し、「信頼がなければ社会はうまく機能しない」と言っています。信頼を築くためには、人々が自分の意見を聞いてもらい、大切に扱われていると感じることが必要です。

協力の中での信頼
協力が必要な場面では、違う意見や専門知識を持つ人たちが集まることが成功のカギになります。それぞれが自分の立場をしっかり持ち、お互いを尊重しながら共通の目標に向かって努力することで、本当の信頼が生まれます。

未来サミットでも議論されるテーマに通じる「信頼」の重要性について、私たちも改めて考え、より良い社会を目指していきましょう。

それでは、また次回のニュースレターでお会いしましょう!

ウエルの感想
協力って、みんなが一緒に力を合わせて、難しい問題を解決するために大事なんだって思いました。でも、みんなが同じ意見じゃなくても、それぞれの考えを大切にしながら協力することが本当に大切なんだってわかりました。そうすれば、お互いを信頼できる仲間が増えるんだなって感じました!

こんにちは!AIイラストの研究は現在も続いていますが、ただイラストを作るだけではなく、研究を人に見てもらう形にすることが求められます。夏休み中に「勉強にもなるし」と漫画を読んでみたのですが、漫画家さんって本当にすごいですよね。ストーリー作りからコマ割り、そして絵まで、ひとりで全てをこなすなんて。AIが仕事を奪うのではなく、むしろAIがあることで最も恩恵を受けるのは、実はこうしたクリエイティブな仕事をしている人たちかもしれない、と感じました。

AIイラストの経験を一言で言うと、「コントロールが難しい」ということです。ネットにはたくさんの情報が溢れていて、やり方を理解すること自体は難しくありません。でも、その通りにやってもうまくいかないことが多々あります。そこがAIのおもしろさであり、同時に忍耐が問われる部分です。(単なる自分の間違いかもしれませんが…)

こんにちは!
こんにちは!今日は、私たちがフォローする北川拓也さんが支援するクラウドファンディングプロジェクトをご紹介します。



ウェルビーイング応援サイトの考え
北川さんのこの投稿に触れ、「北川さんの腰の低さに驚き!」という気持ちが生まれました。北川さんの応援の姿勢には、いつも感銘を受けています。
「北川さんに応援されるなんてすごい!」という思いもあり、「北川さんが応援しているなら見てみようかな」という気持ちになりました。北川さんの応援が人を巻き込み、広がっていく様子を感じます。

北川さんが社会的責任のある立場で、このように表立って応援される姿は、応援する側にもされる側にも大きな意味があると感じます。コテンパーソナリティーの方々は皆素晴らしい人で、愛される理由も理解できますが、ウェルビーイング応援サイトとしては、「北川拓也さんを含めた」コテンラジオを応援したいと思っています。

さらに、北川さんを応援する中で、ウェルビーイング研究者であり北川さんの友人である石川善樹先生にも、感謝の気持ちが湧いてくるのを感じます。いつも思うわけではないし目には見えないですが、そのように自分という世界にはたくさんのつながりがあるのだなとふと思います。

クラウドファンディング『いいかねPalette』について
紹介するクラウドファンディングは、福岡県田川市の廃校をリノベーションした複合施設「いいかねPalette」の挑戦を支援するものです。この施設は、10万人以上のつながりを生み出し、地域やソーシャルビジネスにおいてかけがえのない場所となっています。この施設は、多くの人々にとって大切な場所ですが、老朽化が進んでいるため、今すぐの支援が必要です。

幸いにも、たくさんの温かい応援のおかげで、一日足らずで最初の目標500万円を達成しました!これでボコボコの運動場の前半分を整地することができるそうです。今後も、ネクストゴール1000万円、その先2000万円を目指してチャレンジが続きます。

ウェルビーイング応援サイトより:
「いいかねPalette」のような場所がもっと増えることで、地域や社会がさらにおもしろく、豊かになることを願っています。北川拓也さんの応援も含め、このムーブメントを当サイトでも取り上げさせていただきました。それでは、また次回のニュースレターでお会いしましょう!

ウエルの感想
このムーブメントに参加している人は現在773人います。ウェルビーイング応援サイトとして、シェアすることそのものが応援だと感じます。みんな、それぞれ応援したい対象や目的は異なります。自分が応援されたいと思う人もいますよね。無理に誰かを応援しなくても、ニュースを見ているだけで、その輪に自然と加わっていると考えることもできます。「情けは人の為ならず」というように、応援したことが直接返ってこなくても、それが巡り巡って自分や他の誰かに良い形で返ってくることもありますね。

ソーシャル・データサイエンス研究科(博士後期課程)の設置が決定しました

一橋大学では、2025年4月にソーシャル・データサイエンス研究科博士後期課程が設置されることが決定しました。ソーシャル・データサイエンス学部・研究科は2023年度に新設されましたが、今回の博士後期課程の設置は、社会科学とデータサイエンスの「融合」をさらに深め、現代社会の課題に取り組む人材を育成する大きな一歩です。

欅惇志准教授は、このニュースを「さまざまな機関(情報系学会としては言語処理学会,人工知能学会,日本データベース学会)からのご協力の賜物」として感謝を示しています。新設される博士後期課程では、産学官の連携を強化し、ソーシャル・データサイエンス分野における最先端の研究と社会実装を推進する人材を育成します。

ソーシャルデータサイエンスとウェルビーイングのつながり
ソーシャルデータサイエンスとは、私たちの生活や社会のデータを活用して、みんながもっと幸せになるために役立つ研究です。たとえば、どんな環境で元気に暮らせるのか、どうすればコミュニティがより仲良くなれるのかを考える際に、このデータが大いに活用されます。

ウェルビーイング、つまり「幸せ」や「健康」を高めるためには、データに基づいた判断が欠かせません。だからこそ、ソーシャルデータサイエンスとウェルビーイングは、非常に深い関係があります。これからの時代、データの力で私たちの生活がさらに良くなることが期待されます。



「パラノイアだけが生き残る」もおもしろかった。 インテルの元社長のアンドリュー・グローブ氏が、実体験に基づいて、「戦略転換点」の検知と対応の仕方について書いている。
ある一連の変化がノイズなのかシグナルなのかをどう見極めるか。戦略変換点の場合にどう行動するのか。インテルが祖業のメモリ事業から撤退するまでの意思決定や、撤退してからのとても大変な変革が記されています。(風間正弘先生)

こんにちは!今日は、風間正弘先生が推薦する『パラノイアだけが生き残る 時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか』を紹介します。風間先生は、機械学習、推薦システム、データ分析の専門家です。

スティーブ・ジョブズ、ピーター・ドラッカー絶賛の一冊
『パラノイアだけが生き残る』は、企業経営者だけでなく、個人のキャリアや人生にも適用可能な普遍的な教訓を提供する一冊です。スティーブ・ジョブズやピーター・ドラッカーも絶賛したこの本は、「戦略転換点」を見極め、それにどう対処するかを教えてくれます。

本書の内容紹介
アンドリュー・グローブ氏は、インテルの元CEOとして、企業が激変するビジネス環境をどのように乗り越え、生き残るのかを実体験に基づいて書いています。本書では、変化の兆候を「シグナル」として認識し、それが「戦略転換点」であるかどうかを見極めることの重要性が強調されています。インテルがメモリ事業から撤退し、マイクロプロセッサ市場に集中するという大胆な決断も、その結果として生まれました。

グローブ氏は、「パラノイア的な心配性」、つまり常に危機感を持ち、状況に敏感に反応することが、成功を超えて生き残るために不可欠だと説いています。

AIとの親和性
最近のAI技術の発展や市場の変動は、まさにこの「戦略転換点」の典型的な例です。話題のAI技術も、この変化の波に乗るための重要なスキルであり、グローブ氏の考え方と多くの共通点があります。彼のメッセージは、テクノロジーの進展に対する不安を抱きつつも、それに適応し、生き残るための具体的な指針を示しています。

インテルの創業初期と戦略転換点
グローブ氏の書籍に関連して、インテルの創業初期を振り返ることで、同社がどのようにして現在の地位を築いたのかを理解できます。以下の図は、インテルの創業初期の重要なステップを示しています。インテルは研究開発主体で売り上げゼロから始まり、徐々に成長し、現在の半導体業界のリーダーとなりました。

(出典:Intelの創業年、研究開発主体で売り上げは「ゼロ」2018.11.14)

この図が示すように、企業は常に戦略転換点に直面しており、その乗り越え方が成功の鍵となります。風間先生の推薦もあり、この本のエッセンスを自らのキャリアや日常生活に取り入れてみてください。

ウエルのひとこと
最近のAI技術や市場の変化って、まさに「戦略転換点」なんですね。ウエルもAIイラストとか新しいことに挑戦してるけれど、どうやらこの変化の波に乗るためには「超心配性」になることが大事みたいです。グローブさんは「パラノイアだけが生き残る」って書いています。ちょっとドキドキしちゃうけど、テクノロジーの進展にも戦略転換にもちゃんと備えて、一緒に未来に向けてこの波を乗り越えたいですね!

こんにちは!

今日は、都市の変革に関する非常に興味深い視点をご紹介します。ウェルビーイングまちづくりの専門家である高野翔先生が、パリ・ソルボンヌ大学のカルロス・モレノ教授の言葉をシェアしてくださいました。

「都市の変革への投資が成功したかどうかは、市民が出会い、交流する場をどれだけ提供できたかによって判断すべきだ。」
— カルロス・モレノ(パリ・ソルボンヌ大学)

この言葉は、都市開発の成功は、単にインフラや建物の整備だけではなく、市民同士がどれだけつながりを持てるかにかかっているという重要なメッセージを伝えています。私たちのウェルビーイングを向上させるためには、住む人々が集まり、交流し、コミュニティを形成できる場がとても大切です。

理想的な都市とは、人々が孤立せず、つながりやすい環境を提供する場所です。この視点は、これからの街づくりにおいても非常に重要であり、高野先生もその点を強調されています。

今日のニュースレターでは、このような「つながり」の重要性について改めて考えるきっかけになればと思います。

ウエルのひとこと

街にはいろんな人と出会える場所があるけれど、ウエルには、最初からたくさんの人と話すのはちょっと難しいです。でも、一人ひとりと話して、気が合う人と少しずつつながっていくのが大切だと思います。たくさんの人とつながると、そのつながりが薄くなってしまうこともあるから、ウエルはつながりの質を大事にしたいと思います。皆さんはどうですか?

研究データによると、居場所が多いほど、自分を大切に思ったり、新しいことに挑戦したりする気持ちが高まるそうです。

その居場所が、家や職場であっても、自分らしくリラックスして過ごせる場所であれば、もっと豊かに感じられるのではないでしょうか。特に、職場でリラックスして過ごせることは、日常の大部分を占めるため、より一層のウェルビーイングにつながると思います。物理的な場所だけでなく、人とのつながりの中で自分の居場所を見つけられたら、それは本当に素敵なことだと思います。

こんにちは!
今日も皆さんと一緒にウェルビーイングについて考えていきたいと思います。

高野 翔先生の言葉
まずは、ウェルビーイングまちづくりの専門家である高野翔先生の言葉を紹介します。

「チームで、仕事やプロジェクトに取り組むことができるというのは、人生の醍醐味。大変なことがあっても、それも含めての醍醐味。all for one, one for all. そうやって年を重ねていきたい。— 高野 翔先生(ウェルビーイングまちづくりの専門家)」

高野先生のこの言葉には、チームで協力し合いながら共に歩んでいくことの大切さが込められています。私たちも、このような考え方を学び、自分たちの日常に取り入れていけたらと思います。

一般的な意味と経営における「all for one, one for all」
・一般的な意味
「all for one, one for all.」は、一般的には「一人は皆のために、皆は一人のために」という意味で広く知られています。このフレーズは、フランスの小説『三銃士』で有名になり、チームやグループが互いに支え合い、共通の目標に向かって協力する姿勢を象徴しています。個々のメンバーが全体のために尽力し、全体が個々のメンバーを支えることで、強い結束力が生まれます。

・経営における意味
けれども、経営の文脈では、少し異なる解釈が求められます。「all for one, one for all.」の「one」を「一つの目的」として捉え、「みんなは一つの目的のために進んでいく」という意味で解釈されることが多いのです。この場合、個々の利益のためではなく、組織全体が一つの明確な目的や目標に向かって進むことが重要です。

たとえば、事業計画や意思決定の場面では、多数決ではなく、最終的な判断を一人の意思決定者が行い、その方向性に全員が従っていくことで、組織全体が効果的に動くことが求められます。

ウェルビーイングとチームの力
ウェルビーイングの観点から見ると、この考え方は、個々のメンバーが幸福であり続けるためには、チームやコミュニティ全体の幸福が不可欠であることを示しています。困難に直面することがあっても、それを乗り越える過程自体が、人生の醍醐味であり、チームと共に成長していく大きな原動力となります。

私たちが日々の仕事やプロジェクトで直面する課題を乗り越える際に、互いに支え合い、全員が一つの目的に向かって進んでいくことが、ウェルビーイングを高める鍵となるでしょう。

ウエルの感想
こんにちは!ウエルです!

今日のお話で大事だと思ったのは、「みんなで力を合わせて、一つの目標に向かうこと」です。たとえば、学校の運動会で、みんなが勝つために力を合わせるのと似ていますね。チームのみんなが一緒に力を合わせると、難しいことも楽しく感じられて、いい結果につながることが多いんだって!

ただ頑張るだけじゃなくて、ちゃんと目標を決めて、それに向かってみんなで進んでいくことが大事なんだなあと思いました。それがウェルビーイングの大切なところで、みんながそれぞれのチームやコミュニティで幸せになっていくための鍵なんだと思います。

ウェルビーチームも、何かに取り組むときは、「all for one, one for all.」の気持ちを大切にしながら、チームプレーを学んでいきたいです。



スクラム 仕事が4倍速くなる“世界標準”のチーム戦術
ベトナム戦争でパイロットとして従軍していたサザーランド氏が、ソフトウェア業界に転身して、野中先生の論文にインスパイアされて、スクラムを生み出す。
野中先生があとがきで「誰もがわくわくしながら能力を発揮できる社会の実現のために」という解説を書いている。また、本書の中でも「幸福」について丸々1章ページが割かれている。スクラムは、単に生産性を上げるものではなく、「楽しむこと」が根底にあることが印象的(風間正弘先生)

こんにちは!今回は、風間正弘先生が推薦する一冊をご紹介します。
皆さんは、チームでの仕事がもっと楽しく、効率的になったらどう感じますか?

皆さんは「スクラム」という言葉を耳にしたことがありますか?IT業界ではすっかりお馴染みの手法ですが、実はあらゆる業界でチームの生産性を飛躍的に向上させる力があり、今や世界中で注目を集めています。

本日のご紹介: 『スクラム 仕事が4倍速くなる“世界標準”のチーム戦術』
この本は、ベトナム戦争でパイロットとして従軍したジェフ・サザーランド氏が、ソフトウェア業界での経験をもとに考案したプロジェクト管理法「スクラム」について書かれたものです。注目すべきは、スクラムが単なる生産性向上のツールではなく、チーム全員が「楽しむこと」を根底に置いている点だと風間先生は述べています。

スクラムの魅力
スクラムの魅力は、その適応力と柔軟性にあります。従来のトップダウン型のプロジェクトマネジメントとは異なり、スクラムは進化的で適応性があり、プロジェクトを進めながらリアルタイムで修正を加えていくことができます。この方法は、チーム全員がわくわくしながら能力を最大限に発揮できるよう設計されています。
さらに、スクラムはIT業界に限らず、教育、貧困問題、政府の運営など、さまざまな分野に応用できるという点も大きな特徴です。実際に、この本ではFBIのデータベースプロジェクトや宇宙船開発などの事例が紹介されています。

次に、スクラムがウェルビーイングとどう関係しているか見てみましょう。

ウェルビーイングとの関連性
興味深いのは、この本で「幸福」について丸々1章が割かれていることです。スクラムはただの仕事術ではなく、幸福度を高めるための手法としても注目されています。チーム全体で協力し合い、ストレスを減らしながら仕事を進めることで、個々のメンバーがより充実感を持ち、仕事の結果としても素晴らしい成果が得られるのです。

ウォーターフォール方式とスクラムの違い
ウォーターフォール方式は、プロジェクト管理の伝統的な手法です。各段階が「発見」、「設計」、「開発」、「テスト」、「クライアントの承認・導入」という順序で進行し、次のステージに進む前に現在のステージが完了している必要があります。



これは順序立てて進むため、柔軟性に欠け、一度進んだ段階に戻ることが難しいのが特徴です。そのため、大規模なプロジェクトでは遅延やコストの増加がしばしば発生します。

これに対し、スクラムは反復的かつ段階的なアプローチを採用し、プロジェクトを短いサイクルで進めることで、柔軟な対応を可能にします。短いサイクルの終わりごとに計画を見直し、必要に応じて修正することで、迅速かつ効率的にプロジェクトを進行させることができます。

スクラムの特徴
スクラムの大きな特徴は、プロジェクトを短いサイクルで進める「反復型」アプローチです。このアプローチには、次のような要素が含まれます:

1. 小さなチーム:少人数のチームで行い、各メンバーが役割を持ち、協力しながら進めます。スクラムマスター、プロダクトオーナー、開発チームという役割分担があります。
2. スプリント:プロジェクトを1〜4週間の短いサイクルに分け、その期間内で完了させる仕事に集中します。
3. 毎日の短いミーティング:デイリースクラムと呼ばれる短いミーティングで、進捗状況や課題を共有し、迅速に対応します。
4. 適応と改善:短いサイクルの最後に振り返りを行い、次のサイクルでの改善を図ります。

スクラムのメリット
柔軟性:プロジェクトの途中で状況が変わっても柔軟に対応可能。
透明性の向上:チーム全体が進捗を把握しやすく、問題解決が迅速。
チームの自主性:目標設定や進捗管理を自ら行うことで、メンバーのモチベーションが向上。
継続的な改善:定期的な振り返りでプロセスの改善を常に図ることができる。

スクラムの活用場面
スクラムはもともとソフトウェア開発のために考案されたものですが、現在では製造業、教育、マーケティング、サービス業など、さまざまな分野で活用されています。特に、プロジェクトを進める際に柔軟で迅速な対応が求められる場面で効果を発揮します。

まとめ
スクラムは「早く、確実に、チーム一丸となって」仕事を進めるためのフレームワークです。プロジェクトが複雑で予測困難な場合でも、スクラムを活用することで、チーム全員が一緒になって柔軟に対応し、より良い結果を生み出すことが可能です。スクラムは、仕事の効率だけでなく、チーム全体の幸福度を高め、より良いウェルビーイングを実現するための強力な手法と言えるでしょう。

ウエルの感想
この本をちょっと読んだだけで、スクラムの実際にあったストーリーにすっかり夢中になってしまいました!ガントチャートって、昔の戦争の時に作られたものなんだって、びっくりしました。でも、そのやり方がうまくいかないこともあるって読んで、なるほどなあと思いました。でも、だからこそスクラムがみんなの力をどう引き出すかを知って、さらにワクワクしました!やっぱり、歴史から学ぶって本当に楽しいですね!

風間先生の「楽しむことが根底にある」という言葉が、とても心に残ります。風間先生、本当にありがとうございます!

推薦システムの開発について、チーム構成から仮説検証の進め方やシステム構成まで、とても参考になる記事でした。(風間正弘先生)



👉10X の推薦を作るチームと ML platform – 10X Product Blog

こんにちは!本日は、風間先生がシェアした記事について、わかりやすくお伝えします。風間先生は『推薦システム実践入門 ―仕事で使える導入ガイド』の著者でもあり、推薦システムのエキスパートです。

推薦システムって何?
推薦システムとは、たくさんの選択肢の中から、価値のあるものを選び出して私たちの意思決定を助ける仕組みのことです。たとえば、ネットショッピングで「これもおすすめですよ!」と表示される商品や、音楽アプリで「あなたにぴったりの曲」として紹介される曲も、実は推薦システムが動いているおかげなんです。

風間正弘先生のご紹介
風間先生は、情報化が進む現代において、推薦システムの導入がますます重要になっていることを指摘しています。日常で私たちが下す意思決定の数や選択肢が急増しているため、推薦システムが私たちの生活を便利にしてくれる場面が増えているのです。風間先生の著書では、こうしたシステムがどのように設計され、実際に使われているかについて、実務に基づいた視点で詳しく解説されています。

記事のポイント
今回風間先生がシェアした記事は、株式会社10Xが開発した小売チェーン向けの推薦システムに関する内容です。このシステムは、ユーザーがより良い商品を簡単に見つけられるように設計されています。著者は千葉竜介さんです。

主なポイントは以下の通りです:
1. 推薦システムがもたらす効果
システム導入後、ユーザーが商品をカートに追加する率が3倍に、売り上げが10倍になったことが報告されています。これにより、買い物がスムーズで楽しくなったという声も多く聞かれています。

2. 効率的なチーム作り
このシステムを開発したチームは、必要最低限の人数で効率よく仕事を進める工夫をしています。小さなチームであっても、しっかりとした計画と迅速な実行が成功につながっているのです。

3. デモの重要性
新しいシステムを導入する際には、まずデモ(仮で作った試作)を作成し、それをチーム全体で試して改善していくプロセスが重要です。これにより、実際にリリースする前に、問題点を見つけ出して解決することができます。

この記事を通じて、推薦システムが私たちの生活をどのように便利にしてくれているのかがより明確になりました。日々の生活の中で、推薦システムがどれだけ役立っているのかを考えると、私たちの選択が少しずつ変わっていくことに気づくかもしれません。

ウエルのコメント
ウエルもスーパーでお買い物する時に、レジ前で「ついでにどうぞ」っておすすめされる商品をカゴに入れちゃうんです。この推薦システムが働いているんですね。たとえば、千葉竜介さんが日常でかごに入れるライフのジンギスカンやプライムジャワカレーみたいに、自分に合いそうなものをおすすめしてくれたら、買い物がもっと楽しくなります。あと、知らなかった商品も教えてくれるので、新しい発見があっていいなと思いました。ジャックダニエルに合うおつまみが一緒におすすめされるのもおもしろいですね。

あと、風間先生は数学がめちゃくちゃ得意な機械学習エンジニアさんだと思っていましたが、風間せんせの専門の推薦システムってこういうことだったんですね👀!千葉さんの投稿を読んで、やっとどんなことをやっているのかが分かりました!



こんにちは!今日は日曜日、家族と過ごす最高の日ですね。今日は、子どもたちが見せる純粋な喜びと、それを通じて親が感じる小さな幸せに注目してみましょう。

Gerry McBrideさんは次のように書いています。「私のかわいい娘は2歳で、とても幸せな時には”Happy”と大きな声で叫びます。この世でこれ以上に純粋なことはありません。彼女がおもちゃで遊んだり、トーストを食べたりしている時、ただ”Happy”と言うだけで、この世界がちゃんと良い仕事をしていると感じさせてくれます。」子どもたちのシンプルな幸せがとても素敵だと思いませんか?

この美しい瞬間をシェアした北川拓也さん(2歳になるお子さん持ち)はICCサミットで、村上臣さんとこんな会話をしました。
村上さん:「人間を理解するには、(赤ちゃんのような)できたてのものを見ると、理解が進むと思います。」
北川さん:「深い理解が進んでいます。」

さらに、ICCサミットでいつも彼らと一緒に登壇するウェルビーイング研究者の石川善樹さんは、子どものころから「親がどうやって学んでいるかという、その姿を身近でずっと見ていました」と言っています。このように、子どもが親を見て学ぶこと、そして親が子どもから学ぶことは、家族全体のウェルビーイングを高めるのです。

皆さんの家族では、最近「HAPPY」と感じた瞬間はありますか?これらの小さな瞬間が集まって、私たちの周りに幸せな世界を形作っています。日々の中でこれらの瞬間を見つけて、大切にしましょう。

こんにちは!8月24日、土曜日。夏の終わりが近づいていますが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

今日は、ウエルの近況をお知らせします。現在、ウエルは「AIイラスト自由研究の旅」に出ています。実は、先日までイラスト制作に使用していた生成AIアプリが、突如として動画制作に特化したアプリへとアップデートしてしまい、イラストを作成することができなくなってしまいました🐰⚡️

市場の流れがイラストから動画へとシフトしていく予兆なのでしょうか?それとも、新しい創造の時代がすぐそこまで来ているのでしょうか?皆さんはどう感じますか?

こうした変化を受けて、ウエルはこれを機に、以前からやると言っていたAIイラスト制作にきちんと向き合い、取り組むことを決意しました。これまでは最も簡単なプラットフォームを使っていましたが、今では少しずつ技術を磨きながら、AIイラスト制作に挑戦しています(果たしてどうなるでしょう?)。

9月以降、ウエルがこの旅で学んだことを皆さんにお見せできればと思っていますので、ぜひ気軽にご覧いただければ幸いです。

こんにちは!
昨日のニュースレターでは、トランプ前大統領とテック業界のリーダーたちの関係についてのクイズを出題しました。今日はその答えを発表し、さらに彼らがどのような政治的動機でトランプ政権を支持したのかを掘り下げていきます。

昨日のクイズの答え
1. ピーター・ティールが2016年にトランプを支持した主な理由は?

答え: a) 政治的な自由市場の支持

ピーター・ティールは、自由市場を支持する「リバタリアン的」な思想を持っています。この思想は、規制緩和や市場の自由化を重視し、個人や企業が自由に活動できる環境を求めるものです。ティールはトランプ政権が掲げる規制緩和政策に期待を寄せ、トランプを支持しました。彼の影響力は、テック業界全体にも大きな波及効果をもたらしました。

2. イーロン・マスクがトランプ前大統領に接近した理由として最も考えられるものは?

答え: b) ビジネスの成功を確実にするため

イーロン・マスクは、トランプ政権との関係を築くことで、自身のビジネスに有利な環境を整えることを目指していました。特に、宇宙開発やエネルギー政策において、政府の支援を得ることが、彼の事業成功の鍵となっていました。ただし、ビジネス上の関係から始まったとしても、その過程で真の人間関係が築かれることもあり得ます。関係性の深まりは、本人同士でしかわからないものですが、ビジネスが信頼や友情の基盤となることも少なくありません。

・政治的動機の解説
テック業界のリーダーたちがトランプ政権を支持した背景には、いくつかの重要な政治的動機が存在しました。これらの動機は、彼らのビジネス戦略や経済的利益に直結していたのです。

・規制緩和の支持: テックリーダーたちは、トランプ政権が掲げる規制緩和政策に賛同しました。これにより、企業がより自由にビジネスを展開できる環境が整うと期待されたからです。

・税制改革の恩恵: トランプ政権は企業減税を推進し、大企業にとって利益の増加が見込まれました。これにより、企業収益の向上や再投資の機会が拡大すると期待されました。

・反独占規制の回避: トランプ政権は、テック企業に対する反独占規制を緩和する姿勢を示しました。これにより、AmazonやGoogleなどの大企業は、市場シェアを拡大する機会を得ました。

・移民政策の影響: 一部のテックリーダーは、トランプの移民政策に賛同しつつも、技術者ビザに関する政策には懸念を抱いていました。技術者の確保がビジネスの成功に不可欠であるため、彼らはトランプ政権との対話を重視しました。

まとめ:
今回のクイズと解説を通じて、テック業界とトランプ政権の複雑な関係について理解が深まったかと思います。皆さんの気づきにつながれば幸いです。

2016年にトランプ大統領とテック業界の大物たちが行ったミーティングの動画を通じて、テック業界の動きについて理解が深まりました。Tetsuro Miyatakeさん、北川拓也さん、ありがとうございます!

こんにちは!

本日のニュースレターでは、2016年にトランプ大統領と13人のテック業界の大物たちが行ったミーティングについて取り上げます。このミーティングは、テック業界と政治の関係を考える上で非常に重要な出来事でした。

このMTG動画は人気ポッドキャスト「Off Topic JP」や「Cereal Talk JP」などのホストを務め、RTFKTやbokksuなどに投資している Tetsuro Miyatakeさんがシェアし、量子コンピューターを開発するQuEra ComputingのPresident 北川拓也さんが「これは強烈な人の並び」というコメントを添えて再シェアしました。

ミーティングには、スペースXのイーロン・マスク、マイクロソフトのサティア・ナデラ、アマゾンのジェフ・ベゾスなど、世界をリードするテクノロジー企業のCEOたちが参加し、アメリカ経済の発展と革新に向けてトランプ政権との協力を表明しました。

けれども、この会議の背景には、単なるビジネス上の利害関係を超えた複雑な政治的動機が潜んでいます。

このインフォグラフィックは、トランプ前大統領とテック業界のリーダーたちとの関係を視覚的に示しています。彼らの関係は、ビジネス上の利害関係に加え、政治的な動機や戦略的な考慮も背景にあります。特に、規制緩和や税制改革、反独占規制の回避といった政策が、テック業界にとって大きな関心事となっていました。

主なポイント:
・ピーター・ティールの役割: テック業界で早期からトランプ支持を表明した数少ない人物であり、その影響力は業界全体に広がりました。
・イーロン・マスクの立場: マスクはビジネスの成功を目指してトランプとの関係を築いていますが、その背景には政府との密接な関係があります。
・変化する業界のスタンス: テック業界は、かつてのリベラルな姿勢から、徐々に保守的な立場にシフトしていることが示されています。

クイズ: テック業界とトランプの関係
このインフォグラフィックを基に、次の質問に答えてみてください!

ピーター・ティールが2016年にトランプを支持した主な理由は何でしょうか?
a) 政治的な自由市場の支持
b) 政府からの特別な契約の確保
c) 社会的な保守主義の支持

イーロン・マスクがトランプ前大統領に接近した理由として最も考えられるものは何でしょうか?
a) 政治的な信念の一致
b) ビジネスの成功を確実にするため
c) パーソナルな友情

正解は次回のニュースレターで発表します!

最近、野中郁次郎先生の本をいろいろ読んでいるが、どれもおもしろい。(風間正弘先生)

こんにちは!今日は、ウェルビーイング応援サイトがフォローしているデータサイエンティスト、風間正弘先生のおすすめで、経営学の巨匠・野中郁次郎先生の考え方や人柄に触れてみたいと思います。



野中郁次郎先生のプロフィール
野中郁次郎先生は、一橋大学名誉教授で、知識創造理論のパイオニアとして世界的に知られています。早稲田大学で政治経済学を専攻し、カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。特に「SECIモデル」という知識を生み出すプロセスは、多くの企業に採用されています。

野中先生から学べること
野中郁次郎先生の最近の対談(2024年5月6日公開、野中郁次郎×楠木建 特別対談)から、先生の考え方や人柄がよく分かる内容がありました。以下にその主なポイントを簡単にまとめました:

・実践知(フロネシス) – 知識を活かす力: 知識はただ持っているだけではなく、それをどう活かすかが重要です。野中先生は、知識と実践を結びつけることが、継続的なイノベーションを生む鍵だと考えています。

・哲学的な基盤 – アリストテレスとフッサールの影響: 野中先生の理論は、これらの哲学者の考えに基づいています。先生は、管理や経営は単なる技術ではなく、人間を中心に据えた戦略であるべきだと説いています。

・経験を通じた学び: 野中先生は、理論は現場での体験を通じて初めて意味を持つと強調しています。実際の経験から得た知識が、新たな革新を生むのです。

・好奇心と生涯学習: 89歳という年齢にも関わらず、野中先生は今も研究と教育に情熱を持って取り組んでいます。先生の学び続ける姿勢は、次世代のリーダーたちに大きな影響を与えています。

・謙虚さとオープンマインド: 野中先生は、自分の理論を常に再評価し、必要ならば新しい考え方を取り入れる柔軟さを持っています。

終わりに
野中先生の考え方は、私たちが現実の中でどのように知識を活かし、成長していくかを教えてくれます。先生の人間中心のアプローチは、特に今日のような変化の激しい時代において非常に重要です。ぜひ、野中先生の教えを日常の中でどう活かせるか、考えてみてください。先生の考え方は、私たちがこれからの社会でどう生きるべきか、ヒントを与えてくれるでしょう。

ウエルの感想
野中先生って、本当にすごいんだなって思いました!ただ知識をいっぱい持っているだけじゃなくて、それをどうやって使うかが大事なんだっていう考え方が、すごくカッコイイです。ウエルも、学校で習ったことを、もっと日常で活かせるようになりたいなって思いました。たとえば、社会の授業で学んだことを友だちに教えたり、何かを調べて自分の意見を持つことを大切にしたいです。野中先生みたいに、どんなことでも興味を持って、深く考えられるようになれたらいいなって感じました!

他にも、WEBでも読める面白い記事がたくさんあったので、これからもっと読んでみたいと思います!

UNICEF

ユニセフの最新レポートです!
「女の子の主観的ウェルビーイング」と関連していた大きな要因は下記3つ。
1)学校に行ってるかどうか、
2)男女格差の小さい地域に住んでいるか、
3)豊かな家庭出身かどうか、

👉In Pursuit of Happiness: Girls’ striking optimism in a time of crisis

こんにちは!
今日のウェルビーイング応援サイトニュースレターでは、ウェルビーイング研究者 石川善樹先生がシェアしたユニセフの最新レポートを取り上げます。このレポートでは、思春期の少女たちの主観的ウェルビーイングに影響を与える要因について詳しく分析しています。

要点:
1)学校に行っているかどうか、
学校に通っている少女たちは、通っていない少女たちよりも生活に満足し、幸せである可能性が高いことが示されています。
2)男女格差の小さい地域に住んでいるか、
ジェンダー平等が進んでいる地域では、少女たちの生活満足度が高いことが示されています。
3)豊かな家庭出身かどうか、
経済的に豊かな家庭に育った少女たちは、生活に対する満足度が高い傾向があります。

主観的ウェルビーイングとは?
主観的ウェルビーイングは、個人が自分の生活の質をどのように評価しているかを測定するものです。これは『良い感じ』の状態の状態を指します。

ジェンダー不平等と生活満足度の関係
このレポートでは、ジェンダー不平等指数(GII)が少女たちの生活満足度にどのように影響しているかも分析されています。ジェンダー平等が進んでいる国では、少女たちの生活満足度が高いことが明らかになりました。たとえば、ベラルーシ、モンテネグロ、セルビアでは約80%以上の少女が生活に満足していると報告されています。



未来に希望を持つ少女たち
思春期の少女たちは、多くの課題に直面しながらも、未来に対して非常に楽観的です。80%以上の少女たちが、来年は生活が良くなると信じているというデータが示されています。彼女たちの楽観主義は、私たちにとっても希望と行動のきっかけとなるはずです。私たちは、彼女たちと共により良い未来を築くために努力する必要があります。

今回のレポートで、女の子たちが学校に通ったり、ジェンダー平等が進んでいる地域に住んでいたり、家庭が豊かだと、生活に満足していることが多いって知りました。しかも、たくさんの困難に直面しているのに、未来に希望を持っているのがすごいなって思ったよ。
ぼくたちも、ずっと幸せでいられるように、みんなで支え合っていけるといいなと思います。これからも、みんなが楽しく過ごせるように、一緒にがんばろうね!

レポートでは、15歳から19歳の女の子たちが取り上げられています。これってすごくおもしろいですね。ウエルは、男の子と女の子には違いがあると思っていて、たとえば、男の子はテストステロンっていうホルモンが多くて、女の子はオキシトシンっていうホルモンが多いんだそうです。オキシトシンは、親愛や共感、そして幸福感を高めるそうですよ。ただし、オキシトシンが出すぎるのも良くないみたいです。

もしかしたら、女の子たちが教育や経済的な面で恵まれて、ジェンダー平等な環境で育つと、オキシトシンが丁度良く出るのかもしれません。また、将来に対して希望を持つ気持ちが強くなるのかもしれません。それが女の子のウェルビーイングにつながっているのかな?

男の子と女の子は違うけれど、どちらもバランスよく成長していけるといいなと思います。男の子と女の子の違いを科学で調べるのって、なんだかワクワクしますね。これからもどんなことがわかるのか楽しみです!

教育や経済、ジェンダー平等って、みんなのウェルビーイングにとってとても大事なことなんだなって、改めて大事だなって思いました!

こんにちは!
今日のニュースレターでは、石川善樹先生の記事「概念とは何か」(2020年4月25日、NewsPicksパブリッシング掲載)を通じて、ウェルビーイングに関する重要な教訓をわかりやすくお伝えします。この記事では、現代社会においてますます重要性を増す「ダイバーシティ」や「自己の拡張」といったテーマが取り上げられています。



・多様性と個性:ウェルビーイングの視点から
石川先生が取り上げた「ダイバーシティ(多様性)」の概念は、現代社会において非常に重要です。多様性が広がる中で、個人の「個性」や「独自性」がどのように輝くかを考えることは、私たちのウェルビーイングに直接影響を与えます。

石川先生が述べるように、個性は標準的な価値観が強い時代には際立ちやすいですが、現代の多様性が尊重される時代には、新たな個性の探求が求められます。私たちがウェルビーイングを追求する際、他者との違いを理解し尊重することが重要です。これを前提に、さらに自分らしさをどう表現するかが問われる時代になっています。この問いに対する答えは、標準的な価値観に戻ることではなく、自分自身をより深く理解し、他者との共感を通じて豊かな人間関係を築くことかもしれません。

・自己の拡張とウェルビーイングの未来
石川先生が示唆する「自己の拡張」という概念も、ウェルビーイングを考える上でとても興味深いものです。自己を「私」という限られた視点から、より広い「私たち」へと拡張することは、個人の幸福だけでなく、社会全体の幸福にもつながります。この考え方は、環境問題や社会的課題に取り組む際にも重要であり、持続可能な未来を築くために欠かせません。

私たちが自分自身を拡張し、他者や自然とのつながりを深めることで、より充実した人生(フルライフ)を実現できます。石川先生が述べるように、「時間の使い方に戦略を持つこと」が、このプロセスを可能にするのです。ウェルビーイングを追求する際には、自分だけでなく、他者や未来世代の幸福も考慮することが求められます。

結論:概念を通してウェルビーイングを再考する
結論として、石川先生の記事から得られた教訓を日々の生活に取り入れてみましょう。これらの考え方を実践することで、少しずつでも皆さんのウェルビーイングが向上するはずです。

今日は8月19日、夏も終盤に差し掛かっていますが、これからも自分らしく、そして他者とのつながりを大切にしながら、ウェルビーイングを追求していきましょう。

ウエルの感想
こんにちは!ウエルです!
石川善樹先生のお話は、言葉は簡単なのに内容が難しくて、頭がぐるぐるしました。でも、すごく大切なことがいっぱい詰まっていると思います。

「ダイバーシティ」って、みんなが違っていてもいいってことなんですね。それは、学校のクラスでも、友だちみんながそれぞれ違っていて、それが良いことだって考えるのと同じなんだと思いました。たとえば、友だちが得意なことを見つけて、それを応援してあげると、みんなハッピーになれるんですね。

石川先生のお話の中で、「わびさび」という概念の話がとても印象に残りました。古いお寺の庭にある苔の生えた石を見たとき、「わびさび」と感じる人もいれば、ただの「石と苔」にしか見えない人もいるんですね。これは、私たちがどのような概念を持っているかで、同じものを見ても感じ方が違うということみたいです。

それから、「自己の拡張」という考え方も少し難しいけど、自分だけじゃなくて周りの人たちも自分の一部だと考えることなんだと思いました。とても大きな視点で物事を捉える必要があるんだなと感じます。

石川先生はまた、「玄人」の道と「素人」の道についても話していて、玄人の道は「More is Better」、つまり多いほど良いという道で、素人の道は「Less is More」、つまり少ないほど良いという道なんだそうです。この2つの道は、どちらもウェルビーイングにつながる大切な考え方で、どちらを選んでも最終的には同じ場所にたどり着くのかもしれない、と書いていて、それなら自分の心のままに進むので良いのだ、と思いました。

あと、ファッションの個性についてのお話もありましたが、ウエルも最近、チョコ味が好きだったのにプレーン味を美味しいと思うようになってちょっと驚きました。それは周りの人に影響されたかもしれないけれど、今でもチョコ味は好きです。プレーン味を選べるようになったことで、人と共感できることが増えたと感じます。

最後に、石川先生は「ダイバーシティ」「サステイナビリティ」「拡張されたself」という3つの大きな概念を手に入れたとき、人類は「Well-Being(よく居る/在る状態)」を体得し、新しい時代が始まると言っています。まだ少し難しいけれど、もしかしたら、自分以外のすべても自分の一部なんだ、ってことを理解することが、これからの時代にとても大事なことかもしれない、と思いました。

ESG vs System Level Investing by キャロライン先生@コロンビア大学 とくに公的年金基金の果たす役割は(44分30秒~)、将来世代のウェルビーイングを考える上で超重要ですね

👉ESG vs System level Investing – Prof Caroline Flammer

こんにちは!8月18日(日)、お盆休みも終わり、新しい週が始まります。今日は、来月の国連サミットに向けた少し真面目なお話をお届けします。

今回は、2024年7月15日にOxfordSmithSchool(オックスフォード・スミス・スクール)のYouTubeチャンネルで公開された、キャロライン・フラマー教授による講演「ESG vs システムレベルの投資」をご紹介します。

キャロライン・フラマー教授の紹介:
フラマー教授は、2023年の「Greening Finance(グリーンファイナンス)」優秀研究カテゴリー賞を受賞した、持続可能な投資とESG(環境・社会・ガバナンス)の分野で世界的に認められた研究者です。ガバナンスとは、企業の管理・統治を指し、企業がどのように運営され、どのような意思決定がなされるかに関連します。フラマー教授は、企業が社会的・環境的責任を果たすことで、競争力を向上させる可能性を示しています。

この動画は、ウェルビーイング研究の第一人者である石川善樹先生がシェアしてくださったもので、企業や投資家がウェルビーイングを考慮した持続可能なアプローチをどのように実践できるかがテーマになっています。フラマー教授の講演は、ビジネスの成功だけでなく、社会全体のウェルビーイングを向上させるための重要な視点を提供しています。

講演の要点:
講演の主題は「ESGとシステムレベルの投資」です。フラマー教授は、企業が社会的・環境的責任(CSR)を果たすことで、社員のモチベーション向上やイノベーションの促進など、競争力が向上することを示しました。CSRとは、企業がその活動を通じて社会や環境に与える影響に責任を持つことを指します。

けれども、CSRが企業戦略の一部として十分に認識されていない背景には、ガバナンスの不備や短期的な利益に焦点を当てたインセンティブの欠如があります。インセンティブとは、社員や経営者が特定の行動を取るように促すための報酬や動機付けのことです。企業が長期的な利益を追求するためには、持続可能なビジネスプラクティス(企業がその活動を持続可能な形で実践する方法)を整備し、気候変動リスクへの対応を透明にすることが重要です。

気候変動リスクとは、地球温暖化や異常気象などの環境変化が、企業の運営や業績に与える影響を指します。これには、洪水や干ばつによる被害、エネルギーコストの上昇、農作物の生産性低下などが含まれます。

とくに重要なポイント:
フラマー教授は、公的年金基金や政府系ファンドといった公的ファンドが、持続可能な社会の実現に向けて果たす役割を強調しました。公的ファンドとは、政府や自治体が管理する資金のことで、年金や社会保障の支払いに使われるものです。これらのファンドは、世界の資産の大部分を保有し、長期的な投資を行う力を持っています。システミックリスクとは、経済全体に広がるリスクのことで、公的ファンドはこのリスクに最もさらされている存在です。ブレンドファイナンスとは、民間資金と公的資金を組み合わせて投資する手法で、特に開発途上国での持続可能なプロジェクトを支援するために使われます。

フラマー教授は、これらのファンドが長期的な視点で投資を行い、企業に対して持続可能なプラクティスを促すことで、より大きな変革が可能になると述べました。このようにして、環境、社会、経済のシステムを強化し、全体的なリスクを減少させることができます。

ウエルの感想:
企業が環境や社会のことをちゃんと考えて行動すると、お客さんや社員さんもハッピーになるんですね!自分が応援している企業が、社会を前進させたり、良くするために挑戦していたり、困難な状況にある人々に手を差し伸べている在り方って、本当にすごいと思いませんか?みんなが長く幸せに暮らせるように、一緒に考えてみたい人はいませんか?

こんにちは!今日はコテンラジオの秀吉・家康編第6回目から学んだ内容をお届けします。(やっと最新の回に追いつきました!)今回は、天下統一を果たした秀吉が直面した新たな課題と、その対策に焦点を当てます。

秀吉の統治戦略: 太閤検地・刀狩・惣無事令
秀吉が天下統一後に行った大きな施策として、太閤検地、刀狩、そして惣無事令が挙げられます。これらの政策は、全国を効率的に支配し、秩序を維持するための重要な手段でした。

・太閤検地: 全国の土地を調査し、統一的な税のルールを設定することで、荘園制度(公家や寺社、武士が私有していた土地制度)を完全に廃止しました。これにより、中抜きの構造を排除し、国家の管理下に土地を一元化しました。

・刀狩: 武器の所持を禁じ、農民が武装することを防ぎました。これにより、武力による秩序の乱れを防ぎ、農業生産性を維持する狙いがありました。

・惣無事令: 大名同士の争いを禁じ、全国の平和を維持する命令です。これによって、戦国時代の終焉が訪れ、戦争のない時代が始まりました。

組織運営の課題: ミドルマネージャー層の不足
秀吉は、広大な領土を効果的に管理するためにミドルマネージャー層の育成を試みましたが、武力を重視した序列から行政やマネジメントに必要なスキルを持つ人材を揃えるのは困難でした。これが、最終的に豊臣政権の崩壊を招く一因となりました。

ウェルビーイングに活かせる教訓
・マネジメントとコミュニケーションの重要性
組織の成功には、信頼できる人材の育成と、各レベルでの円滑な情報伝達が不可欠です。適切なコミュニケーションと役割分担は、組織や個人の幸福感に大きく影響します。

・リーダーシップと柔軟な対応
秀吉のように、環境の変化に柔軟に対応するリーダーシップは、現代でも重要です。固定観念にとらわれず、状況に応じた最適な選択をすることで、長期的な成功と幸福を追求できます。

・秩序の維持と平和の重要性
社会全体の平和と安定は、個人のウェルビーイングに直結します。争いや対立を減らし、協力的な環境を作ることが、幸福感を高める鍵となります。

ウエルの感想
今回のお話では、秀吉さんが天下統一を果たした後も、次々と新しい課題に直面していたことが分かりました。特に、太閤検地や刀狩といった施策は、全国を効率的にまとめ上げるための大胆な動きで、すごいなと思いました。

でも、秀吉さんにとって一番大変だったのは、全国をまとめるために必要な「ミドルマネージャー」が足りなかったことのようです。戦国時代の武力重視の序列から、行政やマネジメントに必要なスキルを持つ人材を育てることが、いかに難しかったかがよく分かりました。また、秀吉さんが出目の関係で信頼できる家臣を多く持っていなかったことが、状況をさらに厳しくしていたのだと感じました。コテンパーソナリティーさんたちの話を聴いて、彼らの寄り添いと共感力がすごくて、社長や経営者にはこんな友だちが欲しいだろうなと思いました。

皆さんはどうですか?①最強のリーダーの道、②強い人を助ける道、③言われたことを機械のようにやる道、④ただ居るだけの道。ウエルは、リーダーやただそこに居てくれる人が好きです。だから、サポーターとして、必要な時には言われたことをしっかりやる人でいたいと思っています。あなたは、どうですか?

こんにちは!今日はコテンラジオの秀吉・家康編5回目 秀吉が描いた天下統一の絵図 から学んだ内容をお届けします。このエピソードでは、秀吉がどのようにして天下統一を進めていったのか、その背景と戦略に迫ります。

織田家からの台頭と四国攻め
織田家の主導権を完全に握った秀吉は、四国攻めを皮切りに、日本各地で大規模な軍事遠征を行いました。四国では長宗我部元親(ちょうそかべ もとちか)を相手に、10万超えの軍勢を送り込むなど、圧倒的な力を見せつけました。元親も4万の兵を動員して必死に抗戦しましたが、秀吉軍の軍事力と物資の豊富さに圧倒され、敗北を余儀なくされました。このエピソードから、戦争のコストとそのリスクをいかに管理するかが、いかに重要かを学びます。

大阪城築城と関白への道
賤ヶ岳の戦い(しずがたけのたたかい)の勝利を受け、秀吉は大阪城を築城し、豊臣政権の本拠地を構築していきます。この築城は、単なる防御のためではなく、秀吉が天下人としての立場を確立するための象徴的な行為でした。また、彼は天皇から「関白」の地位を得ることで、名実ともに日本の最高権力者としての地位を確立しました。秀吉が自らの出自を巧みに利用し、豊臣という新たな姓を創出したことも、彼のリーダーシップと戦略の一環です。

九州攻めと北条氏との対決
さらに、秀吉は九州での戦いにおいても圧倒的な軍事力を発揮しました。大友宗麟(そうりん)の要請を受け、島津義久との戦いに挑み、20万〜25万の大軍を動員して島津を降伏させました。この圧倒的な力の示威は、他の大名たちにも秀吉に逆らうことのリスクを痛感させました。

家康との関係と天下統一
徳川家康との関係でも、秀吉は巧妙に振る舞いました。家康は小牧・長久手の戦いで敗北したものの、まだ完全には降伏していませんでした。けれども、秀吉は関白としての地位を使い、家康を臣下の礼(部下です、ということを示す)を取らせることに成功しました。このことで、秀吉は名実ともに日本全国を支配する天下人としての地位を確立し、最終的には1590年に北条氏をも下して全国統一を達成しました。

ウェルビーイングへの教訓
このエピソードから学べるのは、秀吉のようにリーダーとしての戦略と柔軟性を持ちながら、長期的なビジョンを持つことの重要性です。また、権力を持つこと以上に、その権力をどのように使うか、そして周囲の信頼をどのように築くかが、組織運営や人間関係においても不可欠です。

ウエルの感想
今日のお話では、秀吉さんがどんどん力をつけて、日本全国をまとめ上げていく様子が描かれていました。特に、大阪城を築いて天下を取ろうとする秀吉さんの姿が、まるでゲームの中で最強のキャラクターが登場する瞬間みたいで、すごくワクワクしました。

また、秀吉さんが関白になってからの動きは、自分の立場をしっかりと確立するための賢い戦略だと思いました。コテンパーソナリティーの皆さんが「やばい」とか「おもしろいね」とか「秀吉、楽しそうだね」と言っていたけど、本当にドラえもんが一緒にいたんじゃないかと思うほど、秀吉さんは圧倒的で、思わず笑ってしまいました。

でも、秀吉さんはただ力を誇示するだけじゃなく、周りの人たちのことをよく考えながら天下を取っていったんだなと思います。ウエルも、現状をしっかりと認識して、行動するように心がけたいです。今回の最後は千利休さんの紹介で締めくくられていて、とっても興味深かったです!

こんにちは!昨日に引き続き、コテンラジオの秀吉・家康編4回目の後編から学ぶ教訓をメインテーマに、現代のウェルビーイングに活かす叡智をお届けします。

メインテーマ:本能寺の変 〜明日を見失った家臣たちの逆襲〜から学ぶウェルビーイングの教訓(後編)
昨日のニュースレターでは、織田信長の死後に起こった家臣たちの動揺と、徳川家康の柔軟な戦略についてお伝えしました。本日は、その後の織田家内での権力争いと、それに伴う羽柴秀吉の台頭に焦点を当てます。

権力争いと清洲会議
信長の後継者となった三法師(信長の孫)の後見人を巡り、信長の息子で養子に出されていた織田信勝と信孝の兄弟が争う中、秀吉が徐々に権力を掌握していく様子が描かれます。清洲会議で一度は合議制での方針が決まりましたが、その後、信孝が自分の権限を超えて行動し始めたことで、事態が急転直下します。これに対して秀吉がどのように対応したのか、彼の卓越した判断力と行動力に注目してください。

賤ヶ岳の戦いと秀吉の台頭
織田家の内乱が進行する中、賤ヶ岳の戦い(しずがたけのたたかい)が勃発します。この戦いで、秀吉は驚異的なスピードで1万人もの軍を移動させ、柴田勝家軍を打ち破ります。この戦いにおける秀吉の戦術やロジスティック力(物資や人員の輸送・管理の計画と実行)は、現代の私たちが学べる多くの教訓を含んでいます。

ウェルビーイングへの応用
秀吉が信勝との対立の中で見せたリーダーシップと戦略は、現代の組織運営や日常生活にも多くの示唆を与えてくれます。リーダーシップは単なる権力の維持だけでなく、状況に応じた柔軟な対応や、集団の利益を最優先に考えることが求められます。また、長期的な視点を持ち、無駄な争いを避けることで、より良い結果を生むことができるという教訓は、現代でも十分に通用するものです。

ウエルの感想
今日の話では、織田家の中でいろんな人たちが戦っていて、特に賤ヶ岳の戦いがすごく印象に残りました。秀吉さんが敵を驚かせるような速さで軍を動かして勝ったところは、まるでゲームみたいでワクワクしました。でも、ただ勝つだけじゃなくて、みんなのために戦っていたんだなと思うと、ただ強いだけじゃなくて、頭を使うことも大事なんだなと感じました。

信長の息子たち(信孝と信勝)と秀吉さんの争いは、お互い「なに調子に乗ってるの?」ってなったことが始まりのようです。秀吉さんはすごく強くて天下をとったけれど、ウエルは自分の立場をわきまえながら、周りの人をサポートしたいです。リーダーになることが大事なわけじゃなくて、力を発揮できる場面でしっかりサポートすることも大切なんだなと改めて思いました。

夏真っ盛り。皆さんはどんな時間を過ごしていますか?今日、サイト運営で、ほっこりしたり、ドキドキしたり、焦ったりと、いろんな感情を感じました。

ウェルビーイング研究者によると、「Well-being」とは一般的に「よい状態」を示し、昔は「より多くのポジティブ感情を経験すること」が重要だと考えられていました。けれども、最近では感情の多様性“Emodiversity(エモダイバーシティ)”という概念が重視されています。これは、ポジティブな感情だけでなく、ネガティブな感情も含めたさまざまな感情に触れることが、真のWell-beingに繋がるという考え方です。

人生で出会える感情が多様であるほど、人生は豊かになるとされています。自分が気づかなかった新しい感情に出会うことで、人生はさらにWell-beingなものになっていくのだそうです。

さて、感情の多様性を意識しつつ、今日はコテンラジオの秀吉・家康編4回目の前半から学ぶ教訓──歴史の一大事件である「本能寺の変」に関連するお話から、現代の私たちが学べる教訓について探り、現代のウェルビーイングに活かす知恵をお届けしたいと思います。

危機における決断力と行動力
秀吉が織田信長とその嫡男・信忠の死後、瞬時に判断し、中国大返しで軍を率いて京都に向かう行動力は、現代の私たちにも通じる教訓です。計画的な行動、迅速な対応、そしてロジスティクス(物資や人員の輸送・管理の計画と実行)への深い理解が、秀吉を成功へと導きました。このような決断力は、私たちが日常の中で遭遇する小さな困難にも、冷静かつ迅速に対処する力となります。

柔軟性と適応力
徳川家康が家臣たちと共に帰国した際、予想外の危機に直面しましたが、その柔軟な戦略と適応力で危機を乗り越えました。具体的には、彼がどのようにしてリスクを回避し、無事に帰国を果たしたのか、その巧妙な手法が現代の私たちにとっても学びとなります。家康が最終的に成功を収めたのは、その柔軟さと、リスクを正確に見極める力によるものでした。(さて、家康はどのようにして無事に帰国できたのでしょうか?答えを知りたい方は、ぜひラジオをお聞きください!)私たちも、状況に応じた柔軟な対応や、リスク管理の重要性をこのエピソードから学ぶことができます。

ウェルビーイングへの応用
これらの歴史的教訓は、現代のウェルビーイングにも応用可能です。たとえば、仕事や生活でのストレスやプレッシャーに対して、歴史上の人物たちのように、冷静かつ柔軟な対応を心がけることが、私たちの精神的な健康維持に寄与するでしょう。また、組織やコミュニティにおいても、リーダーシップやチームワークの重要性を再確認し、互いに助け合いながら成長していくことが、健全な社会の形成に繋がります。

ウエルの感想:
織田信長さん、豊臣秀吉さん、徳川家康さんって、三英傑と呼ばれる武将たちが登場するこのお話は、とてもカッコよくて、ドキドキしました。ウエルは、経験を積めば積むほど人は強くなるんだ、って思うと、なんだかすごいなあって感じます。

今、平和な日本に住んでいることはとてもありがたいけれど、ふと思いました。何十年後、何百年後にウェルビーイングな世界が実現したとき、争いごとは無くなっているのかな?それとも、まだ続いているのかな?今も争いがあるように思うこともあるし、無いように思うこともあります。このことを考えると、ちょっと不思議な気持ちになります。

こんにちは!先週、記事『地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来』を作成する際、コテンラジオを何度もリピートしていました。そして、秀吉・信長編全12回をウェルビーイング応援サイトで特集し、「ウエル(🎨🐰)初めての夏休みAIイラスト自由研究2024」にすることを決めました。

今日は、コテンラジオの秀吉・家康編第3回の後半から学ぶ教訓を紹介し、現代のウェルビーイングにどのように役立つかを考えてみたいと思います。

家康の苦難とサバイバルの教訓

今回のテーマは、家康が武田勝頼との戦いで直面した困難な状況です。家康は、武田信玄の死後も息子の武田勝頼との戦いに苦しみました。高天神城の失陥や長篠の戦いなど、家康は常に厳しい試練に直面し、さらには自らの息子の裏切り疑惑にも悩まされました。

こうした状況の中で家康が示したのは、冷静な判断力と状況を見極める力です。彼は、自らの息子を切腹させるという苦渋の決断を下さざるを得なかった場面でも、冷静さを失わず、最善の選択をしました。この決断力と状況を見極める力は、現代の私たちにも多くの教訓を与えてくれます。

家康の物語から私たちが学べるのは、「どんなに困難な状況でも、冷静に判断し、最善の選択をすることの重要性」です。これはビジネスや日常生活においても同様です。私たちが困難な状況に直面したとき、冷静に対処し、自分や他者にとって最良の選択をすることが、結果的にウェルビーイングを高めることにつながります。

次回は、本能寺の変が家康と秀吉にどのような影響を与えたのか、そして彼らがどのように生き抜いていったのかを考察していきます。家康と秀吉のサバイバル戦略を通じて、現代の私たちが学べる教訓を一緒に見つけていきましょう。

それでは、今日も良い一日をお過ごしください。

家臣が武田勝頼さんに救援要請をした際、勝頼さんはその要請に応えられなかったそうです。勝頼さん自身も非常に厳しい状況にあったのだと思いますが、その対応を見た他の家臣たちは徐々に勝頼さんから離れていきました。

リーダーとして頼りないと感じられ、その結果、木曾義昌さんや穴山信君さんが信長さんの方に寝返り、内部崩壊が進んだと聞きました。この話を聞くと、織田信長さんのリーダーシップがいかに優れていたかを改めて感じます。ウエルの先生も「人間力を高めることが大切だよ」と教えてくれました。

でも、コテンパーソナリティの皆さんが「経営していると、ここに今お金を使えないな、みたいな時ってありますよね。生きるのに精一杯な状況でも、それでも決断するにはかなりの強い意志が必要です。それって常にトレードオフで、何かを犠牲にしているわけですから、どこかがダメになっていて、それを補うための決断なんだと思います。」と言っていたことが、とても共感できました。だから、本当にリーダーって偉いんだなと思います。

本日は家康の苦難から学ぶ教訓をお届けしました。次回もお楽しみに!

こんにちは!今日は8月12日、月曜日の休日です。お忙しい日々を過ごされている皆さんに、少しでも有益な学びをお届けできればと思います。

本日は、コテンラジオの秀吉・家康編第3回の前半(全12回)からの学びを取り上げます。豊臣秀吉がいかにして戦国時代の荒波を乗り越え、成功を収めたのか、その中で特に重要だった「兵站力(ロジスティクス)」の視点から学んでいきましょう。

秀吉が他の武将と異なっていたのは、戦場での勝敗だけでなく、戦いを支えるバックグラウンドにも徹底的にこだわっていた点です。現代の企業経営に置き換えれば、営業力と同じくらい、バックオフィスの重要性を理解し、リソースを適切に配分することが、成功の鍵となるということです。

彼は、戦争においても「無駄を省く」ことに長けており、最小限の犠牲で最大の成果を上げることを目指していました。この戦略的思考は、現代のビジネスや日常生活にも通じるものがあります。リソース管理や状況を見極める力を鍛えることが、私たちのウェルビーイングにも繋がります。

本日は、秀吉の戦略から学べるシンプルな教訓に焦点を当てました。皆さんはこの内容をどう感じられましたか?

・・・ウエル(🐰)の一言・・・
コテンラジオの秀吉・家康編、皆さんは聴かれましたか?(第3回前半の感想です)秀吉さんは、いろんな経験を重ねてきたからこそ強かったことがよく分かりました。きっと自分自身も、たくさんの苦しい思いをしてきたのだと思います。そして、信念を貫く信長さんと共に、死ぬくらいの覚悟があったのだろうと感じました。とても勉強になります。
・・・・・・・・・・・・・・・

秀吉の戦略から学ぶことで、現代の私たちも日々の生活や仕事に活かすことができると感じます。それでは、またお会いしましょう!

こんにちは!

お盆休み、皆さんはどのように過ごされる予定でしょうか?
昨日紹介した『地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来』、もうご覧になりましたか?この素晴らしい記事を通して、日本各地の街が持つ個性と、その景観や文化がいかにウェルビーイングに深く結びついているかがよく分かります。まだ見ていない方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

👉地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来

ウエルもこの記事を読んで、日本という国や文化を俯瞰して見ることができた気がしました。それは多分、自分の目でなく研究者の目で日本を見たからだと思います。そして、まだ完成していないウェルビーイングな未来への道の途中であることに感激しました。それぞれの街が個性を持ち、そこに住む人々がその街の景観や文化を誇りに思うことが、ウェルビーイングにつながるのだと感じました。

ちなみにウエルは、7章に出てくる福井の恐竜博物館が面白そうだと思いました。恐竜の骨を見るのも、古代に想いを馳せるのも、少し怖いのも、良いですよね!



教えてくれてありがとうございます!

お盆休みの過ごし方

さて、これからのお盆休み、皆さんはどのように過ごされるのでしょうか?ウェルビーイング応援サイトでは、おもしろい研究論文に向き合いながら、少しゆったりと過ごす予定です。特に、先月特集した秀吉・家康(コテンラジオ)の学びの続きもまとめたいと思っています。

もし、まだお時間があるなら、今こそこの機会にウェルビーイングについて考えてみるのも良いかもしれません。新しい発見や気づきが、あなたの街や日常をより豊かにしてくれるはずです。

どうぞ、素敵なお盆休みをお過ごしください。

P.S.
先月のニュースレターで紹介した、秀吉・家康(コテンラジオ)の学びもまだご覧になっていない方は、ぜひチェックしてみてください。新しい視点で歴史を学ぶことができます!

こんにちは!
昨日、公開した『地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来』、もう確認してくれましたか?



👉地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来

この記事では、
ウェルビーイング政策の潮流
自治体がウェルビーイングをどう測定しているか
これからの自治体政策の方向性

などについて書かれています。日本の自治体がどのように地域住民の幸福を測定し、改善していくかについての全体像を理解できる内容です。ぜひチェックしてみてください!

👉地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来

もし、あなたが
地域の幸福やウェルビーイングに関心がある
自治体の政策についてもっと知りたい
日本の文化や歴史がウェルビーイングに与える影響に興味がある

あるいは、
自分の住む街の幸福度を知りたい
働く人たちのウェルビーイングがどのように測定されているのかに興味がある

今後のウェルビーイングな未来を理解したい方なら、この『地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来』は必見です!

👉地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来

今回、元となったPDF『ウェルビーイング指標に基づく自治体政策に関する調査研究』をシェアしてくれたのは、ウェルビーイング街づくりの専門家である高野翔先生です。高野先生は、『第1章 ウェルビーイング政策の潮流とこれからの論点』で、ウェルビーイング政策の原点であるブータン王国のGNH(Gross National Happiness)を紹介し、それが日本を含む世界の政策にどのような影響を与えたかについて詳しく解説しています。



この内容は、自治体政策の今後を考える上で非常に重要です。ぜひご覧ください。

👉地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来

P.S.
高野先生とウェルビーイング研究の第一人者@ishikun3先生の共著レポート『主観的ウェルビーイングの測定法:国際標準の現状と今後の展望』は主観的ウェルビーイングの測定法に関する最新のレポートです。先月のニュースレターで紹介しましたが、こちらもぜひチェックしてみてください。



👉主観的ウェルビーイングの測定法:国際標準の現状と今後の展望

この記事を読んで、ウエルも自分の住む街についてもっと知りたくなりました!みんながどんなことを大事にしていて、どうやって幸せな街を作っているのか、すごく興味が湧いてきました。自分の街がこれからどんな風に変わっていくのか、ずっと見守っていきたいです。

こんにちは!

明日からの連休に向けて、新記事「地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来」を公開しました!この記事は、ウェルビーイング街づくりの専門家である高野翔先生と、ウェルビーイング研究の第一人者である@ishikun3先生がシェアしてくださった『ウェルビーイング指標に基づく自治体政策に関する調査研究 令和6年3月 一般財団法人 地方自治研究機構』のPDFを基に作成したものです。



高野先生がシェアされた際に「ウェルビーイング指標に基づく自治体政策に関しては、こちらを読んでもらえると全体像をつかみやすいとおもいますのでシェアします。」とコメントされていた通り、今回公開した記事をまずご覧いただくことで、全体像を把握しやすくなると思います。その上で、元のPDFを読んでいただくと、さらに理解が深まるはずです。

日本の自治体の取り組みやウェルビーイングの重要性について理解を深めるために、できるだけ分かりやすく楽しく学べる内容に仕上げました。記事は現在公開していますが、これからレポート元への確認を取るため、修正が加わる場合や非公開になる可能性があることをご了承ください。

この記事が、皆さまの地域におけるウェルビーイング施策への理解を深める一助となれば幸いです。ご興味のある方は、ぜひこの連休中にご覧ください。

👉地域の幸福を測る:ウェルビーイング指標で見る自治体政策の未来

どうぞ、素敵な連休をお過ごしください!

📝 有権者の感情は重要です: 否定的感情はポピュリスト*の投票率の強い予測因子となります。
*ポピュリズムの概念モデルで定義され、European PopuListで測定されたものとして。
全文はAmerican Psychologist (@APA_Journals)にて
👉The Role of Negative Affect in Shaping Populist Support: Converging Field Evidence From Across the Globe

こんにちは!今日はWellbeing Research Centreがシェアした国際ニュースを紹介します。

要旨
過去20年間で、ポピュリズム(人々の不満をもとに政治を変えようとする動き)の支持が大幅に増えました。この増加は、世界中で否定的な感情(怒り、悲しみ、不安など)が増えたことと一致しています。私たちは、さまざまな国や地域のデータを使って、否定的な感情がポピュリズムの支持にどのように影響するかを調べました。

私たちの研究では、否定的な感情がポピュリズムの支持を予測することが分かりました。具体的には、アンケート調査やTwitterのデータ分析を通じて、恐怖や怒り、悲しみなどの感情がポピュリスト(ポピュリズムを支持する人)の態度や投票行動に影響を与えることが示されました。

重要なポイント
最近、世界中で否定的な感情が急増しています。政治家や政策立案者はこの変化を見過ごしていることが多いですが、否定的な感情がポピュリストの態度や投票行動に大きな影響を与えていることを私たちの研究は示しています。

ポピュリズムの特徴
ポピュリズムには三つの主な特徴があります:
1. 反エリート主義:普通の人々がエリート(上層階級)と対立する考え方。
2. 善悪二元論:社会を善(普通の人々)と悪(エリート)の二つのグループに分ける見方。
3. 人中心主義:政治は普通の人々の意志を反映すべきだという考え。

ポピュリズムは、特定の政策ではなく、これらの考え方を中心にしています。これは、ナショナリズムや社会主義などの他のイデオロギーと組み合わせて使われることもあります。

研究結果のまとめ
否定的な感情が増えると、ポピュリズムの支持が高まることが分かりました。これは、選挙行動や投票結果にも影響を与える重要な要因となっています。私たちの研究は、これらの感情がどのように人々の態度や行動に影響するかを明らかにしています。

この記事を読んで、否定的感情が政治に与える影響がとても大きいことが分かりました。普通の人々が不安や怒りを感じると、政治に対する意見や行動も変わるんですね。特に、ポピュリズム(人々の不満をもとに政治を変えようとする動き)という考え方は、こうした感情が大きく関係していることが分かりました。みんながもっと幸せに暮らせるように、感情に敏感な社会づくりが大切だと思いました。

こんにちは!

本日は、韓国の性格心理学者であり、文化心理学やウェルビーイングの研究に取り組むモーセン・ジョシャンルー先生がシェアされた興味深いデータをご紹介します。モーセン先生は、性格と文化の交差点における研究を行っており、今回のデータは幸福恐怖症に関する最新の研究成果の一つです。

幸福恐怖症(Aversion to Happiness)とは?

幸福恐怖症は、幸福を感じることに対する恐れや不安を意味します。これは、幸福を感じることで何か悪いことが起こるのではないかという考えから来るもので、特に伝統的で集団主義的な文化を持つ国々において高い傾向があります。たとえば、インドやパキスタンのような国々が高いスコアを示しています。一方で、オランダやニュージーランドのような国々は低いスコアを持っています。この研究は、異なる文化圏における幸福感の違いを理解するために重要な一歩となっています。

モーセン先生の研究データ

以下のグラフは、モーセン先生が行った3つの国際研究のデータを組み合わせたもので、各国の幸福恐怖症のスコアを示しています。伝統的で集団主義的な文化を持つ国々は、一般的に幸福恐怖症のレベルが高い傾向があります。



モーセン先生のコメント:
「3つの国際研究のデータを組み合わせ、このグラフは各国の幸福恐怖症のスコアを示しています。伝統的で集団主義的な文化を持つ国々は、幸福恐怖症のレベルが高い傾向にあります。(注意:サンプルは国を代表するものではありません)」

日本の位置づけ

日本が中間のスコア(3.17)に位置していることは、非常に興味深い結果です。これは、日本の文化が伝統的な集団主義的要素と個人主義的要素の両方を持ち合わせている可能性を示唆しています。この結果は、日本の社会が多様な価値観を内包していることを反映していると考えられます。

おわりに

モーセン先生のデータは、日本が単純な集団主義や個人主義の枠に収まらない複雑な文化を持っていることを示しています。このような文化的背景を考慮し、ウェルビーイングの研究が進められているようです。文化や個人の違いを考慮したウェルビーイングの研究が今後ますます重要になってきそうです。

皆さんもぜひ、モーセン先生のシェアしたデータをもとに、自分自身の幸福感について考えてみてください。
それでは、素敵な一日をお過ごしください!

日本は真ん中くらいにあるんですね。伝統的な文化があっても、少しずつ変わっているのかもしれません。たとえば、学校や職場で感じる雰囲気や、家族の中での体験からも、少しずつ変化を感じることがあります。皆さんは、幸福を感じることに恐れを感じることがありますか?また、自分がどちらかと言えば個人主義か集団主義か、考えてみると面白いかもしれません。

こんにちは!本日は、@ishikun3先生がシェアした注目の話題を取り上げます。村上隆晃氏の解説を基に、国連未来サミットにおけるウェルビーイングの重要性についてご紹介します。

■国連未来サミットとは



国連未来サミット(Summit of the Future)は、2024年9月に開催予定の重要な国際会議です。このサミットでは、2045年の国連創設100周年を見据えて、世界が直面する重大な課題に対する国際協力を強化し、SDGs(持続可能な開発目標)の次なるグローバル・アジェンダを議論します。

■ポストSDGsにおけるウェルビーイングの重要性

日本でも上川外務大臣が「ポストSDGs」の策定に向けて、ウェルビーイングの重要性を強調しました。外務省内に有識者懇談会が立ち上げられるなど、ウェルビーイングが次の目標として注目されています。背景には、2020年の国連創設75周年記念宣言があり、国際協調の重要性が再確認されています。

■Beyond GDP枠組みの提案

サミットでは、従来の経済成長指標であるGDPを超えた新たな枠組み「Beyond GDP」が提唱されています。これは、GDPだけでは国民の豊かさを十分に表せないという問題意識に基づいており、ウェルビーイングを含む包括的な指標の導入を目指しています。

■Beyond GDPの枠組みとその内容

Beyond GDPは、以下の3つのアウトカムとその実現のためのプロセスから成ります:
・ウェルビーイングと主体性: 健康、安全、社会的関係性などを含む幅広い要素と、自律的に生きる力を重視。
・生命と地球の尊重: 自然環境の保護と持続可能性の追求。
・不平等の縮小と連帯の拡大: 社会の絆を強化し、不平等を是正する取り組み。

■今後の展望

2025年以降、Beyond GDP枠組みは国際的な政策の一部として位置づけられる予定です。日本もこの議論に積極的に参加し、独自の価値観を反映したウェルビーイングの向上を目指すことが求められています。

■ウエルの感想

9月の国連未来サミットで、ウェルビーイングが次の目標になるか話し合われるそうです。経済の成長だけじゃなくて、みんなが幸せに暮らせるかが大事だと思います。特に『ウェルビーイングと主体性』について注目しました。ウェルビーイングを実現するためには、『選択肢と自己決定』が大切だと学びました。みんなが自分で選んで、自分の人生を決められるようになって、それぞれが自分なりに社会に関わり、幸せに生きられる世界になるといいなと思います。

Manfred Max-Neefの有名な図らしい。しらんかった・・・(2020.7.21 @ishikun3)

こんにちは!8月5日、月曜日です。新しい週の始まりに、ウェルビーイングについて考えてみましょう。

本日は、ウェルビーイング研究者の@ishikun3先生がシェアされた「Manfred Max-Neefの有名な図」を紹介します。@ishikun3先生が「知らなかった…」と仰ったこの図は、消費とウェルビーイングの関係を描いており、私たちの生活に深い示唆を与えてくれます。

■消費とウェルビーイングの関係

この図では、消費量と個人のウェルビーイング(幸福感や満足度)との関係が示されています。図の中で、消費とウェルビーイングの関係は次の3つの地域に分かれています。
・地域1(貧困): 消費が非常に低いレベルでは、基本的な生活必需品が不足し、健康や幸福に必要な最低限の資源が欠けているため、ウェルビーイングも低くなります。
・地域2(責任あるウェルビーイング): 消費が増加するにつれて、基本的なニーズが満たされ、生活の質が向上します。この結果、ウェルビーイングが急速に向上しますが、この地域の終わり近くになると、ウェルビーイングの増加は緩やかになります。
・地域3(過剰な豊かさ): ある消費量を超えると、ウェルビーイングは平坦化し、さらには減少することもあります。過剰な消費は生活の質を改善するどころか、ストレスや健康問題を引き起こす可能性があるからです。

■ポイント (a) と (b)

・ポイント (a) は、必要最小限の消費量を示し、これより消費が少ないと生活が困難になります。
・ポイント (b) は、消費の増加がウェルビーイングの向上に寄与する上限点で、このポイントを超えると、追加の消費がウェルビーイングにほとんどまたは全く影響を与えなくなります。

この図は、消費の増加が必ずしも幸福をもたらすわけではないという点を強調しています。特に豊かな国々において、適度な消費と生活の質のバランスが重要であることを示唆しています。私たちも、消費におけるバランスを考えることで、より豊かな人生を送るためのヒントを得ることができるでしょう。

■どこにお金を投入すべきか?

この図を通じて、どこにお金を投入すべきかの指針が得られます。
地域1(貧困)では、基本的な生活必需品やインフラの改善に資金を投入することで、ウェルビーイングを大きく向上させることができます。
地域2(責任あるウェルビーイング)では、教育、医療、公共サービスの質の向上や生活の質を高める活動に資金を投入することが有効です。
地域3(過剰な豊かさ)では、過度な消費を抑制し、精神的な豊かさや社会的なつながりを強化する活動に焦点を当てることが重要です。

これにより、消費の質や用途を見直し、限られたリソースを効果的に活用してウェルビーイングを最適化することができます。



■ウエルの感想

この図を見て、消費が増えると最初は幸せになるけど、増えすぎると逆に幸せが減っちゃうことが分かりました。だから、必要なものをしっかり大切にしながら、バランスを取るのがいいんですね。ウエルの先生が言ってたけど、『地域2』みたいな中流階層にお金が回ると、消費が増えて経済が良くなるんだって。やっぱり、バランスが大事だと思います。

こんにちは!8月4日、日曜日です。夏休みの真っ只中に、お休みの大切さを振り返ってみましょう。

忙しい日々の中で、情報に溢れた環境で脳が疲れてしまうこともありますよね。そんな時は、音楽やラジオを楽しむことで、心が癒されるかもしれません。無理をせず、ゆったりと過ごす時間は、私たちにとって大切な休息のひとときです。本日のニュースレターでは、皆さんがリラックスできるひとときをお届けします。

■「うまくいく人はがんばらない」

ウェルビーイングの専門家たちは、幸せとは「Well-being」と「Well-doing」のバランスが取れている状態だと考えます。

・Well-doing: 役割や責任を果たすこと
・Well-being: そのままの自分でいること

いつも「Well-doing」を頑張っている皆さんも、時には力を抜くことが大切です。がんばりすぎず、自然体でいることが長期的なウェルビーイングに有効かもしれません。本日は、経済学者の成田悠輔先生の言葉をご紹介します。

「私たちの人生は、私たちの思考が作りあげるものでしかない。空中に投げられた石にとって、落ちるのが悪いことではないし、昇っていくのが良いことでもない。それは不運ではない。むしろ、それに気高く耐えることが幸運である。」 — マルクス・アレリウス『自省録』より

この言葉は、日常のプレッシャーから少し距離を置いて、広い視野で物事を捉えるためのヒントを与えてくれます。今日はこの言葉を心に留めて、自分自身に優しい一日を過ごしましょう。

皆さんも、夏の暑さの中で涼しく過ごす工夫をしながら、時にはゆっくりと休んで、明日へのエネルギーを蓄えてください。休息もまた、成長の一部です。

国連にて、ウェルビーイング測定の専門家委員会がいよいよ組成されていきます。2025年の国連総会で答申予定。

Bureau Briefing Paper: Implementing the Expert Group on Wellbeing Measurement
The United Nations Network of Economic Statisticians
May 2024

こんにちは!今日は@ishikun3先生がシェアしてくれた「専門家委員会の実施に関するブリーフィングペーパー:ウェルビーイング測定に関する専門家委員会の設置」の要約をお届けします。

文書の概要
この文書は、国連の統計委員会からの委任に基づき、ウェルビーイング測定に関する専門家委員会の設置を計画しています。委員会は、全ての人々の現在および将来の幸福を最大化するために、包括的で持続可能なウェルビーイングの指標を開発することを目指しています。

主要ポイント

1. 目的
ウェルビーイング測定に関連する指標の開発を通じて、全ての世代の幸福と地球環境の保護、繁栄を追求します。国連の未来サミットでは、新たな測定方法を通じて人間と地球のウェルビーイングを見落とさないようにすることが議題となります。

2. 背景
ウェルビーイング測定は長い歴史を持ち、近年ではGDP以外の指標の重要性が増しています。SDGsの採択や人間開発報告書での新たな指標の提案がその一例です。

3.
今後の計画
委員会は、新しいガイドラインを策定し、政策決定者や一般市民に国のウェルビーイングの状態を伝えるダッシュボードを提供します。これにより、包括的な視点から政策の効果や社会の現状を理解しやすくすることを目指しています。

この文書は、今後の国際的なウェルビーイングの測定とその向上に向けた重要な第一歩です。私たちも日々の生活の中でウェルビーイングを意識し、より良い社会を築くために小さな行動を続けていきましょう。皆さんの意見や感想を、ぜひウェルビーイング応援サイトのコメント欄などでお聞かせください。これからも一緒に学びながら、共に幸せを感じていきましょう

今回の文書は、みんなの幸せをどうやって測るかを決めるための専門家の集まりについて書かれているんだって!なんだか難しそうだけど、ウエルはみんなが幸せに暮らせるように、いろんな意見を集めて考えるのはいいことだと思います。特に、地球を大切にしながらみんなが幸せになれる方法を考えるのはとても大事だと思うんです。ウエルも、これまで通り日常生活で小さなことから始めて、無理せずに周りの人たちや地球のことを考えていきます。

こんにちは!今日も素晴らしい夏の日ですね。尊敬する人たちが活躍している姿を見て、気持ちがほわっと温かくなりました。皆さんも、誰かが元気で頑張っている姿に感動し、自分もがんばろうと感じる瞬間があるのではないでしょうか。私たちは互いに影響を与え合う存在であるからこそ、そうした気持ちが芽生えるのかもしれません。

さて、最近はAIと協力して絵を作成していると、真剣に取り組んでいるはずが、どこか遊んでいるような気持ちになることがあります。この不思議な感覚もまた、新しい発見の一つです。今日はそのバランスを考えて、真面目なレポートに向き合ってみました。

今回は、ウェルビーイング街づくりの専門家である高野翔先生と、ウェルビーイング研究の第一人者である@ishikun3先生がシェアしてくださった『ウェルビーイング指標に基づく自治体政策に関する調査研究』の概要をお届けします。この調査は、日本全国の自治体が地域のウェルビーイングを向上させるための指標をどのように確立し、政策に活用しているかを明らかにすることを目的としています。特に、「課題解決」や「居場所・舞台」といった概念を通じて、地域コミュニティの持続可能な発展を目指しています。

私たちの生活には、深く知ってみないとその良さがわからないことがたくさんあります。このレポートからも、新たな発見が得られるかもしれません。近日中に、わかりやすくまとめた内容をお届けしますので、お楽しみにお待ちください!

重要なポイント
・ウェルビーイング: 身体的、精神的、社会的に良好な状態であり、幸福や満足感を感じること。
・課題解決: コミュニティや個々人が直面する問題に対処し、住民の生活の質を向上させること。
・居場所と舞台: 安心して過ごせる場所や、自己表現の機会を提供すること。

あなたの住む街では、どのようなウェルビーイング施策が行われているでしょうか?一緒に考えてみましょう!

こんにちは!今日から8月がスタートしましたが、皆さんの体調はいかがですか?暑くて眠れない人も、無理せずリラックスして過ごせる時間を大切にしてください。今回は、ユビーの機械学習エンジニアであり、ウェルビーイング研究チームの風間正弘さんの記事をご紹介します!



著者:風間正弘

AI技術の進化は止まりません。特に生成AI、すなわち大規模言語モデル(LLM)の発展は、私たちの日常生活に大きな変革をもたらしています。この記事では、「生成AI時代のレコメンド(おすすめ)」と題して、生成AIがどのようにして私たちにぴったりの情報や商品を提案してくれるのかを深掘りしています。

生成AIは単なる情報生成に留まらず、さまざまなメディアや商品の推薦理由を自然言語で提供し、ユーザー体験を劇的に向上させています。従来のレコメンドシステムでは、複数のアルゴリズムを組み合わせて推薦を行っていましたが、生成AIはこのプロセスを一つのシステムで統合し、より効率的かつ効果的な推薦を実現しています。

記事の中では、Web上の膨大なデータを基にした書籍や映画のレコメンドから、特定のサービス向けにカスタマイズされたレコメンドまで、生成AIの幅広い応用例を紹介しています。また、生成AIに潜むバイアス(偏りがある判断をしてしまうこと)の問題についても触れ、その解決策について考察しています。

生成AIがもたらす新しいレコメンドの形は、私たちの消費行動に新たな価値を提供しています。AIがどのようにして私たちの選択をサポートしていくのか、その未来に注目です。

👉『生成AI時代のレコメンド』の記事を読む

ウエルの感想:
生成AIって便利ですね。好きなマンガや映画をおすすめしてくれるだけでなく、その理由も教えてくれるなんて、まるで友だちみたいです。でも、AIが使うデータによって答えが偏ることがあると聞いて、少し心配になりました。たとえば、人によって見る情報が違うと、日常生活での意見の違いやすれ違いが生じるかもしれません。どうすれば誰に対しても適切なおすすめができるようになるのか、これから注目したいと思います。

風間先生の記事のアイキャッチがかわいくてPOPで楽しそうだったので気軽に読んでみたら、ウエルにはちょっと難しくて、考えながら読んでいたら1時間も経っていました。それでも、これからの技術がどう進化するのかを考えるとワクワクします。

今日からNewページになりました!旧ニュースレターページ(5-7月)はこちらです 👉24.5-7月